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荏柄天神社 | 鎌倉最古の神社建築が残る学問の神様を祀る梅の名所

荏柄天神社(撮影日:2019.02.26) 鎌倉
荏柄天神社(撮影日:2019.02.26)

荏柄天神社は、「学問の神様」として親しまれている菅原道真を祀った神社です。福岡の太宰府天満宮、京都の北野天満宮と共に「三古天神社」に数えられる古来です(諸説あり)。

1180年(治承4年)、源頼朝は鎌倉に入り、大蔵の地(現在の鶴岡八幡宮の東側一帯)に幕府を開きました。頼朝は、幕府の鬼門を守る鎮守社として荏柄天神社を崇敬し、社殿の造営などをしたと言います。
以後、鎌倉幕府の歴代の将軍(鎌倉殿)や、北条氏、足利氏、豊臣氏、徳川氏などの時の権力者にも守られ、寄進を受けてきました。

主祭神菅原道真
旧社格等旧村社
創建1104年(長治元年)

荏柄天神社の華やかな朱色の社殿は、鶴岡八幡宮の若宮を移築したもので、現存する鎌倉最古の神社建築です。樹齢900年の大銀杏も見ごたえがあります。

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中世から残る鎌倉最古の神社建築

荏柄天神社・梅の季節の拝殿周辺(撮影日:2019.02.26)
荏柄天神社・梅の季節の拝殿周辺(撮影日:2019.02.26)

荏柄天神社の朱色に塗られた三間社流造の本殿は、1624年(寛永元年)に鶴岡八幡宮の若宮の社殿造営に伴い、若宮の旧本殿を移築して再興されたものです。鶴岡八幡宮の若宮は1315(正和5年)に再建されたものであるため、改修や改築を受けてきたとは言え、鎌倉でも貴重な中世から残る建築物で、現存する鎌倉最古の神社建築です。
また、鶴岡八幡宮の主要社殿としても、今に残る最古の建築物になります。

荏柄天神社・一の鳥居(撮影日:2019.02.26)
荏柄天神社・一の鳥居(撮影日:2019.02.26)
荏柄天神社・二の鳥居付近(撮影日:2019.02.26)
荏柄天神社・二の鳥居付近(撮影日:2019.02.26)
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学問の神様も愛した梅の花

の花をこよなく愛した菅原道真を祀る天満宮としては定番のは、荏柄天神社でももちろん目にすることができます。見ごろとなる2月前後には、決して広くはない境内や参道沿いに、さまざまな種類のの花が所狭しと咲きほこります。ちょうど、受験シーズンと重なるため、合格祈願に訪れる多くの受験生やその家族の方たちにエールを送ってくれているようです。

荏柄天神社・紅白の梅(撮影日:2019.02.26)
荏柄天神社・紅白の梅(撮影日:2019.02.26)
荏柄天神社・ピンク色の梅(撮影日:2019.02.26)
荏柄天神社・ピンク色の梅(撮影日:2019.02.26)
荏柄天神社・梅の季節の参道(撮影日:2019.02.26)
荏柄天神社・梅の季節の参道(撮影日:2019.02.26)

▼その他の鎌倉の梅の名所はこちら▼

【2023 No.3】特集 | 鎌倉梅の名所
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御神木の大銀杏は鎌倉最大の銀杏

荏柄天神社御神木である大銀杏は、樹齢900年程度と推定されていて、鎌倉で一番大きいイチョウとも言われています。高台にある境内からそびえる巨木は、離れたところから見ても迫力があります。

荏柄天神社・鎌倉一の大銀杏(撮影日:2021.12.03)
荏柄天神社・鎌倉一の大銀杏(撮影日:2021.12.03)
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荏柄天神社周辺の見どころ

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鎌倉幕府初代将軍・源頼朝ゆかりの地

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【2023 No.2】特集 | 鎌倉&横浜金沢のパワースポット

DATA

住所 鎌倉市二階堂74
アクセス
行き方

JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より、京急バス「鎌倉宮(大塔宮) 」行きで『天神前』下車、徒歩約3分
または、JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より徒歩約20分

駐車場 なし(近隣にコインパーキングあり)
営業時間

<参拝時間>
8:30~16:30 ※ 正月初頭は延長

料金

参拝無料

電話番号 0467-25-1772
ウェブサイト http://www.tenjinsha.com/
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