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米海軍横須賀基地(ベース)| 一般開放時に異国の文化を楽しめる日本に隣接したアメリカ

米海軍横須賀基地・マクドナルド横須賀基地店(撮影日:2022.10.16) 横須賀
米海軍横須賀基地・マクドナルド横須賀基地店(撮影日:2022.10.16)
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米海軍横須賀基地は、在日米海軍司令部が置かれる基地です。通称「ベース」と呼ばれています。
アメリカ海軍第7艦隊・旗艦(司令部)揚陸指揮艦「ブルー・リッジ」が母港とする他、原子力航空母艦「ロナルド・レーガン」も事実上の母港としています。

米海軍横須賀基地は、例年、年に数回、下記イベント開催時に一般開放される他、年に4回、「日米親善ベース歴史ツアー」が開催されています。一般開放時は、空母などの艦船の見学ができる場合もあります。

※施設の特性上、さまざまな事情により、中止となる場合もあります。

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米海軍横須賀基地の主なイベント

開催時期イベント名一般開放の有無
3月下旬
(桜の開花時期)
日米親善よこすかスプリングフェスタ
2024年は3/23(土)に事前登録制で開催。
一般開放あり
7月4日
(アメリカ独立記念日)
独立記念日花火大会
【参考】2023三浦半島 鎌倉・逗子・葉山・三浦・横須賀・横浜金沢の花火大会
一般開放なし
10月中旬ヨコスカフレンドシップデー
例年「よこすか開国花火大会」と同日開催。
2023年も「よこすか開国花火大会」と同日の10月15日(日)に開催予定です。
一般開放あり
10月下旬よこすかみこしパレード
2023年のパレードは、米海軍横須賀基地へ入場しないコースに変更。
一般開放なし
年に4回程度日米親善ベース歴史ツアー
横須賀市観光協会主催の米海軍横須賀基地見学ツアー。
事前申込制
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米海軍横須賀基地の歴史

米海軍横須賀基地・横須賀本港に停泊する艦船(撮影日:2022.08.10)
米海軍横須賀基地・横須賀本港に停泊する艦船(撮影日:2022.08.10)

米海軍横須賀基地は、第二次世界大戦の終戦までは、旧日本海軍が横須賀海軍工廠よこすかかいぐんこうしょうとして使用していた場所にあります。
横須賀海軍工廠は、幕末にフランス人技師・ヴェルニーらを招いて江戸幕府によって建設が開始された、横須賀製鉄所を源流とする造船所です。明治維新後は横須賀造船所と名前を変え、1903年(明治36年)には旧日本海軍・横須賀鎮守府直轄の横須賀海軍工廠となりました。

米海軍横須賀基地では、横須賀海軍工廠時代からの施設を受け継いで利用していて、幕末に建設された日本最古級のドックも現役で使用されています。また、旧横須賀鎮守府庁舎在日米海軍司令部庁舎として使用されています。
米海軍横須賀基地のドックや対潜センターなどの一部施設は、日米地位協定によって、海上自衛隊住友重機械工業が共同使用しています。

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2万人以上が暮らす日本に隣接したアメリカ

米海軍横須賀基地・クレメント通りの桜並木(撮影日:2019.04.06)
米海軍横須賀基地・クレメント通りの桜並木(撮影日:2019.04.06)

米海軍横須賀基地内には、軍事施設の他にも、住宅や学校、病院、野球場に映画館など、「まち」としての機能が一通りそろっていて、2万人以上の米海軍関係者とその家族が暮らしています。
基地内の標識などは英語表記、通貨は基本的にアメリカドル(日本円が利用できる施設も多い)となっていて、言うなれば、日本に隣接したアメリカです。「異国情緒」ではなく、完全に「異国」です。
年に数回、イベントで基地が一般開放される際には、基地外からの一般客も飲食店などの一部施設が利用でき、アメリカのマクドナルドのメニューがたのしめたりもします。

米海軍横須賀基地・マクドナルド横須賀基地店のメニュー(撮影日:2023.03.25)
米海軍横須賀基地・マクドナルド横須賀基地店のメニュー(撮影日:2023.03.25)

アメリカ独立記念日 / Happy Independence Day

米海軍横須賀基地独立記念日花火大会-1(撮影日:2023.07.04)
米海軍横須賀基地独立記念日花火大会-1(撮影日:2023.07.04)

米海軍横須賀基地では、毎年、アメリカ独立記念日の7月4日には、祝賀会などのお祭りが行われます。基地の一般開放は行われませんが、夜に開催される独立記念日を祝う花火大会は、基地の周辺からも見ることができます。

米海軍横須賀基地独立記念日花火大会-4(撮影日:2023.07.04)
米海軍横須賀基地独立記念日花火大会-2(撮影日:2023.07.04)

