鎌倉まつりは、鎌倉の春を代表するお祭りで、1959年(昭和34年)から続いています。例年、鶴岡八幡宮をメインの会場として、静の舞や流鏑馬などが行われます。
2023年の第65回鎌倉まつりは、規模を縮小して開催されます。主なイベントの開催は流鏑馬のみとなり、静の舞などは中止となります。流鏑馬観覧も、事前申込み制(受付終了)のため、例年設けられていた一般観覧席はありません。※当日は、鶴岡八幡宮境内で通行規制があります。
イベント内容
流鏑馬神事
流鏑馬とは
「流鏑馬」とは、武者姿の射手が全速力で走る馬の上から的を射る伝統武芸です。鎌倉の流鏑馬神事は、鎌倉時代から続く伝統武芸で、源頼朝によって鶴岡八幡宮で催されたものがはじまりです。より実戦に近い形式の「笠懸」などと違い、天下泰平、五穀豊穣、万民息災を祈念して的を射る、神事として行われています。
鎌倉まつりの流鏑馬神事では、大日本弓馬会・武田流により奉納されます。大日本弓馬会・武田流は、2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の撮影に協力するなど、鎌倉時代より800年以上続く馬術や弓術などの伝統を今に伝える流派です。
例年5月の最終日曜日に油壺・荒井浜海岸で開催される「道寸祭り~笠懸」や、例年11月中旬に逗子海岸で開催される「逗子海岸流鏑馬」(2023年は中止)も、武田流によって披露されています。


鶴岡八幡宮で秋に執り行われる例大祭と崇敬者大祭では、大日本弓馬会・武田流と並び800年以上の伝統を受け継いできた弓馬術礼法・小笠原流によって奉納されます。
流鏑馬式次第
出陣祭
時間 11:30~
会場 鶴岡八幡宮(三の鳥居~段葛~二の鳥居~段葛~舞殿)
流鏑馬
時間 14:00~
会場 鶴岡八幡宮境内 馬場
- 出陣
- 修祓
- 鏑矢奉献・願文奏上の儀
- 天長地久の式
- 馬場入り
- 挨拶
- 騎射
- 凱陣の式
16:20ごろ終了予定
主な中止となるイベント
- 静の舞
- 行列巡行
- ミス鎌倉お披露め
- 野点席
開催場所
鶴岡八幡宮の詳細
アクセス
公共交通機関
JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より、徒歩約10分
※混雑を避けたい場合は、「鎌倉駅(西口)」より、今小路、横大路経由で、徒歩約15分
駐車場
あり(有料)
※当日は周辺の道路を含めて混雑が予想されるため、公共交通機関の利用をおすすめします。
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