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葉山鐙摺港・葉山新港(はやま港海の駅)&小浜海岸 | 日曜朝市が人気の日本ヨット発祥の地

葉山港・海側から見たヨットハーバー(撮影日:2021.10.05) 葉山
葉山港・海側から見たヨットハーバー(撮影日:2021.10.05)

マリーナ港湾施設が集まる葉山港周辺は、「日本のヨット発祥の地」とされ、古くからマリンスポーツが盛んなエリアです。
現在の葉山港は、県道(バス通り)から近い内陸側にあり、主に漁港として利用されている葉山鐙摺あぶずり港(葉山本港)地区と、1994年からその沖合に整備され、主にマリーナとして利用されている葉山新港地区の2つのエリアからなります。

葉山ではめずらしい大型駐車場「県営葉山港駐車場(葉山新港駐車場)」が併設されていて、車でも利用しやすいのがうれしいポイントです。
葉山新港と同じマリーナですが、隣接する葉山マリーナは別施設です。

葉山鐙摺港では毎週日曜日に開催されている朝市も人気です。港の横には、小浜海岸と呼ばれる、小さな砂浜も残されています。
葉山新港には、レンタルボートゲストバースも用意されていて、「はやま港海の駅」として「海の駅」(国土交通省)に登録されています。無料で利用できる防波堤では、釣り相模湾の絶景をたのしむこともできます。

葉山港駐車場(撮影日:2021.10.05)
葉山港駐車場(撮影日:2021.10.05)
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「日本ヨット発祥の地」葉山のヨットの歴史

葉山港-本港(鐙摺港)・「日本ヨット発祥の地の碑」(撮影日:2026.02.03)
葉山港-本港(鐙摺港)・「日本ヨット発祥の地の碑」(撮影日:2026.02.03)

葉山鐙摺港(葉山本港)には、ヨットの帆をかたどった「日本のヨット発祥の地」の石碑が建っています。葉山町によると、明治時代後期に、慶応義塾大学水泳部が葉山沖でヨットを走らせたのが日本の近代ヨットの草分けだったと言い、この石碑もその出来事に由来します。

日本のヨットの歴史は、開港後の横浜に、外国人居留地の外国人が持ち込んだヨットによってはじめられたとされています(諸説あり)。1875年(明治8年)には、横浜で、日本初のヨットレースが開催されました。
しかし、明治時代前半は、ヨットはまだまだ外国人主導のものでした。

明治時代も半ばを過ぎると、そのような外国人と交流を持つようになった日本人にもヨットをたのしむ人が増えていきます。同じ海の競技者であった慶応義塾大学水泳部の人たちがまさにそれで、葉山の海でヨットを走らせるようになったのも、葉山が水泳部の練習場だったためです。

1932年(昭和7年)には、慶応義塾大学水泳部主催による「第1回湘南ヨットレース」が葉山で開催されました。このヨットレースが、日本人によるはじめてのヨットレースであったとされています。

1937年(昭和12年)に葉山~大島間で行われたレースは、日本初の外洋ヨットレースだったと言います。

第二次世界大戦中は、三浦半島一帯が軍事施設となったため相模湾を自由に利用できない時期もありましたが、戦後の1951年(昭和26年)には、日本でもっとも歴史ある外洋ヨットレースである「大島レース」が葉山~大島間ではじまり、葉山は再びヨットの聖地となっていきました。

慶応義塾大学水泳部がその歴史の第一歩をつくった葉山では、学生のセーラーが目立ちます。現在でも葉山には、約30校の体育会系ヨット部や同好会の合宿所があり、学生の長期休暇期間やヨットレース前などには、葉山港小浜海岸やこの近くの森戸海岸などから沖へと練習に出て行く姿を多く見かけます。

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オリンピックや国体のヨット競技の会場となった葉山港

葉山港・大崎公園より望む(撮影日:2023.02.21)
葉山港・大崎公園より望む(撮影日:2023.02.21)

近現代の葉山港は、葉山のヨットの歴史とともに、アップデートをくり返されてきました。

1955年(昭和30年)に開催された「第10回国民体育大会(第10回神奈川県国体)」では、葉山港ヨット競技(現在のセーリング競技)の会場になりました。
1964年(昭和39年)の「東京オリンピック」でも葉山港ヨット競技のサブ会場となり、これにあわせて、宿泊施設を備えた葉山マリーナが開業しました(現在、葉山マリーナに宿泊施設はありません)。

1994年からは、1998年の「かながわ・ゆめ国体ヨット競技開催に向けて再整備がはじまり、2001年に現在の葉山新港が完成しました。
この再整備では、釣りや眺望をたのしめる遊歩道や通称「赤灯台」と呼ばれる葉山港A防波堤灯台、300t級の貨物船が接岸できる耐震強化型の防災岸壁などが新たに設けられました。

葉山港・新港(撮影日:2026.01.22)
葉山港・新港(撮影日:2026.01.22)
葉山港堤防から江の島方面を望む(撮影日:2021.10.05)
葉山港A防波堤から江の島方面を望む(撮影日:2021.10.05)
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葉山鐙摺港の名物「ハヤマ・マーケット日曜朝市」

葉山港-本港(鐙摺港)(撮影日:2026.01.22)
葉山港-本港(鐙摺港)(撮影日:2026.01.22)

一方、ヨットよりずっとずっと長い歴史を持つ漁師まちとしての葉山を受け継ぐのが、葉山鐙摺港(葉山本港)です。
ヨットハーバーがメインの葉山新港とはうってかわって、葉山鐙摺港には比較的小型の漁船が並んでいます。一般客向けの釣り船も数多く出航しています。

