瑞泉寺の建つ谷戸は紅葉ヶ谷と呼ばれていて、鎌倉の紅葉の名所の一つです。山号の錦屏山は、寺を囲む山々の紅葉が錦の屏風のように美しいことから名付けられました。紅葉の季節は、夕方になり、西日を浴びると、錦屏山の名のごとく、輝いて見えます。
紅葉ヶ谷は、鎌倉でもっとも遅い時期まで紅葉をたのしめる場所として知られています。見ごろは、例年、12月上旬から中旬にかけてです。
12月10日(水)現在、瑞泉寺の紅葉色づき状況は一部見ごろです。拝観受付から山門までの参道沿いや、山門周辺など、モミジが多い場所では緑色が優勢です。瑞泉寺庭園周辺やその背後の山々のモミジは見ごろです。
※見ごろ情報や今後の見通しは、公式発表のものではありません。すべて、「三浦半島日和」調べです。

キレイに色づく瑞泉寺庭園のモミジ
瑞泉寺庭園では、モミジの大木がとくにキレイに色づいています。西日を浴びるとそのシルエットが、天女洞と呼ばれる瑞泉寺庭園の岩窟(修行のためのやぐら)近くに浮かび上がって、これもまたキレイです。



毎年遅い参道や山門周辺のモミジの色づき
拝観受付から山門までの参道沿いや山門周辺のモミジの色づきは毎年遅く、今年も見ごろまでまだ少し時間がかかりそうです(あるいは、色づく前に枯れ落ちてしまう木もあるかもしれません)。

晩秋も「花の寺」は健在
瑞泉寺は、あじさいや水仙などの、花の名所、花の寺としても知られています。水仙にはまだ早いですが、ナンテンや皇帝ダリアなどが見ごろをむかえています。
冬に咲くことからその名が付けられた冬桜(鎌倉市指定天然記念物)も、数輪花を付かせています。



永福寺跡や通玄橋の紅葉ヶ谷入口の紅葉

鎌倉宮にも近い永福寺跡や通玄橋周辺は、紅葉ヶ谷の入口にあたる場所です。こちらの紅葉は、瑞泉寺境内より先行して進んでいる木が多いです。とくに永福寺跡入口(通玄橋側)のモミジは、真っ赤に色づいていて、今がピークです。

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