学問の神様・菅原道真を祀る荏柄天神社では梅が咲きはじめています。受験合格祈願のピークは過ぎているかもしれませんが、その吉報を知らせるように花開いています。
梅は菅原道真が愛してやまなかったという花で、天神社や天満宮などの「天神さま」では定番の花です。
荏柄天神社は、梅の名所とされる神社やお寺が多い鎌倉のなかでも、屈指の見どころの一つです。
また、2月8日は荏柄天神社の年中行事の一つ「針供養」が執り行われます。
荏柄天神社・参道の梅並木

社殿周辺の梅はまだ咲きはじめですが、鎌倉宮から岐れ道まで続くバス通りと交差して、一の鳥居まで続く長い参道も歩いてみることをおすすめします。荏柄天神社の参道は梅並木になっていて、宅地化が進んだ神社周辺でも、古都らしい風情が感じられます。
参道の梅の開花状況はかなりまばらで、ほとんど満開の木もあれば、まったく咲いていない木もあります。言い換えれば、時期をずらして、しばらくの間は梅の開花をたのしめるということです。全体としてのピークは、例年どおり、2月下旬ごろになりそうです。



御神木の大銀杏前のナンテン

昨年12月から咲いていた、こちらも縁起物のナンテン(南天)も、まだたのしめます。早くに実をつけていた木は見ごろを過ぎていますが、今が見ごろの木もたくさんあります。
そんななかの一つ、御神木の大銀杏前のナンテンも見ごろです。御神木前のナンテンなんて、最高の縁起物かもしれません。
