宮の前浜は、長井熊野神社の目と鼻の先にある、小さな海岸の通称です。砂浜はわずかしかありませんが、磯遊びには適しています。
宮の前浜は長井荒井漁港(荒井湾)と長井漆山漁港(漆山湾)の間に位置しています。どちらも大きな漁港ではありませんが、このように、小さめの海岸と小さめの漁港が交互に連続して現われるのが、長井らしい風景と言えます。
2024年海水浴場 | × 宮の前浜は海水浴場ではありません |
2024年海の家開設 | × |
公衆トイレ | △(徒歩3分ほどの場所に荒井観光公衆便所あり) |
駐車場 | △(近くに個人経営の有料駐車場あり) |
関東大震災によって海上に現われた100年前の長井熊野神社の参道
宮の前浜周辺の海岸線沿いには、古くから長井熊野神社の参道が通っていました。近代以降は海水の浸食によって、何度か、内陸に移設する工事がくり返されていました。
「横須賀市震災誌」によると、1923年(大正12年)の関東大震災による海岸の隆起によって、その70年前と100年前の参道が海上に姿を現わしたと言います。
特筆すべきは、関東大震災発生の1年ほど前から急激に海岸の隆起がはじまっていたという事実で、予知が難しいとされる大地震の前触れが見られた貴重な記録と言えます。(正確な測量結果ではないとみられますし、地震のメカニズムによっても前触れの種類や有無も変わってきます)
宮の前浜(長井熊野神社前浜)周辺の見どころ
熊野神社(権現さま)[長井]
長井熊野神社は、横須賀西部に位置する、長井全町の総鎮守です。かつては、明治時代の一村一社の政策によって旧長井村(現在の横須賀市長井)内の9柱の神様を合祀していましたが、戦後はもとの場所に遷御され...
住吉神社[長井]
横須賀・長井の住吉神社は、住吉三神の一柱である中筒男命を祀る古社です。近くの長井熊野神社を勧請した鈴木三郎家長が村人とともに、鎌倉時代初期の建久年間(1190年~1199年)に創建したと伝えられ...
荒崎公園
荒崎公園は、その名前のとおり、海辺に荒々とした岩場が広がっていて、磯遊びや釣りをたのしむことができます。海辺からすぐの場所には小高い丘に芝生広場があり、ピクニックに最適です。気象条件が良けれ...
長井海の手公園 ソレイユの丘
長井海の手公園 ソレイユの丘は、「365日誰もが遊び愉しみ尽くせるエンターテイメントパーク」として、2023年4月にリニューアルオープンしました。以前のソレイユの丘は、ファミリー層向けの公園というイ...
すかなごっそ(JAよこすか葉山農産物直売所)
すかなごっそは、JAよこすか葉山が運営する大型農産物直売所です。三浦半島を代表する食材であるダイコンやキャベツをはじめ、旬のとれたての野菜が並びます。その日の朝や午前中にとれた野菜がそのまますぐに店...
不断寺
不断寺ふだんじは、鎌倉幕府第4代執権・北条経時ほうじょう つねときが鎌倉・笹目に創建した寺を前身に持つ、横須賀・長井にある浄土宗の寺院です。不断寺の裏山には、北条経時の墓(供養塔)と伝わる宝篋印...
長井岡崎第2公園
長井岡崎第2公園は、三浦半島西部の小田和湾南岸に沿って600mほど続く公園です。親水護岸と遊歩道からなる公園で、芝生広場や遊具があるような公園ではありません。公園左手には、江の島と、気象条件...
長井岡崎海岸
長井岡崎海岸は、三浦半島西部を大きくえぐるように入り込んでいる小田和湾南端の岬周辺にある磯浜です。長井岡崎海岸の南側は、横須賀市で最大、三浦半島でも有数の漁獲量を誇る長井漁港に面しています。...