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馬堀海岸駅(京急本線)| 駅周辺マップ&半径1km以内の駅近おすすめスポット

馬堀海岸駅(撮影日:2021.11.12) 横須賀
馬堀海岸駅(撮影日:2021.11.12)

馬堀海岸まぼりかいがんは、横須賀市東部にある、京急本線の駅です。1930年(昭和5年)4月1日の開業当初は海水浴をはじめとした観光地の駅でしたが、高度成長期以降は郊外のベットタウンへと変貌を遂げることになり、三浦半島の鉄道駅のなかでも、もっとも開業当初からその役割を変えた駅の一つと言えます。
駅名の由来となった「馬堀海岸」は、埋め立てによって、今では駅から500m以上離れた場所まで遠ざかっています。しかし、開業からしばらくは、京急線(当時は湘南電鉄)でもっとも海に近い駅の一つで、現在のバス通りのすぐ先には砂浜が広がっていました。

駅前にバスターミナルはありませんが、駅近くのバス停からは、横須賀美術館観音崎方面や防衛大学校行きなどのバス路線が発着していて、馬堀海岸駅はこれらの最寄り駅となっています。
バス停の周辺は、スーパーマーケットの西友を中心とした駅前商店街のようになっています。その先には、かつて砂浜や海が広がっていたように、現在は昭和40年代から西武不動産が開発した大きな住宅地が広がっています。

三浦半島では、鉄道開通後に駅を核として新たに開発されたというまちは少なく、馬堀海岸駅周辺は特異な例です(京急長沢駅が似ていますが、馬堀海岸駅周辺は戸建て、京急長沢駅周辺は中層住宅の団地中心と、雰囲気は異なります)。しかも、駅前にある商業施設が西友(元西武系列。後に、ウォールマート傘下を経て、現在はトライアルHD傘下。京急の駅には系列の京急ストアがある場合が多い)ということもあり、京急の駅らしさは少なめです。

西武グループによって埋立・開発された住宅地一帯には、元からあった駅名より、新たに「馬堀海岸」(横須賀市馬堀海岸)という地名が付けられました。この「馬堀海岸」という呼び名は、鉄道の開通までは、一般的ではありませんでした。旧大津村(旧浦賀町字大津)の海岸だったため、それまでこのあたりの海岸は「大津海岸」や「大津海水浴場」(の一部)と呼ばれていました。
馬堀海岸駅開業の年の夏、京急(当時の湘南電鉄)はその目の前の砂浜に馬堀海水浴場を開設し、観光PRにつとめました。「馬堀海岸駅」という駅名は、駅からはやや離れた場所である、当時の陸軍重砲兵学校付近(現在の馬堀自然教育園馬堀中学校馬堀小学校周辺)の地名「馬堀」をもとに、京急が観光のため付けたものです。「馬堀海岸」や「馬堀海水浴場」という呼び名が使われるようになったのはそれからで、地名自体は京急が開発したものなのです。

馬堀海岸駅・ホーム上より富士山を望む(撮影日:2025.02.14)
馬堀海岸駅・ホーム上より富士山を望む(撮影日:2025.02.14)

馬堀海岸駅は、気象条件が良ければ、駅のホーム(京急大津駅側)から富士山を望むことができます。三浦半島の鉄道は主に東京湾側を走っていることもあり、ホームから富士山を見られる駅は、馬堀海岸駅の他はJR横須賀線東逗子駅くらいしかありません(いずれも見られるのは上部のみです。馬堀海岸駅の隣りの京急大津駅からもわずかに見えます。ホームに限定しなければ、三崎口駅前からの条件が良好です)。

実は馬堀海岸駅東逗子駅には共通点があります。それは、鉄道が東西に向いて走っている線区にあるということです。南北に長い三浦半島では、鉄道も南北に走っている場所がほとんどです。
山がちの三浦半島の鉄道駅では、駅のすぐそばまで丘陵地が迫っていることも少なくありません。そのため、鉄道が東京湾側を南北に走る線区では、富士山のある西側が丘陵地によって視界をさえぎられていることが多いです。反対に、東西に走る線区では富士山のある西側が開けている場所が多く、見られるチャンスがあるというわけです。

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