鶴岡八幡宮とその周辺は、さまざまな種類の桜が見られる、鎌倉屈指のお花見スポットです。早咲きの玉縄桜、定番のソメイヨシノ、それより少し遅れて開花する桐ヶ谷といったように、開花する時期が桜の種類によって少しずつ違いますので、桜の開花リレーをたのしめる場所でもあります。
ある程度本数がそろっている種類の桜の中で、先頭をきって開花するのが、鎌倉産まれの玉縄桜です。玉縄桜は鎌倉の日比谷花壇大船フラワーセンター(神奈川県立大船フラワーセンター)原産の早咲きの桜で、見た目はソメイヨシノとよく似ています。例年、ソメイヨシノの開花より1か月~半月ほど早く見ごろを迎えます。
若宮大路の玉縄桜<見ごろ・八分咲き前後>

3月7日現在、若宮大路の玉縄桜は八分咲き前後で見ごろです。この先1週間くらいが見ごろのピークになりそうです。
若宮大路の玉縄桜は、鎌倉駅入口交差点左右の、両側の歩道で見ることができます。本数が多いわけではありませんが、早咲きの桜の定番となっている河津桜や、鶴岡八幡宮周辺で言えば、鎌倉を代表するお花見スポットである段葛のソメイヨシノの桜並木の見ごろ時期の合間に楽しめる、貴重な桜です。
観光客の人通りが多い鎌倉駅と二の鳥居の間にある玉縄桜より、地元民の行き来が多い鎌倉郵便局前の玉縄桜のほうが開花が進んでいてボリューミーです。いずれもまちの中心の人通りが多い場所ですので、足を止めて写真を撮る人の姿が多く見られました。
※このページの開花状況や今後の見通しは、公式発表のものではありません。すべて、「三浦半島日和」調べです。



鶴岡八幡宮境内の桜
鶴岡八幡宮の境内では、平家池のほとりで早咲きの桜が開花しはじめました。
