浄妙寺は、足利氏ゆかりの地に建つ、鎌倉五山第五位の禅寺です。他の鎌倉五山の寺院が北条氏や源氏とゆかりが深い寺院なのに対して、浄妙寺は唯一それ以外の足利氏ゆかりの寺院です。
浄妙寺は四季折々の花を楽しめる、鎌倉でも有数の花の寺の一つです。禅寺らしくしっとりと咲く梅の季節がとくに人気ですが、大ぶりで色鮮やかな花が見られる牡丹(ぼたん)の開花時期が、いちばん境内が華やかな季節かもしれません。例年、牡丹が開花するころには、遅咲きの八重桜「鎌足桜」も見ごろを迎えます。
4月16日(木)現在、浄妙寺では、鎌足桜も牡丹もほぼ満開で見ごろです。ソメイヨシノの見ごろ時期が終わり、今なら観光客の波も引き潮気味です(「鎌倉まつり」の会場周辺は除く)。遅咲きの桜の季節は、鎌倉でも落ち着いてお花見できるのでおすすめです。
※開花状況や今後の見通しは、公式発表のものではありません。すべて、「三浦半島日和」調べです。
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鎌足桜と牡丹、白藤の競演

本堂の横では、鎌足桜と牡丹、そして白藤が見事に咲きほこっていました。この場所が、晩春の浄妙寺のホットスポットです。
訪れた時間帯がよくなく写真では影がかかって暗めですが、実物のほうがずっと美しいです。
藤原鎌足ゆかりの鎌足桜
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「鎌足桜」は、大化の改新の中心人物・藤原鎌足(中臣鎌足)に由来する桜です。藤原鎌足の出身地とされる(諸説あり)千葉・木更津(旧鎌足村)が原産です。浄妙寺には、2008年に苗木が寄贈されました。
浄妙寺東方の裏山(境内右後方)には、藤原鎌足が鎌倉を訪れた際、夢のお告げにしたがい鎌槍を埋めたという伝説があります。これが「鎌倉」という地名の由来だとする説もあります。
鎌倉の隠れた牡丹の名所

鎌倉で牡丹と言えば、鶴岡八幡宮の神苑ぼたん庭園が有名で規模も大きいです。その陰に隠れがちですが、浄妙寺の牡丹もとても見ごたえがあります。


