江ノ電極楽寺検車区は、江ノ電極楽寺駅の稲村ヶ崎駅寄りの場所にある、江ノ電の車両基地です。極楽寺検車区は江ノ電で唯一の車両基地のため、江ノ電の車両の整備はすべてここで行われます。車庫としては、極楽寺検車区の他に、江ノ島駅近くにある江ノ電本社の隣接地に留置線があります。
江ノ電極楽寺検車区は、イベント開催時を除いて非公開ですが、江ノ電沿いの道路から外の車庫に停車している車両が見られる場合もあります。(運行の妨げになりますし、危険ですので、線路に立ち入ることは絶対にやめてください)
江ノ電極楽寺検車区には、1980年(昭和55年)に引退した106形(100形)108号車が動態保存されています。106形108号車は、輸送力の強化によって江ノ電の他の車両が2両以上で運転されるようになってからも単行(1両編成)で運転されていたことから、兄弟車の107号車とともに、「タンコロ」という愛称で親しまれていました。
106形108号車は、毎年、江ノ電極楽寺検車区で開催される「タンコロまつり」で一般公開される他、イベントなどでは動く姿を見ることができる場合もあります。
なお、兄弟車の106形107号車は、鎌倉海浜公園由比ガ浜地区で静態保存されていて、日中は車内に入ることもできます。(原則、午前9時から午後4時まで乗車可能)
INDEX
江ノ電極楽寺検車区の工場内部
江ノ電極楽寺検車区の工場内部は、「タンコロまつり」でイベント会場の一部になります。
江ノ電極楽寺検車区の106形(100形)108号車
江ノ電極楽寺検車区の106形(100形)108号車は、普段は非公開ということもあって、鎌倉海浜公園由比ガ浜地区の屋外に保存されている107号車に比べて、保存状態が良好です。
タンコロについては、神奈川県横須賀三浦地域県政総合センターが、動画や写真付きで特集記事を公開しています。
江ノ電極楽寺検車区の引き込み線
江ノ電極楽寺検車区からは、本線と並走するかたちで稲村ヶ崎駅方面に引き込み線が延びていて、車庫に停車する車両の入れ替えなどに使用されます。