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獅子舞 | 獅子舞谷に広がるイチョウの絨毯やモミジの屏風絵は鎌倉屈指の紅葉の名所

獅子舞・紅葉のころ-1(撮影日:2020.12.08) 鎌倉
獅子舞・紅葉のころ-1(撮影日:2020.12.08)
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獅子舞ししまいは、鎌倉の山で見られる一番の紅葉の名所です。獅子舞谷ししまいがやつの山奥に、例年、11月下旬にはイチョウの黄葉が、12月上旬にはモミジの紅葉が、どちらも鎌倉で最高クラスのスケールと美しさで拡がります。
鎌倉には寺院や神社に紅葉の名所が多いですが、山の中で見られる場所はそれほど多くなく、そのなかでもイチョウモミジも同じ場所でたのしめる獅子舞は、唯一無二の存在です。
アクセスがあまり良くないこともあり、寺院や神社の紅葉の名所に比べれば訪れる人はそれほど多くなく、静かにたのしめる紅葉の穴場でもあります。

獅子舞獅子舞谷と呼ばれる、二階堂川の源流が流れる谷戸に位置していて、天園ハイキングコースと組み合わせて散策するのがオススメです。覚園寺口や瑞泉寺口など比較的近くの出入口との間を周遊するルートの他、北鎌倉横浜・金沢区方面などへ横断するルートも可能です。

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2023年晩秋の獅子舞の黄葉・紅葉 見ごろ状況

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【参考】2022年晩秋の獅子舞の黄葉・紅葉 ムービー

鎌倉 獅子舞谷の紅葉【2022.12.15】- The Red Curtain over SHISHIMAI – Autumn Leaves in SHISHIMAI Valley, Kamakura
鎌倉 獅子舞谷の黄葉【2022.11.25】- The Yellow Carpet on SHISHIMAI – Autumn Leaves in SHISHIMAI Valley, Kamakura
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獅子舞の名物 イチョウの黄色いじゅうたん

獅子舞・黄葉のころ-1(撮影日:2020.11.26)
獅子舞・黄葉のころ-1(撮影日:2020.11.26)

例年11月下旬に見ごろを迎えるイチョウは、獅子舞の山道を黄色いじゅうたんで敷き詰めます。ちょうど山道沿いに立派なイチョウの木が何本かあるため、ふかふかのじゅうたんができあがります。
よく晴れた日が続いた翌日の、早朝に訪れるのがオススメです。

獅子舞・大イチョウ林の黄葉(撮影日:2023.12.01)
獅子舞・大イチョウ林の黄葉(撮影日:2023.12.01)
獅子舞・黄葉のころの落ち葉(撮影日:2020.11.26)
獅子舞・黄葉のころの落ち葉(撮影日:2020.11.26)

以下のリンク先からその他の【イチョウの黄葉】の情報もご覧ください

【2023 No.11】特集 | 晩秋の鎌倉・イチョウの黄葉
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壮大で幻想的な モミジの真っ赤な屏風絵

獅子舞・紅葉のころ-2(撮影日:2020.12.08)
獅子舞・紅葉のころ-2(撮影日:2020.12.08)

イチョウの黄葉の見ごろが終わると、美術館の企画展が入れ替わるように、今度はモミジが赤く色づきはじめます。モミジイチョウよりも広範囲に広がっていて、獅子舞に入ると、あたり一面を美しい屏風絵に囲まれているような、幻想的な雰囲気に包み込まれます。

自然が織りなす芸術であるが故、イチョウの黄葉モミジの紅葉を一度にたのしむという贅沢は、なかなか叶わないのですが、日によっても時刻によっても表情を変える獅子舞は、シーズン中に何度でも訪れたくなる魔性の魅力を持った場所です。

獅子舞・紅葉のころ-3(撮影日:2020.12.08)
獅子舞・紅葉のころ-3(撮影日:2020.12.08)
獅子舞・紅葉のころ-4(撮影日:2022.12.15)
獅子舞・紅葉のころ-4(撮影日:2022.12.15)
獅子舞・紅葉のころのイチョウの大木を見上げる(撮影日:2023.12.13)
獅子舞・紅葉のころのイチョウの大木を見上げる(撮影日:2023.12.13)

以下のリンク先からその他の【モミジ&カエデの紅葉】の情報もご覧ください

【2023 No.11】特集 | 晩秋の鎌倉・モミジ&カエデの紅葉
鎌倉 獅子舞谷の黄葉・紅葉 2020 / 2021
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毎年違う イチョウとモミジの競演

獅子舞・モミジの紅葉とイチョウの黄葉のグラデーション(撮影日:2023.12.01)
獅子舞・モミジの紅葉とイチョウの黄葉のグラデーション(撮影日:2023.12.01)