また、葉山鐙摺港の名物と言える、毎週日曜日に地元のグルメや特産品が集まる朝市「ハヤマ・マーケット日曜朝市」も人気があります。新鮮な魚や野菜の他、葉山ローカルの人気店によるケーキなどのスイーツも充実しているのが特徴です。
開催場所は葉山鐙摺港湘南漁業協同組合葉山支所前で、朝8時半からはじまります(開始時間は店舗によって異なります)。

葉山港-本港(鐙摺港)岸壁(撮影日:2026.01.22)
葉山港-本港(鐙摺港)岸壁(撮影日:2026.01.22)
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白亜のレストランと富士山が絵になる小浜海岸

小浜海岸よりレストラン「ラ・マーレ」越しに富士山、江の島方面を望む(撮影日:2026.02.03)
小浜海岸よりレストラン「ラ・マーレ」越しに富士山、江の島方面を望む(撮影日:2026.02.03)

京急バスの「鐙摺あぶずり」バス停のすぐ裏にあるのが小浜海岸です。文字通り、小さな海浜です。
古くは、このあたりの地名をとって、「鐙摺海岸」とも呼ばれていました。

海岸廻りの路線バスや海岸線沿いに車を走らせたとき、逗子方面から「渚橋」交差点を「森戸海岸」方面に入ると、最初に見えてくる葉山の海の景色が小浜海岸から見た相模湾です。

バスや車では一瞬で通り過ぎてしまいますが、海辺にたたずむ白亜のレストラン「ラ・マーレ」とバックの富士山江の島が絵になるので、その一瞬で目に焼き付いてしまうことでしょう。

2025年海水浴場×
小浜海岸は海水浴場ではありません
2025年海の家開設×
公衆トイレ
駐車場
県営葉山港駐車場(葉山新港駐車場)
近隣にコインパーキングもあり
小浜海岸(撮影日:2021.10.05)
小浜海岸(撮影日:2021.10.05)
小浜海岸からの富士山、江の島方面の夕景(撮影日:2026.02.03)
小浜海岸からの富士山、江の島方面の夕景(撮影日:2026.02.03)
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葉山鐙摺港・葉山新港(はやま港海の駅)&小浜海岸周辺の見どころ

葉山港・鐙摺周辺

葉山港A防波堤灯台(赤灯台)&遊歩道
葉山港A防波堤は、葉山港(葉山新港)のもっとも沖合に整備された遊歩道のある防波堤で、先端には、葉山港A防波堤灯台が建っています。遊歩道は無料で利用可能です。(定休日や開場時間等は記事末尾のDAT...
葉山マリーナ
葉山マリーナは、ヨットハーバーと、レストランやマリンカジュアルなどのショップが入るマリーナプラザからなる、複合マリーナ施設です。ビジター向けには、湘南の海の観光スポットをめぐる「江ノ島・裕次郎灯台周...
須賀神社(須賀社)[堀内]
葉山・堀内の須賀神社は、京都の祇園社から勧請されたと伝わる、鐙摺あぶずり地区の鎮守です。現在は神社境内の前方には、葉山マリーナや葉山新港が整備されていますが、かつては、もっと海の近くに鎮座する神...
海宝寺
葉山・堀内の海宝寺(海寶寺、戒宝寺)かいほうじは、海からほど近い場所にある浄土宗の寺院です。すぐ隣りに鎮座する須賀神社(須賀社)とはまるで境内を共有するように、境いめがありません。周辺には、葉山...
旗立山(軍見山)・鐙摺城跡
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逗子・渚橋方面

逗子海岸(逗子海水浴場)
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鐙摺の切通し(田越の切通し)
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国木田独歩文学碑・鳴鶴ヶ崎(逗子市浄化管理センター)
明治時代に小説家や詩人、ジャーナリストとして活躍した国木田独歩くにきだ どっぽは、その作品のなかでたびたび逗子の情景を描いています。徳冨蘆花、泉鏡花らと並ぶ、近代における、逗子ゆかりの作家の一人とし...
蘆花記念公園
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諏訪町下海岸・三ヶ浦海岸
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真名瀬海岸
真名瀬海岸は、葉山の総鎮守森戸大明神(森戸神社)が鎮座する岬の南側に広がる海岸です。海水浴場が開設される海岸ではありませんが、白砂の小さな砂浜が広がっています。「真名瀬」という地名の読み方は、「まな...
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葉山灯台(裕次郎灯台)は、森戸海岸の約700m沖合に建っているため、歩いて行くことはできません。陸上からは、森戸海岸や森戸神社(森戸大明神)裏の海岸、真名瀬海岸などから望むことができます。また、...
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【2025 No.10】特集 | 三浦半島ビーチカタログ

DATA

住所 三浦郡葉山町堀内50(葉山港 管理事務所)
アクセス
行き方

JR横須賀線・湘南新宿ライン「逗子駅」または京急逗子線「逗子・葉山駅」より京急バス「海岸回り葉山(一色)」行きに乗車して『鐙摺(あぶずり)』下車

駐車場 あり(有料)※100台以上停められる駐車場は「県営葉山港駐車場(葉山新港駐車場)」の他、近隣に「葉山マリーナ駐車場」(マリーナ定休日は休場)があります
営業時間

※施設により異なる

休業日 火曜日(火曜日が休日の場合は水曜日。ただし、7月・8月に休業日はありません)、年末年始(12月29日~1月3日)※県営葉山港駐車場(葉山新港駐車場)は年中無休
電話番号 046-875-1504(葉山港 管理事務所)
ウェブサイト https://www.hayama-port.jp/
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