鎌倉を代表する富士山のビュースポットと言えるのが、稲村ヶ崎です。
定番は、鎌倉海浜公園稲村ガ崎地区(通称:稲村ケ崎公園)からの眺望です。稲村ケ崎公園は富士山のほうに向いてひな壇状になっていますので、公園中段の芝生広場から、その上の展望台から、海に面した公園先端から、その下の海岸からと、富士山を眺めるための公園とでも言うようにビュースポットも豊富です。
もし、稲村ケ崎公園から見る富士山に飽きたなら、稲村の切通しから見るのも良いでしょう(トップの画像)。国道134号を逗子海岸や鎌倉中心部から江の島方面に抜ける鎌倉ドライブでは、定番の富士山ビューです。
稲村の切通しは、両側から迫る崖の視覚効果で、富士山が大きく見えることで知られています。視界が限定的な車のフロントガラス越しでは、それが余計に際立ちます。
そんな富士山も、いつでも見られるわけではありません。もやがかかっていたり、こちらが晴れていても、富士山周辺に雲がかかっていれば、見ることはできません。
見られる確率が高いのは、空気が澄んでいる冬の朝です。夕日に染まる富士山も捨てがたいですが、朝の稲村ヶ崎は空いているのもおすすめポイントです。
「富士山の日」の2月23日前後あたりは、例年晴れの日も多く、富士山を見るのにも良い季節です。
なお、2月20日現在、稲村ケ崎公園は工事中で行動できるエリアが少しだけ制限されているのと、海岸線はずっと工事中のため、景観的には少々難がありますが、これも今しか見られない貴重な光景とも言えます。

