「久里浜ペリー祭花火大会」は、幕末の久里浜へのペリー来航の史実を記念して催される「久里浜ペリー祭」のフィナーレとして開催される花火大会です。「久里浜ペリー祭」は、例年、ペリーが久里浜に上陸した7月14日に近い土曜日に開催されています。
2024年は、花火打ち上げ発数が約5,000発に、有料観覧席も約5,000席にパワーアップされます。
※久里浜ペリー祭花火大会の開催可否決定は当日12:00ごろを予定していますが、天候等の状況次第によっては、それ以降の発表となる場合もあります。
打上場所となる久里浜港から近い久里浜海岸やペリー公園が定番の観覧スポットとなりますが、周辺の海岸などでも見ることができます。久里浜海岸沿いに建ち並ぶ久里浜ペリー祭花火大会の屋台は、三浦半島の夏祭りで最大級の規模をほこります。
7月10日水曜日現在、2024久里浜ペリー祭花火大会の有料観覧席は、カインズホーム屋上席(ペア席、テーブル席、椅子席)がすべて完売しています。カインズホーム裏岸壁席(椅子席)のみ販売中です。
「久里浜ペリー祭」は、「よこすか開国バザール」(会場:京急久里浜駅前はろーど通り)や「水師提督ペリー上陸記念式典」(会場:ペリー公園)など、花火大会の他にも午前中からイベントが行われます(2024年の「日米親善ペリーパレード」開催は見送り)。また、久里浜海岸沿いのペリー通り(開国橋~大浜交差点)には数多くの屋台も建ち並びます。
混雑する花火大会直前に移動するのではなく、早めに会場近くに訪れて、「久里浜ペリー祭」のイベントや屋台を楽しむのがおすすめです。
INDEX
三浦半島最大級の屋台が集うペリー通り
久里浜ペリー祭花火大会の屋台は、久里浜海岸に面したペリー通り(開国橋~大浜交差点)の両側を中心に、約500mに渡って建ち並びます。久里浜ペリー祭花火大会の屋台の出店数は、三浦半島のお祭りの中でも指折りの多さで、これを楽しみに訪れるというファミリーや子どもたちも多く見られます。
ペリー通り沿いの屋台の他にも、久里浜商店街はろーど通り(京急久里浜駅東口)では、よこすか開国バザールとナイトバザールが開催され、こちらでも飲食を購入できます。花火観覧場所へ向かう前に立ち寄るのがおすすめです。
以下は、2024久里浜ペリー祭の主なイベントスケジュールです。
※スケジュールは変更となる場合もあります。
2024久里浜ペリー祭花火大会の交通規制・トイレ・ゴミ箱情報
花火大会を含む久里浜ペリー祭開催にともない、久里浜海岸や京急久里浜駅周辺を中心に交通規制が実施されます。このため、久里浜エリアを運行する京急バスも迂回や運休などがあります。(京急バス「久里浜ペリー祭開催に伴う運行について」参照)
また、久里浜ペリー祭花火大会の会場となる久里浜海岸やペリー公園周辺はたいへん混雑することが予想されるため、交通規制やトイレ、ゴミ箱の設置場所が記載された久里浜観光協会発行のチラシもあわせてご覧ください。
久里浜ペリー祭花火大会・定番の観覧スポット
マップは、スマートフォンやタブレットでは二本指で操作できます。
【有料観覧席】カインズホーム裏岸壁(旧ニチロ岸壁)・カインズホーム屋上
「久里浜ペリー祭花火大会」の有料観覧席は、これまでのカインズホーム裏岸壁(旧ニチロ岸壁)の他に、2024年はカインズホーム横須賀久里浜店の屋上にも設けられます。
カインズホーム横須賀久里浜店の屋上には、通常の椅子席以外にも、ペア席やテーブル付き4人席などのバリエーションが用意されています。
場所取りの必要もなく、花火打ち上げ場所の目の前で見ることできますので、おすすめです。例年、当日券は残らないため、早い者勝ちです!