獅子舞では、イチョウの黄葉のピークとモミジの紅葉のピークが重なることはほぼありません。イチョウの黄葉のピークの方が、2週間前後早いことが多いようです。

黄金色に輝くイチョウの黄葉一面に広がる落葉の黄色いじゅうたん燃えるような真っ赤なモミジの紅葉、11月下旬から12月上旬にかけての獅子舞では、これらいずれかの組み合わせには出会うことができます。人によってベストだと思える状態は違うと思いますが、晩秋の獅子舞は、なにも見どころがなくガッカリするようなことは、まずありません。

イチョウの黄葉モミジの紅葉、それぞれのタイミングは、年によって異なります。それはまた、同じ競演の仕方をする年は二度とないということを意味しています。ピークの合間に見られる、赤・緑・黄色のグラデーションも、獅子舞のようなスケールの大きな森林では見ごたえがあります。

獅子舞・イチョウの絨毯と淡いモミジの紅葉(撮影日:2021.12.03)
獅子舞・イチョウの絨毯と淡いモミジの紅葉(撮影日:2021.12.03)
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獅子舞への詳しい行き方

獅子舞へは、鎌倉宮方面から(上り)と、天園方面から(下り)と、主に二通りの行き方があります。
天園ハイキングコース方面への登り口は、覚園寺口・二階堂口とも、瑞泉寺口とも違う場所のため、注意が必要です。

鎌倉宮方面から獅子舞へ上るルート

獅子舞へ続く二階堂川源流付近(撮影日:2020.11.26)
獅子舞へ続く二階堂川源流付近(撮影日:2020.11.26)

鎌倉宮方面からは、まずは永福寺跡を目指します。永福寺跡からは、瑞泉寺の方へは行かず、永福寺跡を左に見ながら道なりに進みます。亀ヶ淵橋を渡り、民家が途絶えると、いよいよ山道に入っていきます。
山道に入ると、二階堂川は沢に変わり、その沢に沿って登って行くことになります。足元がぬかるんでいることがありますので、トレッキングに適した靴や服装で行くと良いでしょう。山道に入ってから10分ほど歩くと、獅子舞にたどり着きます。
晩秋のイチョウモミジが色づく頃はその美しさが目印になりますが、それ以外の季節でも、イチョウモミジの大木が立ち並ぶ姿は明らかに異質な雰囲気があります。
獅子舞の先をそのまま登って行くと、天園ハイキングコースの尾根道に合流します。

ここからは、鎌倉宮を起点として獅子舞へ向かう場合の、詳しいルート案内をご紹介します。

Step1 鎌倉宮の境内右側沿いの道を進む
獅子舞の行き方(鎌倉宮方面から)・Step1-鎌倉宮の境内右側沿いの道を進む

獅子舞までのアクセス方法を、鎌倉宮境内入口の鳥居の前からご案内します。
鎌倉宮の境内を右側にまわり込むようにして、境内を左手に見ながら永福寺跡方面に進みます。
獅子舞天園方面に向かう際、鎌倉宮が最後の公衆トイレのある場所になりますので、お参りしながらお借りしましょう。

Step2 通玄橋を渡らずに永福寺跡方面へ進む
獅子舞の行き方(鎌倉宮方面から)・Step2-通玄橋を渡らずに永福寺跡方面へ進む

鎌倉宮の境内を左手に見ながら直進して行くと、左側に鎌倉宮カントリーテニスクラブのテニスコートが見えてきます。さらにそのまま道なりに進むと、瑞泉寺との分岐となる通玄橋に着きます。この分岐を、通玄橋を渡らずに、永福寺跡の案内にしたがい、左側に進みます。

Step3 永福寺跡を左手に見ながら道なりに進む
獅子舞の行き方(鎌倉宮方面から)・Step3-永福寺跡を左手に見ながら道なりに進む

永福寺跡の敷地を左手に見ながら、道なりに進んで行きます。右側に流れている川は、二階堂川です。
二階堂川獅子舞の近くを源流として、金沢街道の荏柄天神社一の鳥居付近で滑川に合流する川です。ここから獅子舞までの間、この川に沿って歩いて行くことになります。

Step4 亀ヶ渕橋で二階堂川を渡る
獅子舞の行き方(鎌倉宮方面から)・Step4-亀ヶ渕橋で二階堂川を渡る

永福寺跡を左手に見ながら直進して行くと、今度は正面に亀ヶ渕橋が見えてきます。ここで二階堂川を渡って、右側の道に進みます。二階堂川からは、一旦離れますが、またすぐに合流します。
なお、ここを左側に行くと、天園ハイキングコース二階堂口に行くことができます。二階堂口から天園方面とは反対側に進めば、すぐに覚園寺の近くに出ることもできます。

