岩殿寺は、逗子・久木にある、奈良時代に創建された古刹です。源頼朝や北条政子、源実朝らも参詣したと伝わる由緒ある寺院で、坂東三十三観音第2番札所になっています。
山門の前や参道周辺など、岩殿寺の境内にはあじさいが多く見られ、「逗子のあじさい寺」といった風情があります。
鎌倉のすぐお隣りにありながら、鎌倉のあじさいの名所のように混雑することもありませんので、穴場のあじさい鑑賞スポットとしてもおすすめです。
※開花状況や今後の見通しは、公式発表のものではありません。すべて、「三浦半島日和」調べです。
ピークは過ぎているもののまだまだ見ごろ
6月27日現在の岩殿寺のあじさいの開花状況は、ピークは過ぎてきているものの、まだ見ごろは続いています。剪定もはじまっていましたので、早めの鑑賞がおすすめです。
岩殿寺境内のあじさいのほとんどが、紫色系です。山門前のあじさいはカラフルです。




泉鏡花ゆかりの岩殿寺
岩殿寺は、明治後期から昭和初期にかけて活躍した小説家・泉鏡花ゆかりの寺院でもあります。泉鏡花は3年ほど逗子に逗留していて、その際、たびたび、岩殿寺へも参拝していました。
岩殿寺には、山門の横に泉鏡花の句碑が建っています。また、観音堂の近くには、鏡花が寄進したという「鏡花の池」と名付けられた池があります。
