その広大な境内から考えれば本数は控えめですが、鶴岡八幡宮では梅の花もたのしめます。1月から2月にかけての鶴岡八幡宮を代表する花と言えば、神苑ぼたん庭園の正月ぼたんです。
その陰に隠れて見逃されがちですが、境内の所々で見られる梅の花も、花の少ないこの季節では良いアクセントになります。鎌倉最大の観光地・鶴岡八幡宮は、鎌倉有数の梅の穴場スポットと言えるような場所でもあります。
カバー写真は、源頼朝と実朝を祀る、境内社の白旗神社参道沿いの紅梅です。観光客の多くがたどる、二の鳥居⇒舞殿⇒大石段⇒本宮という鶴岡八幡宮の王道参拝ルートからは外れていることもあり、白旗神社周辺はいつでも比較的静かです。
そんな白旗神社の参道で可憐に咲く紅梅は、鶴岡八幡宮一番の梅のおすすめスポットです。

その他の鶴岡八幡宮の梅は、ほとんどが白梅です。神苑ぼたん庭園入口(流鏑馬馬場側)前や舞殿近くの参道沿い(社務所前)などで見られます。


境内各所の梅と神苑ぼたん庭園の正月ぼたんの見ごろがひと段落つくと、鶴岡八幡宮は桜の花でにぎやかになります。