2022年の三浦半島は、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で鎌倉や三浦一族が脚光を浴びて、アフターコロナと呼ばれる時代に入ってイベント開催も徐々に解禁されるようになっていきました。
当サイト『三浦半島日和』も、年初より「鎌倉殿の13人」関連のコンテンツを増やしていって、年末には「鎌倉殿の13人 聖地巡礼」として特集記事にまとめました(この記事を書いている2023年1月10日現在、まだ暫定公開中なのですが)。「鎌倉殿の13人」は、三浦半島のことに興味をもっていただく入口としても、とてもよい機会だったと思います。
また、年の終盤からは、これまでのスポット情報のページとは別に、イベント案内用のページを用意するようにしました(こちらも、システム的に暫定公開扱いです)。
トレンドに合わせたコンテンツの拡充をはかっていった結果、2022年の『三浦半島日和』のアクセス数は、その3分の2以上が下半期に集中し、イベントなどでまちに活気が戻ってきたことに比例するかたちとなりました。
サイトオープン2年目に突入した2022年の『三浦半島日和』の年間PV(ページビュー)は、145万PV以上でした。
2022年の『三浦半島日和』の年間PVランキングを整理してみると、まさに、「2022年の三浦半島」を象徴するようなものになったと思います(「お墓」が1位ですけど・・・)。
すでにその片りんは垣間見えていますが、今後は、よりコンテンツを充実させていって、「三浦半島のトレンド」=「三浦半島日和のランキング」となるくらい、三浦半島の今を伝えるウェブサイトになることをめざしています。
2022年『三浦半島日和』年間PVランキング
第1位 三浦義村の墓
まさに、2022年の象徴。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の影響をもっとも受けたページです。
とは言え、「三浦義村の墓」そのものがこんなに興味を集めたというわけではありません。このページに関する検索キーワードを調べてみると、「三浦義村 最期」でヒットすることが多かったようです。
「鎌倉殿の13人」では、次々に主要な登場人物(=有名俳優)が退場していく中、三浦義村(演・山本耕史)の最期に戦戦恐恐としていた視聴者も多かったことでしょう。あるいは、主人公の北条義時(演・小栗旬)より長生きすることを知って、「鎌倉殿の13人」では描かれない三浦義村の最期を知りたくて調べたという方も少なくなかったかもしれません。
第2位 よこすか開国花火大会2022
『三浦半島日和』では、2022年10月中旬からイベント情報ページの提供をはじめました。その第一弾のうちの一つが「よこすか開国花火大会2022」でした。
イベント当日の5日ほど前に公開したページにも関わらず、年間PVランキングの第2位になったというところに、アフターコロナと呼ばれる時代になって、いかに待望のイベントであったかということがうかがい知れます。
と同時に、イベントページの最大瞬間風速の強さを実感しました。
第3位 米海軍横須賀基地(ベース)
2022年10月中旬からイベント情報ページの提供をはじめたきっかけの一つが、それ以前より公開していた米海軍横須賀基地(ベース)のページへのアクセス数が多かったことです。
米海軍横須賀基地(ベース)では、例年(コロナ禍以前に)、開催される米海軍横須賀基地の一部開放イベントの情報を紹介していました。
2022年は中止となった桜の時期に開催される「日米親善よこすかスプリングフェスタ」と夏から秋へと延期になった「ヨコスカフレンドシップデー」の情報を求めている方が多いことを知ることになりました。
第4位 三浦義村(三浦平六)とは?
第1位の三浦義村の墓と同様に、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の影響が大きかったページの一つです。
このページを公開した年初はまだ「鎌倉殿の13人」での三浦義村(演・山本耕史)の注目度はそこまで高くありませんでしたが、ドラマの回を重ねるごとに人気が上がっていきました。それに比例するように三浦義村の話題がネットメディアやネットニュースで取り上げられることも増えていきました。
それは「三浦義村」という検索キーワードの競争が激化することを意味していて、『三浦半島日和』の三浦義村のページの検索順位も大きく変動することになりました。(Google検索では最高2位を記録。そのときの1位はWikipedia)
三浦義村の地元である三浦半島のページとしては、ネットメディアやネットニュースのような一過性のトレンドに乗った使い捨てのページではなく、ゆかりの地の紹介などとともに、これからもアップデートを続けていくつもりです。
第5位 2022ヨコスカフレンドシップデー
第2位の「よこすか開国花火大会2022」と同日開催したイベントを紹介するページです。
また、事実上、第3位の米海軍横須賀基地(ベース)のページからイベント情報の内容を分離して作成するかたちとなりました。『三浦半島日和』の公開当初より、スポット情報とイベント情報は明確に分ける方針を持っていましたので、この機会に分離させました。
第6位 一色海岸(一色海水浴場)&小磯の鼻
ビーチのスポット情報は、2022年の、とくに上半期に、集中的に充実させたものの一つです。
その中でも、この一色海岸のページがダントツで人気がありました。検索上位にあったということもありますが、一色海岸自体が、三浦半島のビーチのなかでも興味を集めていたのだと思います。決してアクセスがよいビーチではありませんが、ほどよいローカル感と、ほどよいリゾート感の、絶妙なバランスが人気の秘密と言えるでしょう。
第7位 海上自衛隊 国際観艦式2022「フリートウィーク」横須賀港艦艇一般公開
2022年10月下旬から11月上旬にかけて行われた海上自衛隊国際観艦式2022「フリートウィーク」も、間違いなく2022年の横須賀を盛り上げたイベントの一つでした。横須賀では、海上自衛隊の艦艇の一般公開以外に、音楽隊のパレードや外国艦艇の一般公開などのイベントが開催されました。
国際観艦式は10年単位、またはそれ以上の長いスパンの間隔を開けて行われるイベントのため、次回の開催はしばらく先になりますが、リアルな集客という点でも、あらためて横須賀を象徴するメガイベントであることを実感しました。
第8位 北条義時ゆかりの地
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公・北条義時(演・小栗旬)ゆかりの地も、1年を通して多くのアクセスがありました。このページも、第4位の三浦義村のページと同じように、ドラマの回を重ねるごとに競合ページが増えていった印象が強くあります。大河ドラマの主人公のゆかりの地であれば、当たり前と言えば当たり前のことです。
「鎌倉殿の13人」の主要な登場人物で三浦半島にゆかりのある人物については、その人物ごとにゆかりの地を紹介するページを制作しました。よくある観光案内形式ではなく、リアルな場所を使った軽いストーリー仕立てにしているのが特徴です。
第9位 和田長浜海岸(和田長浜海水浴場)
和田長浜海岸は、横須賀市と三浦市にまたがる海岸です。夏には海水浴場が開設されます。
駐車場が広いため、クルマで訪れるファミリーに人気があります。この駐車場は、シーズンオフは無料駐車場になりますので、1年を通して一定の需要もあるようです。
広い無料駐車場(シーズオフ限定)×広いビーチという組み合わせで、和田長浜海岸は三浦半島では唯一無二の貴重な存在なのです。
第10位 2022三浦半島の花火大会
コロナ禍以前は夏を中心に多くの場所で開催されていた三浦半島の花火大会ですが、2022年もまだ、大半が中止となってしまいました。
そんな中でも、横須賀や葉山、三崎・城ヶ島がシークレット扱いではない花火大会として開催してくれたことは、アフターコロナの時代に射した明るい光のように思いました。
花火大会は『三浦半島日和』にとってキラーコンテンツの一つという位置づけであり、他所のサイトに負けないコンテンツを提供できると考えているものの一つです。2023年は、全力で紹介できるようになることを願っています。