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称名寺 | 朱色の橋が映える浄土式庭園が美しい金沢北条氏の菩提寺

称名寺(撮影日:2020.08.15) 横浜
称名寺(撮影日:2020.08.15)

称名寺は、北条実時が建立した金沢かねさわ北条氏の菩提寺です。
文化人としても知られた実時は、隣接地に、日本最古の武家文庫である金沢文庫を設けています。

仁王門から庭園に入って、阿字ヶ池にかかる反橋中島平橋を渡り金堂に至る浄土式庭園は、1323(元亨3年)の「称名寺絵図」に基づいて1987年(昭和62年)に復元されたもので、国の史跡に指定されています。

山号金沢山きんたくさん
宗派真言律宗
寺格別格本山
本尊弥勒菩薩立像
創建1259年(正元元年)ごろ
開山審海
開基北条実時

称名寺は、六浦(現在の横浜市金沢区六浦。かつては、六浦荘金沢というように、金沢と六浦の行政区画は上下関係が逆だった)の領主となった金沢北条氏の居館が前身です。
六浦は鎌倉幕府の外港・貿易港として栄えた幕府の重要な拠点の一つで、1241年(仁治2年)ごろに鎌倉との間に朝夷奈切通が開削されて六浦道(現在の金沢街道)が整備されると、地理的にも政治的にもより重要な場所として開発されていくことになります。

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かつては七堂伽藍を備えた壮麗な伽藍だった

称名寺・惣門(赤門)(撮影日:2020.08.15)
称名寺・惣門(赤門)(撮影日:2020.08.15

最盛期の北条貞顕さだあき金沢貞顕かねさわさだあき)の代の頃(1300年代前半)には、中央の池を囲むように、金堂講堂鐘楼仁王門など七堂伽藍を備えた壮麗な伽藍だったと伝わっています。
しかし、鎌倉幕府の滅亡によって金沢北条氏が滅んだ後は伽藍の維持ができなくなり、衰退が進みました。現在の建造物の多くは、江戸時代に再建されたものです。

称名寺・仁王門(撮影日:2020.08.15)
称名寺・仁王門(撮影日:2020.08.15)
称名寺・反橋上から見た中島、平橋、金堂(撮影日:2020.08.15)
称名寺・反橋上から見た中島、平橋、金堂(撮影日:2020.08.15)
称名寺・金堂(撮影日:2020.08.15)
称名寺・金堂(撮影日:2020.08.15)
称名寺・釈迦堂(撮影日:2020.08.15)
称名寺・釈迦堂(撮影日:2020.08.15)
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『金沢八景』の一つ「称名晩鐘」

称名寺・鐘楼(撮影日:2020.08.15)
称名寺・鐘楼(撮影日:2020.08.15)

江戸時代に歌川広重によって描かれた『金沢八景』の「称名晩鐘しょうみょうのばんしょう」は、小舟の上に立つ人が、夕暮れに響く称名寺の鐘の音に向かってお祈りする様子が描かれています。

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「かながわの橋100選」に選定されている平橋と反橋

称名寺・反橋(撮影日:2020.08.15)
称名寺・反橋(撮影日:2020.08.15)

称名寺平橋反橋は、「かながわの橋100選」に選定されています。
浄土式庭園の池にかかる朱色の橋は、仁王門金堂を結ぶ参道の一部として、実際に渡ることができます。

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北条顕時・貞顕の墓

称名寺・北条顕時の五輪塔(撮影日:2021.06.11)
称名寺・北条顕時の五輪塔(撮影日:2021.06.11)

称名寺の伽藍や庭園を整備した開基・北条実時の子・顕時あきとき、孫・貞顕さだあきの墓は、金沢山を背にした境内に並んで建っています。
墓所の柵にある古い石柱には、向かって右側の五輪塔が金沢貞顕(北条貞顕)の墓で、左側の五輪塔が北条顕時の墓と刻まれていますが、1935年(昭和10年)に右の五輪塔から発見された青磁壺の様式等から、実際には左右逆であることが分かっています。

称名寺・北条貞顕の五輪塔(撮影日:2021.06.11)
称名寺・北条貞顕の五輪塔(撮影日:2021.06.11)
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境内の裏に広がる称名寺市民の森

称名寺・称名寺市民の森への入口(撮影日:2020.08.15)
称名寺・称名寺市民の森への入口(撮影日:2020.08.15)

称名寺の裏手の金沢三山金沢山稲荷山日向山)は、境内背後を囲むように称名寺市民の森として整備されていて、境内からも入ることができます。約10ヘクタールに及ぶ緑地は、市民の憩いの場所になっています。

称名寺市民の森には、称名寺を建立した北条実時とその一門の墓があります。

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関連施設

DATA

住所 横浜市金沢区金沢町212-1
アクセス
行き方

京急線「金沢文庫駅(東口)」より、徒歩約15分、または、京急バス「柴町」行きで『称名寺』下車
もしくは、金沢シーサイドライン「海の公園南口駅」または「海の公園柴口駅」より、徒歩約15分

駐車場 なし
営業時間

<拝観時間>
7:00~17:00

料金

無料

電話番号 045-701-9573
※掲載の内容は、予告なく変更となっている場合があることをご了承ください。

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