2025年の「よこすか開国花火大会」は、10月5日(日曜日)17:55~18:30に開催されます。悪天候などのため中止となった場合も、順延はありません。
この記事では、2025年の「よこすか開国花火大会」を後悔することなく目一杯楽しむための攻略方法を解説します。「よこすか開国花火大会」観覧初心者の方はもちろん、常連の方も必見です!
INDEX
よこすか開国花火大会2025の変更点
2025年の「よこすか開国花火大会」は、2024年や例年とは異なる注意すべき点があります。まずはこれらから解説します。
有料席チケットは原則中止時も払い戻しなしの「協賛観覧席」のみ
「よこすか開国花火大会」では、例年、うみかぜ公園に有料観覧席が設けられてきました。2025年も同様に、うみかぜ公園護岸(ノジマモール裏)に有料席が設けられますが、「一般協賛観覧席」という扱いのみになります。
この「一般協賛観覧席」とは、悪天候等で花火大会が中止になった場合も払い戻しは行われず、これまでの有料観覧席とは異なりますのでご注意ください。
花火大会開催にあたっては、当日の運営はもちろんのこと、前日までの準備においてもさまざまな費用がかかっています。「一般協賛観覧席」は、これらの、花火大会全般の運営費にあてられます。
※この他に、2025年の「よこすか開国花火大会」では、ふるさと納税返礼品としての観覧協賛チケットや企業協賛特典としての招待席(9月15日で受付終了済)がありますが、基本的には「一般協賛観覧席」と同様の扱いになります。
なお、うみかぜ公園の有料席エリア以外の芝生広場等は、無料の観覧エリアとなります。
うみかぜ公園の無料観覧エリアでの場所取りは、例年どおり、花火大会当日10月5日(日曜日)午前8時以降に可能です。

三笠公園での観覧はリニューアル工事中のため非推奨
例年、うみかぜ公園と並んで、「よこすか開国花火大会」の観覧スポットとして公式にアナウンスされているのが三笠公園です。
しかし、現在、三笠公園はリニューアルに向けた工事中のため、入園可能なエリアが大幅に制限されています。具体的には、毎年「よこすか開国花火大会」の定番観覧スポットとして人気が高い、野外ステージ前の芝生広場やその周辺は立入禁止です。
花火大会当日の三笠公園の入園可能エリアは記念艦三笠前のみとなり、花火全体を見やすい場所はほぼありません。(記念艦三笠からの花火観覧は、事前申込制(抽選)の当選者と招待者のみになります)
例年、三笠公園で花火観覧を楽しまれていた方は、すぐ近くの米海軍横須賀基地(ベース)内での観覧をおすすめします。

米海軍横須賀基地(ベース)の入場口はウォンブルゲート
「よこすか開国花火大会」と同日に開催される米海軍横須賀基地(ベース)の一般開放イベント「ヨコスカフレンドシップデー」の入場口は、例年、主に、三笠公園奥の入口が利用されてきました。
しかし、これも、三笠公園のリニューアル工事の影響で変更があり、2025年の米海軍横須賀基地の入場口はウォンブルゲートになります。米海軍横須賀基地内から花火を観覧しようと考えている方は、ご注意ください。
米海軍横須賀基地・ウォンブルゲートの場所は、三笠公園前の三笠公園通りの公園とは反対側で、沿道にある横須賀学院や神奈川歯科大学よりも京急線汐入駅やJR横須賀駅寄りにあります。最寄り駅は三笠公園と変わらず、京急線の横須賀中央駅、汐入駅か、JR横須賀線の横須賀駅になります。
京急線の横須賀中央駅やJR横須賀線の横須賀駅から米海軍横須賀基地・ウォンブルゲートまでの地図は、以下をご覧ください。
2025年の「ヨコスカフレンドシップデー」は事前申込制ではありませんが、米海軍横須賀基地への入場には、国籍を証明できるものと顔写真付きの身分証明書が必要です。運転免許証のみや学生証のみでは入場できません。

よこすか開国花火大会2025の穴場観覧スポット厳選3選
2025年の変更点を考慮に入れた「よこすか開国花火大会」の穴場観覧スポットとして、以下の3ヵ所をおすすめします。
とくに、三笠公園での花火観覧に制限がある2025年は、うみかぜ公園や平和中央公園などの他の定番観覧スポットの混雑が増えると予想されます。そのため、はじめから穴場スポットを選択するのも賢い選択と言えるでしょう。
米海軍横須賀基地・バーキーフィールド / Berkey Field

米海軍横須賀基地内のバーキーフィールド(Berkey Field)は、ソフトボールやフットボールの球技場と言った、スポーツ施設が集まったエリアです。例年、「ヨコスカフレンドシップデー」では音楽ステージが設けられて、花火打ち上げ直前までイベントが開催されます。
(上の写真では照明がついていますが、花火打ち上げ中は消灯されます)
バーキーフィールド前の海に面したエリアは基地内でも花火観覧の人気スポットですが、バーキーフィールドの芝のグラウンド内はそこまで混雑することなく、比較的ゆったり花火を観覧することができます。海からは少し離れているのと、スコアボードなどの障害物がありますので、低い位置に上がった花火は見づらいですが、それらの欠点を差し引いても、おすすめスポットです。
バーキーフィールドの場所をはじめ、米海軍横須賀基地内のおすすめ観覧スポットの詳細は、以下のリンク先をご覧ください。
以下の動画の前半(序盤は除く。スコアボードが表示されてる部分)は、「よこすか開国花火大会」の花火を米海軍横須賀基地内のバーキーフィールド内から撮影したものです。
大津地区1号護岸遊歩道(大津港新堤防)