野球場 / Berkey Main Softball Field

米海軍横須賀基地・基地内の野球場(撮影日:2022.10.16)
米海軍横須賀基地・野球場(Berkey Main Softball Field)(撮影日:2022.10.16)

ボウリング場 / MWR Bowling Center

米海軍横須賀基地・ボウリング場(MWR-Bowling-Center)(撮影日:2023.03.25)
米海軍横須賀基地・ボウリング場(MWR-Bowling-Center)(撮影日:2023.03.25)

映画館 / Benny Decker Theater

米海軍横須賀基地・映画館(Benny Decker Theater)(撮影日:2022.10.16)
米海軍横須賀基地・映画館(Benny Decker Theater)(撮影日:2022.10.16)

フードコート

米海軍横須賀基地・フードコート(撮影日:2023.03.25)
米海軍横須賀基地・フードコート(撮影日:2023.03.25)

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米海軍横須賀基地のゲート

米海軍横須賀基地には複数のゲートが設けられています。これらは、それぞれ利用用途が異なります。
米海軍横須賀基地基地一般開放のイベント時に利用されることが多いのが、通称「三笠公園内ゲート(Mikasa Park Gate)」です。通常時は利用されていませんが、三笠公園のもっとも奥に位置しているため、行列が発生しても市街地へあふれることなく公園内で完結できるためと見られます。神奈川歯科大学の隣りには通称「三笠ゲート(Womble Gate)」と呼ばれるゲートもありますが、「三笠公園内ゲート」とは別の場所ですのでご注意ください。

米海軍横須賀基地の「メインゲート(Main Gate / Carney Gate)」は、国道16号に面しています。国道16号を挟んだ反対側には、日本の戦後ジャズ発祥の地スカジャン発祥の地として知られているドブ板通りがあります。かつてのドブ板通りは、米海軍兵士御用達の繁華街で、一般の日本人は近寄りがたい雰囲気がありましたが、現在は横須賀でも有数の観光地となっています。

また、これらの他に、COASKAベイサイドストアーズの横には、徒歩での通用門として利用されている、通称「イオンゲート」や「ダイエーゲート」などと呼ばれているゲートがあります。

三笠公園内ゲート / Mikasa Park Gate

米海軍横須賀基地・三笠公園内ゲート - Mikasa Park Gate(撮影日:2022.09.14)
米海軍横須賀基地・三笠公園内ゲート – Mikasa Park Gate(撮影日:2022.09.14)

三笠ゲート / Womble Gate

米海軍横須賀基地・三笠ゲート - Womble Gate(撮影日:2022.09.14)
米海軍横須賀基地・三笠ゲート – Womble Gate(撮影日:2022.09.14)

メインゲート / MainGate (CarneyGate)

米海軍横須賀基地・メインゲート - MainGate(CarneyGate)(撮影日:2022.09.14)
米海軍横須賀基地・メインゲート – MainGate(CarneyGate)(撮影日:2022.09.14)
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米海軍横須賀基地(ベース)の外側からの眺望スポット

米海軍横須賀基地(ベース)は、横須賀市街地に隣接しているため、中の雰囲気を外側から眺めることができるスポットがあります。ヴェルニー公園からはドライドック周辺を、三笠公園横須賀新港・東京九州フェリー横須賀フェリーターミナルからは居住区周辺を遠望することができます。
この他、COASKAベイサイドストアーズ横の汐入桟橋から発着している観光船「YOKOSUKA軍港めぐり」では、ガイドによる生解説付きで、横須賀本港に停泊する米海軍横須賀基地の艦船や陸上からは見ることができない基地施設を、海上から見学することができます。

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DATA

住所 横須賀市本町、稲岡町、楠ヶ浦町、泊町
アクセス
行き方

三笠公園内ゲート / Mikasa Park Gate(三笠公園の一番奥)まで
京急線「横須賀中央駅」より徒歩約20分

三笠ゲート / Womble Gate まで
京急線「横須賀中央駅」より徒歩約10分

メインゲート / Main Gate (Carney Gate) まで
京急線「汐入駅」より徒歩約7分、「横須賀中央駅」より徒歩約10分
JR横須賀線「横須賀駅」より徒歩約15分

営業時間

※通常非公開
例年、年に数回、下記イベント開催時に一般開放されます。
3月下旬:「日米親善よこすかスプリングフェスタ」(桜の開花時期に開催)
8月上旬:「ヨコスカフレンドシップデー」(「よこすか開国祭」と同日開催)
10月下旬:「よこすかみこしパレード」(2023年のパレードは、米海軍横須賀基地へ入場しないコースに変更)
※施設の特性上、さまざまな事情により、中止となる場合もあります。

電話番号 046-816-1110
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