湘南国際村グリーンパークは、相模湾を見下ろす湘南国際村にある公園です。
公園の一番高台にある芝生の展望広場からは、相模湾や、気象条件が合えば、伊豆大島や富士山、箱根や丹沢の山などが一望できます。
湘南国際村には山の西に向いた斜面に研究・開発施設や住宅地などがあり、その合間を縫うように湘南国際村グリーンパークが整備されています。
湘南国際村の下を横断する県道217号沿いの斜面には、4月下旬から5月初旬にかけて、ツツジが赤やピンク、白の見事な絨毯をつくります。
湘南国際村グリーンパークの一番高台にある芝生の丘は、夕日や夜景を見るのにもオススメです。夕暮れ時の富士山の美しさはもちろんのこと、江の島や、逗子や鎌倉、湘南方面につづく国道134号沿いの夜景もキレイです。
INDEX
湘南国際村の高台にある公園
湘南国際村は、「緑陰滞在型の国際交流拠点」をコンセプトに造られた、国立大学法人総合研究大学院大学などの学校や多数の企業の研究・研修施設と、住宅地からなる「村」で、1994年に開村しました。
横須賀市と葉山町にまたがっていて、住居表示は、横須賀市側が「湘南国際村」、葉山町側は「上山口」となっています。
この湘南国際村のなかの高台にあるのが湘南国際村グリーンパークで、相模湾を一望できる芝生の展望広場や、住宅地の合間を抜ける緑道などから構成されています。
約70,000株のつつじの丘
湘南国際村つつじが丘
「つつじが丘」と呼ばれる湘南国際村グリーンパークの下の斜面では、4月下旬から5月初旬にかけて約70,000株のツツジが見ごろを迎えます。
斜面一面に咲くツツジのなかを散策できる遊歩道も整備されていて、開花の時期には、お花畑のなかを歩くことができます。
湘南国際村の斜面を覆いつくすツツジ
丘陵地に開発された湘南国際村では、道路の斜面(のり面)や街路樹にも、ツツジが多く見られます。
とくに、湘南国際村の下を横断する県道217号沿いの、湘南国際村西公園近くの斜面一面に咲きほこるツツジは迫力があります。
ツツジは葉山町の「町の花」
ツツジは葉山町の「町の花」に指定されています。葉山町の町役場の隣りにある花の木公園のツツジも有名です。
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三浦半島屈指のヒルクライム・ルート
湘南国際村に続く坂道(県道217号と、湘南国際村センターや湘南国際村グリーンパークへと向かう道)は、三浦半島のなかでも快適なヒルクライムをたのしむことができるルートの一つであることから、サイクリングのコースとしても人気があります(注:「快適」というのは「楽」という意味ではありません。きつい坂道が長く続きます)。
県道217号から湘南国際村センターへと向かう坂道の途中にある展望台は、絶好のフォトスポットです。
さらに登り切った先にある芝生の展望広場の頂上では、サイクリングマイルストーン「ツツジ」と、相模湾の絶景が待っています。
無料で利用できる湘南国際村の仮設駐車場
湘南国際村グリーンパークが管理する駐車場はありませんが、近くに仮設駐車場(開門時間は7:00~21:00、無料)があります。(2022年4月現在)
湘南国際村は大きなクルドサック構造となっているため、車で入るための入口は「湘南国際村センター入口」1か所(角にコンビニがあるT字路)しかありません。
このT字路から「湘南国際村センター」方面(「湘南国際村センター前」バス停方面)に登っていき、「湘南国際村センター」を過ぎてしばらく行った突き当りの右側に仮設駐車場はあります。
この仮設駐車場のすぐ横からは、湘南国際村グリーンパークの緑道がのびていて、相模湾の景色が素晴らしい芝生の展望広場に続いています。
また、仮設駐車場のすぐそばからは、大楠山へのハイキングコースも整備されています。このハイキングコースが、大楠山への最短ルートになっています。
「クルドサック」とは、街区への関係者以外の通過交通をなくすために、道路の奥を行き止まりにする、まちづくりの手法です。日本語では「袋小路」にあたります。
たいてい、行き止まり部分は、方向転換ができるようにサークル状になっています。湘南国際村の行き止まりもそのようになっています。
相模湾越しに沈む夕日は絶景
三浦半島の西に向いた斜面に位置する湘南国際村は、いろいろな場所から海越しの夕日を見ることができます。
もちろん、相模湾沿いの海岸であればどこからでも海越しの夕日は見ることができますが、高台から望む景色はまた一味違った美しさがあります。
1年に2回ほどチャンスがあるダイヤモンド富士が見られる日には、湘南国際村グリーンパーク内のいろいろな場所でシャッターチャンスをうかがう人の姿であふれます。
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