大津地区1号護岸遊歩道(大津港新堤防)は、東京湾に面した大津漁港の堤防内に整備された遊歩道です。京急大津駅から徒歩10分ほどの場所にあります。普段は、主に釣り場として人気がある場所です。
大津地区1号護岸遊歩道の入口にあたるドン・キホーテ横須賀店の裏で、大津地区高潮対策護岸(旧三春町岸壁)に接続しています。また、大津漁港の反対側からは、走水水源地公園まで馬堀海岸の遊歩道が続いています。
大津地区1号護岸遊歩道は、横須賀中心市街地や猿島方面の景色が開けていて、「よこすか開国花火大会」の打ち上げ場所方面がよく見える穴場スポットです。花火打ち上げ場所から距離は少し遠くなりますので、見られる花火の大きさはそれなりになります。
アクセス(平常時)
京急線「京急大津駅」より徒歩約10分または「堀ノ内駅」より徒歩約15分

馬堀海岸遊歩道

馬堀海岸遊歩道は、1.5km以上に渡ってほぼ一直線に遊歩道(ボードウォーク)が続いています。花火の打ち上げ場所からは離れますが、ほとんど近隣の住民しか訪れませんので、混雑した場所が苦手な場合は空いていて良いかもしれません。
ただし、打ち上げ場所から離れすぎてしまうとあまりにも小さい花火を見ることになってしまいますので、なるべく大津寄り(西側)の場所が良いでしょう。
※馬堀海岸周辺は繁華街ではなく住宅街ですので、盛り上がりすぎないように気をつけましょう。
アクセス(平常時)
京急線「京急大津駅」または「馬堀海岸駅」より徒歩約10分
大津地区1号護岸遊歩道(大津港新堤防)や馬堀海岸遊歩道を含む、「よこすか開国花火大会」観覧スポットの詳細は、以下のリンク先をご覧ください。
定番観覧スポットからのおすすめ帰宅方法
穴場スポットも良いけど、やっぱり花火は屋台も出店する定番スポットで、お祭り気分のなか楽しみたいよねという人も多いでしょう。
当然、そのような場所は混雑は避けられません。とくに、帰宅時の混雑については頭を悩ませるのではないでしょうか。
もっとも有効的なのは、花火大会終了前に帰宅しはじめることや、終了と同時に速やかに帰宅の途につくことです。しかし、それでは、せっかくの花火大会の楽しみも半減してしまうと思います。
ここでは、「よこすか開国花火大会」の定番観覧スポット2か所についての、おすすめの帰宅方法を解説します。もちろん帰宅場所がどこかにもよりますし、当日の他の観覧者の行動次第ということもありますので、あくまで参考としてご覧ください。
うみかぜ公園からの帰宅方法
「よこすか開国花火大会」の運営者が、公式に観覧エリアとして紹介している場所の一つが、有料席のコーナーでも紹介した、うみかぜ公園です。
うみかぜ公園の最寄り駅は京急線の県立大学駅です。県立大学駅は普通電車しか停車しない駅のため、収容能力が低く、場合によっては、京急線の横須賀中央駅に誘導される場合もあるかと思います。
そこで、第三の選択肢として、京急線の堀ノ内駅をおすすめします。うみかぜ公園から堀ノ内駅までは、平常時で、徒歩約25分です。横須賀中央駅までは平常時で徒歩約20分程度ですので、若干距離は変わりますが、そこまで大きな差はありません。
うみかぜ公園から堀ノ内駅までのルートとしてましては、できるだけ大きな通りを歩いた方がスムーズに進むことができますので、まずは、国道16号をめざすのではなく、公園入口前のよこすか海岸通りを三春町方面(エイビィや海辺つり公園方面)に進みます。下町浄化センターの辺りまで来ましたら、右側の路地に入り、国道16号を経由して、堀ノ内駅に出ると比較的スムーズに帰ることができるでしょう。
米海軍横須賀基地からの帰宅方法
穴場スポットとしても紹介していますが、米海軍横須賀基地自体は、やはり「よこすか開国花火大会」の定番観覧スポットの一つです。とくに、三笠公園に制限がある2025年は、例年以上に基地内で観覧する人が増えると予想されます。
米海軍横須賀基地の最寄り駅は、京急線の横須賀中央駅、汐入駅、または、JR横須賀線の横須賀駅です。横須賀中央駅に向かうのがもっともポピュラーな帰り方ですが、横須賀中央駅はうみかぜ公園や平和中央公園などの、他の観覧スポットからの帰宅客も合流しますので、もっとも混雑します。
そのため、京急線の汐入駅かJR横須賀線の横須賀駅をめざすのが良いでしょう。これらの駅も入場制限のかかる可能性がありますが、例年、横須賀中央駅よりは混雑がゆるやかになるタイミングが早いです。
とくに、京急久里浜駅や三崎口駅などの下り方面に帰宅する場合は、横須賀中央駅をめざしがちですが、横須賀中央駅より南側に帰宅する場合であっても、汐入駅に向かうことをおすすめします。
関連リンク



10月の横須賀周辺イベント情報
「よこすか開国花火大会」や「ヨコスカフレンドシップデー」以外にも、カレーフェスやみこしパレードなど、10月の横須賀周辺は大型のイベントが盛りだくさんです。こちらもあわせてチェックしてみてください!
10月4日(土)・5日(日)開催予定
10月11日(土)開催予定

