このあたりの地名の由来となった毘沙門天(三浦七福神第二番)の伝承が残る毘沙門堂(白浜毘沙門天)の目と鼻の先にある海岸です。
神奈川県が整備したハイキングコース「関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)」の「三浦・岩礁のみち」コースの一部になっていて、ここから磯づたいに三崎港方面の宮川湾まで歩いて行くことができます。(満潮時は危険な箇所があります)
剱崎方面へは、一旦、畑の中を走るバス通りを経由して、江奈湾から磯づたいに歩いて向かうことができます。
2022年海水浴場 | × 白浜毘沙門天海岸は海水浴場ではありません |
2022年海の家開設 | × |
公衆トイレ | ×(最寄りの公衆トイレは毘沙門湾で、徒歩30分以上は必要) |
駐車場 | × 近隣を含めて、正式な駐車場はなし |


INDEX
岩畳が続く海岸線

他の三浦半島南端の海岸と同じように、白浜毘沙門天海岸周辺も砂浜はほとんどなく、ほとんど岩礁が続いています。
海岸のすぐ近くまで車で乗り入れることができるため、釣り人やキャンプに訪れる人が少なくありません。
しばしば、釣り場や無料のキャンプ場や野営地として紹介されることがあるようですが、周辺にトイレがまったくない環境ですので、長時間の滞在はあまりオススメできません。場所によっては衛生上、良い環境とは言えないと思います。
白浜毘沙門天海岸へのアクセスは、三浦海岸駅~三崎東岡のバス通り(県道215号「毘沙門バイパス」の内陸寄りの旧道)にある、毘沙門天の入口を示す古い道しるべと「関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)三浦・岩礁のみち」の道しるべが畑沿いに並んで建つ分岐を農道に入って行くと、500mほどで着きます。
バスを利用する場合は「毘沙門天入口」バス停が最寄りです。
車の場合は、道幅が狭く途中から舗装路ではなくなり段差もあるため、幅が広い車や車高が低い車の進入は難しいです。海岸には正式な駐車場はありませんが、10数台停車できる駐車スペースがあります。

三浦七福神第二番「白浜毘沙門天」の毘沙門堂

バス通りから海岸までアクセスする道路の途中には、三浦七福神第二番「白浜毘沙門天」の毘沙門堂が緑の中にひっそりと門を構えています。ここの本堂である慈雲寺は、1kmほど内陸の「毘沙門」バス停(「毘沙門天入口」バス停の一つ三崎東岡寄り)の近くにあります。
現在の毘沙門天像は江戸時代のものですが、元の像は奈良時代の行基の作とされています。古来の毘沙門天像はこの近くの海中より出現したと伝えられていて、漁業関係者をはじめ、近隣の方々のあつい信仰を集めてきたと言います。
白浜毘沙門天海岸をはじめ、このあたりを「毘沙門」と呼ぶのは、この言い伝えに由来しています。
以下のリンク先から他の【ビーチ】もご覧ください!!