アクセス
バス利用の場合
京急久里浜線「京急久里浜駅」より京急バス「東京湾フェリー」行き、「野比海岸」行きバスで『大浜』下車
徒歩の場合
京急久里浜線「京急久里浜駅」、JR横須賀線「久里浜駅」より徒歩約20分
地図は拡大してご覧ください
久里浜海岸・長瀬海岸
久里浜ペリー祭花火大会定番の観覧スポットは、ダントツで久里浜海岸の砂浜です。久里浜海岸は、花火打ち上げ場所の正面にあたる場所です。
久里浜海岸沿いの道には多くの屋台が建ち並びます。花火大会前後は久里浜海岸沿いのペリー通り(開国橋~大浜交差点)が歩行者天国になります。
久里浜海岸と開国橋を挟んで反対側(浦賀・千代ヶ崎方面)にあるのが長瀬海岸で、こちらも久里浜海岸とほぼ同じ条件で花火を見ることができます。
アクセス
バス利用の場合
京急久里浜線「京急久里浜駅」、JR横須賀線「久里浜駅」より京急バス「野比海岸」行きバスで『開国橋』『久里浜海岸』『ペリー記念碑』のいずれかで下車
または、京急久里浜線「京急久里浜駅」より京急バス「東京湾フェリー」行き、「野比海岸」行きバスで『大浜』下車
徒歩の場合
京急久里浜線「京急久里浜駅」、JR横須賀線「久里浜駅」より徒歩約20分
ペリー公園
ペリー公園は、久里浜海岸からペリー通り(開国橋~大浜交差点)を挟んだ内陸側にあります。ペリー上陸記念碑の後ろにある遊具エリア周辺は樹木が多く見にくいですが、それよりも海岸側のエリアは良い条件で見ることができます。
公園の目の前を通るペリー通り沿いの屋台も楽しめます。
アクセス
バス利用の場合
京急久里浜線「京急久里浜駅」、JR横須賀線「久里浜駅」より京急バス「野比海岸」行きバス『ペリー記念碑』下車
または京急久里浜線「京急久里浜駅」より京急バス「東京湾フェリー」行き、「野比海岸」行きバスで『大浜』下車
徒歩の場合
京急久里浜線「京急久里浜駅」、JR横須賀線「久里浜駅」より徒歩約20分
東京湾フェリー久里浜フェリーターミナル周辺
久里浜ペリー祭花火大会の打ち上げ場所のすぐ近くからは、東京湾フェリーの金谷航路(久里浜港と房総半島の金谷港を結ぶカーフェリー)が就航しています。
久里浜港のフェリーターミナル周辺からは花火が良く見える他、運航ダイヤ次第では東京湾フェリーの船上からも花火を見られます。(最新のダイヤは、東京湾フェリー公式サイトをご覧ください)
アクセス
京急久里浜線「京急久里浜駅」より京急バス『東京湾フェリー』行きバスで終点下車
または、京急久里浜線「京急久里浜駅」、JR横須賀線「久里浜駅」より京急バス「野比海岸」行きバス『東京湾フェリー』下車
久里浜ペリー祭花火大会・穴場の観覧スポット
久里浜ペリー祭花火大会では、それほど大きな玉が上がらないため、離れすぎると迫力に欠けます。また、久里浜は、三浦半島最大の河川である平作川が流れ、三浦半島最大の平野を有するエリアのため、平作川沿いの内陸へ行っても、それほど標高が上がらないという特徴もあります。
京急久里浜駅/JR久里浜駅より海側のエリアは高い建物も多くあり、久里浜1丁目公園(F・マリノススポーツパーク)や久里浜でんしゃ公園(久里浜1丁目第2公園)といった新しい公園もできましたが、駅周辺の公園からはあまり良い条件で花火を見ることができません。(神明公園も、市立総合医療センター建設のため、大幅に縮小されています)
ここで穴場として紹介するスポットは、久里浜ペリー祭花火大会の打ち上げ場所から離れるため難点はあるものの、それなりに広いスペースが確保できる公共の場所になります。
くりはま花の国
くりはま花の国はとても広い公園のため、場所によって花火がよく見える場所から、ほとんど見えない場所まで、さまざまです。
そんな中でも、第2駐車場からハーブ園方面に向かう坂道沿いの展望スポットが、くりはま花の国から見るベストスポットと言えます。
反対側のポピー園/コスモス園方面からは、花火をよく見られる場所はほとんどありません。
アクセス
ハーブ園に近い第2駐車場側の入口まで
京急久里浜線「京急久里浜駅」、JR横須賀線「久里浜駅」より京急バス「野比海岸」行きバス『久里浜港』下車、徒歩約10分
または、京急久里浜線「京急久里浜駅」より京急バス「東京湾フェリー」行きバス『大浜』下車、徒歩約10分
野比海岸
野比海岸は、久里浜ペリー祭花火大会の打ち上げ場所となる久里浜港とは、千駄ヶ崎という岬を一つ挟んだ南側の隣りに位置する海岸になります。そのため、花火は、正面の海の方角ではなく、その左側(火力発電所方面)に見ることになります。
岬の影になるため、水上花火などの低い花火は見られませんが、高く上がった花火は十分見ることができます。野比海岸は砂浜が長く続くため広いエリアがあり、久里浜海岸周辺のようには混雑しないため、穴場のなかではおすすめスポットです。
アクセス
北側の千駄ヶ崎付近まで
京急久里浜線「京急久里浜駅」、JR横須賀線「久里浜駅」より京急バス『野比海岸』行きで終点まで
南側の野比海岸公園付近まで
京急久里浜線「YRP野比駅」より徒歩約10分
燈明堂海岸
燈明堂海岸は、久里浜ペリー祭花火大会の打ち上げ場所となる久里浜港とは、千代ヶ崎という岬を一つ挟んだ北側の隣りに位置する海岸になります。そのため、花火は、正面の海の方角ではなく、その右側に見ることになります。
野比海岸と同じように、岬の影になるため、水上花火などの低い花火は見られませんが、高く上がった花火は十分見ることができます。
燈明堂海岸は駐車場がありますが、公共交通機関でのアクセスが悪いのが難点です。
アクセス
京急線「浦賀駅」より京急バス「千代ヶ崎経由京急久里浜駅」行き
または京急久里浜線「京急久里浜駅」より京急バス「千代ヶ崎経由浦賀駅」行きで、『燈明堂入口』下車徒歩約15分
久里浜の穴場の花火大会
久里浜の夏の花火大会は、久里浜ペリー祭花火大会だけではありません。例年、久里浜ペリー祭花火大会の直前には、陸上自衛隊久里浜駐屯地の花火大会も開催されます。
陸上自衛隊久里浜駐屯地の花火大会は、規模こそ小さいですが、夕方から久里浜駐屯地が一般開放されるため、間近で迫力ある花火を楽しめます。
なお、久里浜ペリー祭花火大会も、陸上自衛隊久里浜駐屯地の協力のもと開催されています。