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金沢文庫 | 北条実時設立の日本最古の武家による武家のための図書館

金沢文庫(撮影日:2020.08.15) 横浜
金沢文庫(撮影日:2020.08.15)

金沢文庫かねさわぶんこは、鎌倉時代に北条実時ほうじょう さねとき金沢北条氏かねさわ ほうじょうしの実質初代)が設けた日本最古の武家文庫です。その後も、金沢北条氏顕時貞顕貞将の三代に渡って、蔵書の充実がはかられていきました。

現在は、鎌倉時代を中心とした中世の歴史博物館金沢文庫かなざわぶんこ」として、お隣りにある称名寺に伝わる貴重な資料を中心に、展示・保管されています。
その一部は、神奈川県立金沢文庫の公式サイトより、「国宝 金沢文庫文書データベース」として、オンラインで閲覧することができます。

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金沢文庫復興の歴史

鎌倉幕府の滅亡によって金沢北条氏が滅んだ後は、金沢北条氏の菩提寺であった称名寺の管理になりました。
その称名寺も衰退が進んでいくと、金沢文庫の蔵書も散逸していくようになりました。徳川家康によって江戸城内の富士見亭文庫金沢文庫の蔵書の一部を移されたことが、よく知られています。

明治時代に伊藤博文などによって復興すると、1930年(昭和5年)には神奈川県立金沢文庫として神奈川県で最初の県立図書館となりました。
1955年(昭和30年)、横浜に神奈川県立図書館が新設されると、金沢文庫県立博物館になりました。

金沢文庫・称名寺と反対側から見た外観(撮影日:2020.08.15)
金沢文庫・称名寺と反対側から見た外観(撮影日:2020.08.15)
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「金沢」の地名の由来

神奈川県立金沢文庫の初代文庫長・関靖せき やすしの研究によると、金沢北条氏金沢文庫などの名前の元になった、「金沢かねさわ」の地名の由来は、鍛冶職人が移住して来たことによると言います。鎌倉に幕府が開かれると、源頼朝の有力御家人であった畠山重忠はたけやま しげただが、本拠地である武蔵国の秩父・金沢村から、鎌倉の隣接地であるこの地に鍛冶職人を呼び寄せ、そのときに地名も移住して来たとされます。

畠山重忠は武蔵国の有力な豪族で、武蔵国の最南端であった現在の横浜市金沢区にも領地があったと見られています。区内の釜利谷にある東光禅寺には、畠山重忠の供養塔が残されています。

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金沢文庫と称名寺を結ぶ二本のトンネル

金沢文庫・称名寺に続くトンネル(撮影日:2020.08.15)
金沢文庫・称名寺に続くトンネル(撮影日:2020.08.15)

現在の金沢文庫がある場所と称名寺の間は、低い山で隔てられています。その間はトンネルで結ばれていますが、そのすぐ隣には、中世の隧道(通行禁止)も残っています。

神奈川県立金沢文庫の表玄関は、車道沿いではなく、その裏側の、称名寺からのこのトンネルを抜けたところに設けられているのは、中世の金沢文庫に敬意を表わしているのかもしれません。

金沢文庫・称名寺に続く中世のトンネル(撮影日:2020.08.15)
金沢文庫・称名寺に続く中世のトンネル(撮影日:2020.08.15)
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関連施設

DATA

住所 横浜市金沢区金沢町142
アクセス
行き方

京急線「金沢文庫駅(東口)」より、徒歩約15分、または、京急バス「柴町」行きで『称名寺』下車、徒歩約5分
もしくは、金沢シーサイドライン「海の公園南口駅」より、徒歩約15分

駐車場 あり(駐車台数が少ないため、公共交通機関か近隣の有料駐車場をおすすめします)
営業時間

9:00~16:30
(入館は閉館の30分前まで)

休業日 毎週月曜日(祝祭日にあたるときは開館)、12月28日~1月4日、祝日の翌日(その日が土・日にあたるときは開館)、展示替期間
料金

成人 250円
20歳未満及び学生 150円
65歳以上及び高校生 100円
※中学生以下および教育課程に基づく教育活動として入館する高校生は無料
※特別展開催中は別途料金

電話番号 045-701-9069
ウェブサイト https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm
※掲載の内容は、予告なく変更となっている場合があることをご了承ください。

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