鎌倉は日本でもっとも遅くまで紅葉を楽しめる場所の一つです。その中でもとくに遅めに見ごろを迎える紅葉スポットを、2025年12月10日(水)~12日(金)現在の最新の色づき状況と、鎌倉駅を起点としたおすすめモデルコースとともにご紹介します。
モデルコースは、途中でバスを利用しますが、山登りもありますので、健脚の方向けです。休憩や鑑賞時間を入れて、全行程で4時間ほどです。
12月は日没の時間が早いため、鎌倉駅周辺でお昼を食べてから出発すると、途中で暗くなってしまいます。最後の妙本寺を夕暮れにあわせて参拝する場合はそれでも良いですが、はじめて訪れる場所が多い場合、余裕を見て午前中の早い時間帯に出発するほうが安全です。
※見ごろ情報や今後の見通しは、公式発表のものではありません。すべて、「三浦半島日和」調べです。
- スタート鎌倉駅
※公衆トイレあり
バス 約10分 「大塔宮(鎌倉宮)」行きで終点まで
- 立ち寄り大塔宮バス停
※公衆トイレあり(鎌倉宮)
徒歩 約30分
- 紅葉スポット獅子舞
徒歩 約40分(天園ハイキングコース経由)
- 紅葉スポット瑞泉寺
※公衆トイレあり
徒歩 約20分
- 立ち寄り大塔宮バス停
※公衆トイレあり(鎌倉宮)
バス 約10分 「鎌倉駅」行きで『若宮大路』下車
- 立ち寄り若宮大路バス停
徒歩 約10分
- 紅葉スポット妙本寺
※公衆トイレあり
徒歩 約10分
- ゴール鎌倉駅
※公衆トイレあり
※獅子舞周辺のルートは山道のため、地図に表示されません。ルートは記事本文を参照してください。
鎌倉の山で見られる一番の紅葉の名所 獅子舞
まずはじめに目指すのは、鎌倉の山で見られる一番の紅葉の名所、獅子舞です。イチョウとモミジの大木が、鎌倉で最高クラスのスケールと美しさで拡がっています。例年、イチョウの見ごろは11月下旬で終わってしまいますが、モミジは12月中旬まで楽しめます。
12月10日(水)現在、獅子舞の谷の紅葉色づき状況は、モミジは見ごろでした。
今年の獅子舞の紅葉は、ここ5年の平均より数日早めに進んでいるようでした。ただ、まだ緑色が残っている葉も少なくなく、全体的に真っ赤というよりは、少しくすんだ色に見えました。
これからさらにキレイに色づいて真っ赤になるかもしれないですし、このまま葉が落ちてしまうのかもしれません。

その名も「紅葉ヶ谷」にある紅葉の名所 瑞泉寺
次の目的地は、その名も「紅葉ヶ谷」にある紅葉の名所、瑞泉寺です。
山号の錦屏山は、寺を囲む山々の紅葉が錦の屏風のように美しいことから名付けられました。紅葉の季節は、夕方になり、西日を浴びると、錦屏山の名のごとく、輝いて見えます。
12月10日(水)現在、瑞泉寺の紅葉色づき状況は一部見ごろでした。拝観受付から山門までの参道沿いや、山門周辺など、モミジが多い場所では緑色が優勢で、瑞泉寺庭園周辺やその背後の山々のモミジは見ごろでした。

鎌倉屈指の紅葉の穴場スポット 妙本寺
最後に訪れるのは、鎌倉の人気観光地が集中するエリアからは外れているため、穴場の紅葉スポットと言える、妙本寺です。
晩秋の妙本寺は、境内のいろいろな場所で紅葉や黄葉を楽しめます。有名なのは二天門の前のモミジですが、祖師堂の周辺の紅葉も素晴らしいです。
12月12日(金)現在、妙本寺の紅葉色づき状況は一部見ごろでした。真っ赤に色づいている木は少ないですが、本堂にあたる祖師堂や鐘楼周辺のモミジは見ごろを迎えつつありました。
二天門前のモミジはオレンジ色に色づいていました。

瑞泉寺から妙本寺までは、半分バスを利用します。まずは「大塔宮(鎌倉宮)」バス停まで徒歩で戻って、「鎌倉駅」行きバスで「若宮大路」まで行きます。「若宮大路」バス停から妙本寺までは、本覚寺近くを通りながら、徒歩で向かいます。
妙本寺からゴール地点の鎌倉駅までは徒歩で戻ります。およそ10分程度で到着します。
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