通研通りは、国道134号の大作交差点(横須賀市野比)と県道26号横須賀三崎線の通研入口交差点(横須賀市武)を結ぶ、約4kmの通りです。ちょうどこの通りの中間にあたる約1.5kmが、桜並木になっています。ほぼ直線の道で、坂道になっているため、桜が満開になるとピンク色の帯が遠くまで続いていく、壮観な景色を見られます。
桜の季節の通研通りは最高のドライブコースになりますが、毎年取り締まりも強化されますので、スピードの出し過ぎや出さな過ぎ、路上駐車はやめましょう。少し離れていますが、YRP(YRP野比駅のことではなく、NTTドコモR&Dセンタを中心としたエリア)周辺には大型のコインパーキングがありますので、ゆっくり鑑賞したい場合は、YRPに車を止めて散策するのがオススメです。
※下の写真は坂道の上部にあるカーブから撮影したものです。車道に出て撮影するのは危険ですので、絶対におやめください。
通研通りの名前の由来
「通研通り」の名前は、この通りのいちばん標高が高い場所の近くにある、NTTの研究施設「横須賀研究開発センタ」に由来します。「横須賀研究開発センタ」は、NTTの前身である日本電信電話公社の研究施設として、1972年(昭和47年)に完成しました。その当時は「横須賀電気通信研究所」という名称だったため、「通研」と略され、その主要なアクセス道路となった通りの名称も「通研通り」と名付けられました。
「横須賀電気通信研究所」では、その名前のとおり、主に通信の研究開発が行われました。とくに無線通信では見通しの良い立地が必要だったことと、当時は大型のコンピューターの設置が不可欠だったため、高台の上に巨大なビルが建てられました。
「横須賀電気通信研究所」「横須賀研究開発センタ」では携帯電話の研究開発も行われていましたが、NTTドコモ発足後、この研究所の下にYRP(横須賀市光の丘)ができると、無線通信の研究開発はそちらが主に担当するようになっていきました。
通研通り桜並木周辺の見どころ
通研通り沿いの浅間神社バス停付近からは、三浦富士へ登ることができ、砲台山や武山へ続くハイキングコースに合流することができます。
また、野比の称名寺は、隠れた枝垂れ桜の名所です。
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