2024年3月に建築界のノーベル賞と呼ばれる「プリツカー賞」を受賞した建築家・山本理顕氏による設計の横須賀美術館は、展覧会はもちろんのこと、建築自体や山と海の囲まれたロケーションも含めて楽しめる美術館です。
海岸に面した正面を除いて、横須賀美術館の周囲にはあじさいが植えられています。展覧会だけが目的ではなく、あじさいを鑑賞するために訪れる価値のある、横須賀屈指のあじさいの名所でもあります。
横須賀美術館は「絶景美術館」と称されることがあります。あじさいに彩られた初夏の横須賀美術館は、その「絶景美術館」が1年でもっとも華やぐ特別な季節です。
※開花状況や今後の見通しは、公式発表のものではありません。すべて、「三浦半島日和」調べです。
山の広場周辺を中心に全体的に見ごろ

6月19日現在の横須賀美術館のあじさいは、ほぼ満開の状態で、全体的に見ごろです。谷内六郎館側の園路など、一部見ごろが過ぎつつある花も出てきていますが、山の広場周辺を中心にまだまだ楽しめます。山の広場の奥のあじさいは、紫色が多いのが特徴なようで、青々とした葉とのコントラストが美しいです。


今週末6/21(土)・22(日)までの鑑賞がおすすめ

横須賀美術館は小さな谷戸のような場所にあり、山に囲まれています。その山際にあるあじさい路は、一日中直射日光の当たる場所が限られています。そのためか、あじさいの見ごろ時期は全体的に比較的長いように感じます。
ですが、例年のこの時期と違って雨の日が少なく、真夏のような強い陽射しが降り注ぐ日が続いていますので、もしかしましたら、これから見ごろ時期が過ぎるのは早いかもしれません。この週末に鑑賞しておくことをおすすめします。
同日の県立観音崎公園のあじさい開花状況は、以下のリンク先よりご覧ください。
横須賀美術館では、6/22(日)まで「アジサイ割」を実施中です。
園路で撮影したあじさいの写真に「#横須賀美術館」をつけてSNS投稿すると、現在開催中の「成川美術館コレクション展」の観覧料が2割引きになります。
