岩堂山は、三浦半島南部の丘陵地にある、三浦市最高峰の山です。最高峰と言いましても、標高は80m台しかなく、神奈川県でもっとも低い山とも言われています。
三浦半島南部の地形は、台地状の丘陵地が連なっています。その多くが農地(畑地)として利用されていて、三浦市特産のダイコンやキャベツなどが栽培されています。高い山や建物がないため、少し高い丘に登ると、かなり遠くまで見渡すことができます。
岩堂山もそのような「丘」のようなものの一つで、周囲は畑に囲まれていて、山頂のすぐ近くを路線バスも走る車道が通っています。とくに山頂広場や展望台のようなものはなく、車道上から眺望をたのしむことができます。
岩堂山は二つのピークに分かれていて、その間を車道が貫いています。「風車公園」として親しまれている宮川公園から岩堂山を見ると、畑の中に、大きな切通しか双子の山のように見える、特徴的なその姿を見ることができます。
なお、三浦市のホームページによると、岩堂山(山頂部分)は国有地のため、許可なく立ち入るは禁止されています(2022年9月確認)。
岩堂山周辺の見どころ
宮川公園
宮川公園は、三浦半島の南端に建つ、2基の風車が地域のシンボルとなっている公園です。この風車は、三浦宮川風力発電所として、1基あたり定格出力300kWの発電能力を有しています。宮川公園の風車で発電され...
毘沙門海岸・白浜毘沙門天海岸(毘沙門天浜)
白浜毘沙門天海岸(毘沙門天浜)は、このあたりの地名「毘沙門」の由来となった毘沙門天(三浦七福神第二番)の伝承が残る、毘沙門堂(白浜毘沙門天)の目と鼻の先にある海岸です。三浦半島南部の海岸線は...