横須賀スタジアムは、追浜公園内にある、ナイター設備、5,000人収容の観客席、全面フルカラーLEDのスコアボードを備える本格的な硬式野球場で、横浜DeNAベイスターズファームチーム(2軍)の本拠地になっています。横浜DeNAベイスターズファームチームのホームゲーム(イースタン・リーグ公式戦)が年間30試合前後開催される他、高校野球などのアマチュア野球の大会を中心に利用されています。
かつては「追浜球場」と呼ばれていましたが、1998年のかながわ・ゆめ国体開催に向けたリニューアルを契機に、1997年から「横須賀スタジアム」という名称に変更されました。
2019年には、横浜DeNAベイスターズファーム施設(2軍の練習施設)が、同じ横須賀市内の長浦町(最寄り駅は京急線安針塚駅、または、JR横須賀線田浦駅)から追浜公園内の横須賀スタジアム隣接地に移転してきていて、追浜公園内に横浜DeNAベイスターズファームチームの拠点の一元化が図られました。
この際、横浜DeNAベイスターズファーム施設には「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA(ドック オブ ベイスターズ ヨコスカ)」という愛称が付けられています。
この他に、追浜公園内には、軟式野球場やナイター設備のあるテニスコート、児童向けの遊具施設のある広場などがあります。
オフシーズン中の横須賀スタジアムやDOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAは、2軍選手だけでなく1軍の選手のトレーニングでも利用されます。
また、横須賀スタジアムは、横浜DeNAベイスターズや各種大会等で利用されない場合は、横須賀市公共施設予約システムで事前予約のうえ、一般利用も可能です。
INDEX
横浜DeNAベイスターズファームチームのホームスタジアム
DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAは、追浜公園内にあった軟式第2球場・第3球場の敷地に建設されました。これにともない、軟式野球場の代替施設として、佐原2丁目公園内に令和佐原球場と、夏島都市緑地隣接地に夏島グラウンドが整備されました。
長い間、横須賀スタジアムが横須賀市営で唯一の硬式野球場でしたが、令和佐原球場も硬式野球対応の野球場としてオープンしました。(この他に、横須賀市内の硬式野球場としては私立の学校にある他、かつては、ヤクルトスワローズファームチームの本拠地も「京急武山球場」(横須賀市武)にありました。京急武山球場は軟式野球向けの京急武山グラウンドとして現存しています。また、横須賀スタジアム・追浜公園近くに工場のある日産自動車が、硬式野球部向けの野球場を横須賀市内に建設する動きもあります)
令和佐原球場は横須賀スタジアムと比べて狭く、観客席もありません。2軍とはいえプロが利用する横須賀スタジアムは、現在も横須賀市内で突出して優れた野球場です。
街区公園としての機能も備える運動公園
追浜公園は、戦後、追浜海軍航空隊跡地に硬式野球場を中心とした運動公園として整備されました。かつては、陸上トラックやバレ-ボ-ル場もありましたが、何度かの大規模な改修によって、運動施設は野球場とテニスコートに集約されています。
追浜公園の夏島貝塚通りに面した場所には、街区公園のような、児童向けの遊具施設のある広場もあります。