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観光のためのガイドブックではありません

前回の記事では、「三浦半島」という共通の生態系であり文化圏での暮らしを豊かにする情報を提供していきたい、と書きました。

当サイト「三浦半島日和」は、観光のためのガイドブックではありません。ですので、必要以上に魅力を盛って伝えるようなことや、流行りのモノやコト、グルメなどに便乗するようなことは控えていくつもりです。三浦半島の普遍的な魅力を、できるだけ、ありのままの姿を伝えるように心がけています。
結果的にそれを魅力的に思って、観光に訪れていただいたり、移住を考えてくれるような人がいたら、それはとてもうれしいことです。

当サイトの読者のメインターゲットと考えているのは、三浦半島が暮らしの一部となっている方々です。
三浦半島にもともと住んでいる人たちはもちろんのこと、新しく移住して来た人たち、通勤・通学で通っている人たちなどです。三浦半島になんらかのルーツを持っている人たちも含めたいです。
近年、地方創生などで取り上げられる言葉でいえば、「定住人口」と「関係人口」がこれに当たるかと思います。

これには、次のような理由があります。

対外的に見ても魅力的な地域というのは、必ず、そこで暮らしている人たちが地元を愛しているものです。逆に言えば、そのような人たちが増えればより魅力的な地域になると考えています。
地元を愛している人たちの中には、その魅力を自ら外部に発信する人たちも出てくるでしょう。情報や広告にあふれたネット社会では、実際にその場所に暮らしている個人が発信するリアルな口コミこそ、信頼されるものです。

しかし、三浦半島は横浜や東京という大都市が身近にあるため、生活の利便性を比較して、下に見られがちです。これは、とくに、三浦半島で暮らしている人にこそ多い感覚だと思います。若い時から、買い物をするのも遊びに行くのも横浜や東京ということが多い分、地元の本当の魅力に気づいていない人が多いと思います。

当サイトが、三浦半島が暮らしの一部となっている人たちにとって、三浦半島の歴史や文化、地理などをより深く知る手助けとなるようなものになって、今度はその魅力を自ら発信していってもらえるようになるとうれしいです。

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