称名寺は、横浜・金沢区屈指の紅葉の名所として親しまれています。モミジやイチョウなどが、称名寺の代名詞・浄土式庭園をキレイに彩ります。モミジやイチョウといった定番の他にも、ケヤキ、カイノキ(楷の木、孔子の木)など、紅葉を楽しめる木の種類が多いのも称名寺の特徴です。
11月19日(水)現在、称名寺の紅葉は見ごろです。紅葉・黄葉する木は、ほぼキレイに色づいています。
※見ごろ情報や今後の見通しは、公式発表のものではありません。すべて、「三浦半島日和」調べです。
浄土式庭園と金沢三山の紅葉

称名寺境内は、モミジはそれほど多くありませんが、浄土式庭園の良いアクセントになっています。
また、背後の金沢三山(称名寺市民の森)の紅葉も借景として楽しめます。
阿字ヶ池ほとりの大イチョウは剪定後のためお預け

例年、晩秋の称名寺境内でもっとも存在感が大きいのが、横浜市の名木古木に指定されている、阿字ヶ池の県立金沢文庫側のほとりにそびえる大イチョウ群です。しかし、これらのイチョウは剪定が行われたため、迫力ある黄葉やふかふかな落ち葉の絨毯は来年以降の紅葉シーズンまでお預けです。
仁王門や鐘楼近くのイチョウは、キレイに黄葉しています。


美しい樹形を楽しめるケヤキの紅葉

称名寺境内には、仁王門の周辺などにケヤキの大木も複数そびえていて、こちらの紅葉も見ごたえがあります。
阿字ヶ池の県立金沢文庫側のほとりにそびえるケヤキは、ケヤキ独特の美しい樹形を楽しめます。

カイノキは称名寺ならではの紅葉スポット

横浜や三浦半島周辺ではあまり見かけないカイノキ(楷の木、楷樹)の大木も、称名寺ならではの紅葉スポットです。この木は1939年(昭和14年)に植えられたものです。
カイノキは、植物学者・牧野富太郎によってクシノキ(孔子の木)とも名付けられています。中国の思想家で儒教の祖である孔子の墓所に植えられていて、孔子にゆかりが深いことから、「学問の木」とも呼ばれています。
かつて、武家のための文庫「金沢文庫」があったこの地にもふさわしい樹木と言えます。