Step5 大きな鉄塔の右側を通過
獅子舞の行き方(鎌倉宮方面から)・Step5-大きな鉄塔の右側を通過

再び二階堂川と合流して、道なりに進んで行くと、今度は左手前方に大きな鉄塔が見えてきます。この鉄塔の右側を、そのまま直進します。
このあたりで民家が途絶えて、いよいよ獅子舞谷の谷戸の奥深くへと進んで行きます。

Step6 山道に入る
獅子舞の行き方(鎌倉宮方面から)・Step6-山道に入る

さらにしばらく進むと、亀ヶ渕橋からは車がギリギリ通れるくらいの道が続いてきましたが、完全に車は通れない山道に入って行きます。
鎌倉宮を起点とした場合、ここまでで、獅子舞までの行程の約半分を進んだことになります。

Step7 二階堂川源流の沢に沿って進む
獅子舞の行き方(鎌倉宮方面から)・Step7-二階堂川源流の沢に沿って進む

山道に入ると、二階堂川は沢に変わります。何度か丸太の小さな橋や飛び石を渡って、二階堂川の源流を右に左に飛び越えながら進んで行きます。
このあたりは、鎌倉ではめずらしい、渓谷のような山道を歩くことができます。所々ぬかるんでいる場所がありますので、最低限、ハイキングに適した格好で向かうようにしてください。

Step8 二階堂川源流と別れて道が険しくなってきたらゴール!
獅子舞の行き方(鎌倉宮方面から)・Step8-二階堂川源流と別れて道が険しくなってきたらゴール!

やがて、二階堂川源流も見えなくなり、山道が急になってくれば、ゴールの獅子舞に到着です。
ここからここまでが獅子舞、という明確な範囲はありませんが、晩秋であれば、山道にイチョウの落葉が現われはじめるか、遠くにモミジの真っ赤な屏風絵が目に入るのが目印です。テンションも上がり、道は険しくなるのに、きっと、足取りは軽くなることでしょう。

天園方面から獅子舞へ下るルート

天園近くの獅子舞方面と瑞泉寺方面の分岐(撮影日:2020.11.26)
天園近くの獅子舞方面と瑞泉寺方面の分岐(撮影日:2020.11.26)

天園ハイキングコースから獅子舞に向かう場合は、まずは天園の分岐を瑞泉寺方面に向かい、ほどなく現われる、獅子舞への分岐を右折します。「獅子舞経由鎌倉宮」と「瑞泉寺経由鎌倉宮」と書かれた分岐を前者の方に向かいます(上記写真の分岐を右側に向かう)。
天園から獅子舞に向かう場合、大きな岩場を下らなければならない箇所がありますので、小さなお子さんやお年寄りがいる場合、鎌倉宮方面から上ったほうが良いと思います。

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名前の由来となった 獅子岩

獅子岩(撮影日:2020.12.08)
獅子岩(撮影日:2020.12.08)

天園獅子舞のあいだの山道沿いには、「獅子舞」や「獅子舞谷」の名前の由来となった「獅子岩」があります。獅子が横たわっているように見えることから、このように呼ばれるようになったと伝えられています。複雑な形をしていて、見る角度によって想像力をかきたてられるのがおもしろいです。

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天園ハイキングコースの見どころ

鎌倉アルプス」とも言われる天園ハイキングコースは、鎌倉市街地の背後にそびえる山々を横断するハイキングコースです。
そのため、鎌倉・二階堂方面や北鎌倉方面の寺院などを行き来するアクセス路としても利用できます。
また、東に進むと横浜自然観察の森金沢市民の森、横浜市最高峰の大丸山金沢自然公園(金沢動物園)などの横浜・金沢区方面に抜けることができます。

鎌倉・二階堂方面

尾根道沿い

北鎌倉方面

今泉台方面

横浜・金沢方面

DATA

住所 鎌倉市二階堂
アクセス
行き方

●鎌倉駅から鎌倉宮経由
JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より、京急バス「鎌倉宮(大塔宮) 」行きで終点『大塔宮』まで行き、『大塔宮』から永福寺跡を経由して獅子舞まで徒歩で約40分
または、JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より、鎌倉宮~永福寺跡を経由して獅子舞まで、徒歩で約1時間10分

●天園ハイキングコース・天園から
天園ハイキングコースの天園から獅子舞まで徒歩で約10分

駐車場 なし
電話番号 0467-23-3000(鎌倉市役所)
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