県立観音崎公園の花の広場は、横須賀最大級の河津桜スポットです。絶対的な本数では三浦海岸エリアには及びませんが、県立観音崎公園の河津桜は広々とした芝生広場の一角に植栽されていますので、お花見客で身動きが取りづらくなるようなことは起きにくいです。河津桜スポットでは定番の、菜の花とのコラボもたのしめます。
県立観音崎公園・花の広場の河津桜は満開を過ぎてきていて、葉が目立つようになってきています。遠目から見ると複雑な色をしていて写真映えしませんが、近づいて見る分には、まだまだ河津桜らしさを楽しめます。
花が散ってから葉っぱが出てくるソメイヨシノと違って、満開前に葉が出はじめるのは、河津桜の特徴の一つです。三浦海岸の河津桜より見ごろになるのが早かった分、県立観音崎公園・花の広場のほうが葉の割合も多いです。
もともと県立観音崎公園・花の広場の河津桜は、その規模の割には訪れる人が少ない穴場的なお花見スポットですが、ピーク過ぎの今ならより一層、あまり他の人やグループを気にせずに楽しめると思います。
※このページの開花状況や今後の見通しは、公式発表のものではありません。すべて、「三浦半島日和」調べです。
※当サイトの河津桜の開花状況では、概ね、葉が出る前の見ごろを「八分咲き」(ほぼピンク一色)、葉が出はじめの見ごろを「満開」(ピンク色+少し緑色混じり)と表現しています。



菜の花や青空と相性バツグンの河津桜

満開を過ぎたとはいえ、ここに挙げた写真のように、少しアップ気味の構図をとれば、まだ十分キレイな姿を楽しめます。菜の花は変わらず見ごろですので、うまく菜の花の黄色を入れてあげると、良いカットを期待できるはずです。
それと、やはり河津桜のピンクは青空にとても映えます。空の広い県立観音崎公園・花の広場では、河津桜を見上げる構図も絵になります。今週末は日曜日に晴れ間が多そうですので、今シーズン最後の河津桜のシャッターチャンスかもしれません。

間もなく開花しそうなパークセンターの春めき桜
花の広場からは少し離れた場所になりますが、観音崎バス停近くのパークセンターに植えられている春めき桜は、かなりつぼみが大きく、色づいていて、もう間もなく開花しそうでした。
県立観音崎公園ではいろいろな種類の桜が植えられていますので、これから4月上旬まで桜の開花リレーを楽します。

【参考】2025年2月28日・満開の河津桜のムービー
県立観音崎公園・花の広場のアクセス方法
花の広場は丘の上にあるため、アクセスしにくいというハンデがあるものの、最盛期でも三浦海岸の河津桜ほどは混まないのもうれしいところです。
県立観音崎公園の第1・第2駐車場や観音崎バス停のある観音崎の中心地から20分くらい、横須賀美術館からは15分くらいです。どちらも、ほぼ上り坂です。ただの山道ではなく、所々にレンガ造の砲台跡などの戦争遺跡が残っていて、横須賀らしいハイキングをたのしめます。
県立観音崎公園のものではありませんが、花の広場のすぐ隣りにはコインパーキング(鴨居3丁目の住宅地側)もあります。ただ、月極駐車場との併用ということもあり、駐車可能な台数は少なく、桜の季節に関わらず、満車になっていることが多いです。
最寄りのバス停は、浦賀駅と観音崎を結んでいるバスの、堀田バス停です。堀田バス停から花の広場までは、10分くらいです。こちらはハイキングコースではなく、住宅地の中の坂道を登って行くことになります。