大崎公園と披露山公園は、逗子湾南岸にのびる岬の高台にあるため、相模湾などの眺望が良い公園として人気があります。小規模ではありますが、どちらの公園にも河津桜が植栽されていて、早い春の訪れをたのしませてくれます。
2月28日現在、大崎公園の河津桜はピークは過ぎてきましたがまだまだ見ごろ、披露山公園の河津桜は五分咲き程度です。ともに、少し葉が目立つ状態になってきました。
大崎公園と披露山公園は、歩いて15分程度の距離にありますので、両方あわせて散策するのも良いでしょう。各公園の詳細は、記事後半の関連スポットのリンク先からご覧ください。
※このページの開花状況や今後の見通しは、公式発表のものではありません。すべて、「三浦半島日和」調べです。
※河津桜は満開に前後して葉が出はじめるため、当サイトの開花状況では、概ね、葉が出る前の見ごろを「八分咲き」(ほぼピンク一色)、葉が出はじめの見ごろを「満開」(ピンク色+少し緑色混じり)と表現しています。
大崎公園の河津桜開花状況

大崎公園の河津桜は、披露山庭園住宅に面した入口から、眺望の良い散策路を登り切った公園のいちばん奥のエリアに植栽されています。2月28日現在の開花状況は、ほぼ満開の状態です。1週間前はほとんどピンク一色でしたが、葉っぱが出はじめてきています。
開花が遅れていた逗子海岸側の河津桜も見ごろです。東屋の横からチラッと見られる、逗子海岸を背景にした河津桜は、海に囲まれた岬の上にある大崎公園らしい早春の風景と言えます。
大崎公園の河津桜は、ある程度の規模や成長した木がある場所のなかでは、三浦半島でもっとも開花が進んでいました。三浦海岸や観音崎公園の河津桜も開花が進んできましたが、大崎公園も引きつづき見ごろの状態と言えます。




披露山公園の河津桜開花状況
披露山公園の河津桜は、浪子不動園地とを結ぶ、駐車場わきのハイキングコース入口付近に植栽されています。こちらは、五分咲きくらいです。満開と呼ぶにはまだ早い状態ですが、かなり葉っぱが出はじめています。
これから咲きだしそうなピンク色のつぼみも多く見られましたので、もう少し花のボリュームは増えると思われます。
披露山公園と大崎公園は近い場所にありますので、気象条件はほとんど同じです。高台にありますので、どちらも陽当たりは申し分ない場所です。それにも関わらず、毎年、開花時期にかなりの差が出ます。親の違い(複製元の遺伝子の違い)や樹齢の違い(植栽された時期の違い)からなのでしょうけれど、時期を変えて長い間たのしめるという意味では、うれしい違いです。

