スポンサーリンク

三浦半島という生態系や文化圏

2021年3月末にサイトをオープンしてから4か月がたちました。記事の数は増えてきましたが、まだまだ十分ではありません。もし、ひとつの完成形があるとしたら、現在は5%くらいの出来でしょうか。

ここでは、当サイトのコンセプトと言いますか、目指す姿の予告を少しだけさせてください。

三浦半島にはいくつかの自治体が存在します。現在の行政区画は、明治の大合併を経て、戦後に確定したものです。それ以前は、三浦郡(現在の横須賀市、逗子市、三浦市、葉山町)の全域と、鎌倉郡と久良岐郡の一部でした。
さらに時代をさかのぼった明治以前は相模国の一部で、中世は主に三浦氏または北条氏が支配していた地域でした。

さまざまな歴史的な背景があって現在の行政区画が存在するわけですが、私たちの暮らしの根源である自然環境や文化は、まさに「三浦半島」という共通の生態系であり文化圏にあります。

2021年、コロナ禍で迎えた二度目の夏は、三浦半島の各自治体によって海水浴場開設の対応状況が分かれました。鎌倉市では当初から開設を断念して、それ以外の自治体は開設に踏み切りました。(当サイトでも海水浴関連の特集記事を準備していましたが、公開を断念しました)
8月2日から緊急事態宣言が神奈川県に出されると、同日から逗子市が、4日からは葉山町が、海水浴場の休場を決めました。これに少し遅れて、8月7日から横浜市が、8日からは三浦市が、9日から横須賀市と、雪崩を打つように休場を決めました。
横須賀市と三浦市の市境にある和田・長浜海水浴場などは、一つの海岸が半分ずつ目に見えない境界線で区切られているわけですが、各自治体で海水浴場休場の決定日が異なっていて、現場はきっと混乱していたことでしょう。

各海水浴場や自治体ごとにステークホルダーがいて、それぞれに事情があるのだとは思いますが、理想を言えば、三浦半島エリア一律で決めてもらうべきでしょう。
そのようにしなければ、単に分かりにくいということに加えて、開場している海水浴場に人が流れてくることは目に見えていますので、結果として制限する効果が薄れてしまうことになります。

当サイト「三浦半島日和」では、このような自治体の壁をなるべく取り払って、「三浦半島」という共通の生態系であり文化圏での暮らしを豊かにする情報を提供していきたいと考えています。

error: 申し訳ありません。コピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました