葉山・堀内の諏訪神社は、江戸時代に漁師の守護神として祀られたと伝えられていて、それ以来、風占いの神として漁の安全を祈る漁業者から信仰をあつめてきました。
1908年(明治41年)に村社・森戸社(現在の森戸神社)に合祀されましたが、それ以降も地域の人たちによってお祀りされ続けています。
このあたりの集落は「諏訪町」(旧堀内村の字五ツ合小名諏訪町)と言いますが、もちろんこれは、この神社に由来する地名です。
| 主祭神 | 建御名方命 |
| 旧社格等 | ― |
| 創建 | 不詳 (江戸時代中期以前) |
諏訪神社は古き良き漁師町・葉山の象徴

堀内の諏訪神社の社殿は相模湾に面した高台にあり、参道から県道207号森戸海岸線を挟んで海まで一直線に小径がのびています。
小径の先に広がる諏訪町下海岸は、南隣りの三ヶ浦とともに、今も漁師町の雰囲気をよく残しています。
この地域には、神社と浜辺を定期的に掃除する「宮そうじ」「浜そうじ」という江戸時代から伝承されてきた風習が残っていると言います。
ヨットハーバーが整備され近代的な港となった葉山港や葉山マリーナと、観光名所として人気の森戸海岸(森戸海水浴場)や森戸神社(森戸大明神)に挟まれた諏訪町と三ヶ浦は、多くの人がイメージする「葉山」とは違うかもしれません。しかし、古くからの漁師町というのも、このまちの人たちが受け継いできた葉山らしさの一つであり、諏訪神社はその象徴とも言えます。

小さいながらも江戸時代からの伝統が息づく境内

江戸時代に堀内村の名主をつとめた葉山家に伝わる「相州三浦郡堀内村絵図」より、堀内の諏訪神社は、遅くとも江戸時代中期の1773年(安永2年)には、この地に鎮座していたとみられています。
その歴史の古さを伝えるように、諏訪神社の小さな境内には、ところ狭しと、小社や石祠が鎮座しています。それぞれの詳しい由緒は分かりませんが、この山上にあった、元宮などが含まれていると言います。なかには、彩色されていた跡の残る人形が安置されたユニークな祠もあります。





堀内諏訪神社周辺の見どころ
北側の葉山マリーナ方面






