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須軽谷八幡神社 | 武山南麓の里山に鎮座する旧須軽谷村の鎮守

須軽谷八幡神社・鳥居(撮影日:2021.04.27) 横須賀
須軽谷八幡神社・鳥居(撮影日:2021.04.27)

横須賀・須軽谷すがるや八幡神社はちまんじんじゃは、江戸時代前期の1646年(正保3年)に、京都の石清水八幡宮男山八幡宮)を勧請して創建されたと伝わる、旧須軽谷村の鎮守です。

武山の南麓に位置しているため、まるで、武山鎮守の杜のようです。正式なハイキングコース上ではありませんが、武山不動院の山号「龍塚山」になっている龍塚も、ちょうど須軽谷八幡神社の裏山にあたる場所にあります。

主祭神誉田別尊
旧社格等村社
創建1646年(正保3年)
祭礼等祈年祭 3月15日
八雲祭 7月28日
例祭 10月26日
※実際の日にちは異なる場合があります

須軽谷には、正式な武山ハイキングコースの登り口もあります。一般的に、京急線の津久井浜駅を起点に津久井浜観光農園を経由して武山山頂をめざすルートととして使われています。武山登山に何度も訪れている方向けには、三浦海岸駅からバスを使って須軽谷八幡神社に向かい、ここでお参りしてから武山山頂をめざすと言ったようにアレンジしてみるのもおすすめです。

須軽谷八幡神社・境内(撮影日:2021.04.27)
須軽谷八幡神社・境内(撮影日:2021.04.27)
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のどかな雰囲気を留めた須軽谷の里山の鎮守

須軽谷八幡神社・社殿(撮影日:2021.04.27)
須軽谷八幡神社・社殿(撮影日:2021.04.27)

須軽谷八幡神社の境内は、近くにみかん農家などが多い里山のなかにあります。須軽谷町内会館八幡様チビッコ広場と名づけられた小さな公園のような遊具のある広場が隣接しています。境内はそれほど広くはなく、また、良い意味であまり手が加えられていません。
市街地の神社でもなく、山の中のお社でもなく、里山の鎮守といったのどかな雰囲気をよく留めている神社です。

須軽谷町内会・八幡様チビッコ広場(撮影日:2021.04.27)
須軽谷町内会・八幡様チビッコ広場(撮影日:2021.04.27)
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八幡神社に受け継がれた八坂神社の御神木と八雲祭

須軽谷八幡神社・境内社(撮影日:2021.04.27)
須軽谷八幡神社・境内社と御神木(撮影日:2021.04.27)

明治時代後期、国の神社合祀の政策(一村一社の令)により、須軽谷村に鎮座していた八坂神社日枝神社が村社である須軽谷八幡神社に合祀されました。
このうち八坂神社御神木だったビャクシンの老木は、今でも須軽谷八幡神社の境内で大切に保存されています。

八坂神社は、須軽谷八幡神社の鎮座する旧須軽谷村扇山の西側に位置する字天王ヶ谷にあった神社で、明治維新以前の神仏習合の時代は、牛頭天王を祀る天王社として崇められていました。天王ヶ谷という地名も、天王社に由来します。
この天王社は、江戸時代前期の1674年(延宝2年)、村で疫病が流行った際、法道寺須軽谷に現存)の住職が一片の木から牛頭天王の像を彫刻し、祈ると、疫病が治まったため、お祀りするようになったのがはじまりと伝えられています。

現在も須軽谷八幡神社で執り行われている八雲祭は、この天王社の祭礼が受け継がれてきたものです。

須軽谷八幡神社・手水鉢(撮影日:2021.04.27)
須軽谷八幡神社・手水鉢(撮影日:2021.04.27)
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須軽谷八幡神社周辺の見どころ

DATA

住所 横須賀市須軽谷1186
アクセス
行き方

京急久里浜線「三浦海岸駅」より、京急バス「横須賀市民病院」行き、「衣笠十字路」行きにて「下ノ里」下車徒歩約15分、または、「宮ノ里」下車徒歩約10分

料金

無料(志納)

電話番号 046-888-0758 ※白山神社(管理元神社)
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