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長柄桜山古墳群・第2号墳 | 逗子湾を眼下に望む絶景スポットに築かれた国史跡

長柄桜山古墳群・第2号墳を後円部より望む(撮影日:2020.11.13) 逗子
長柄桜山古墳群・第2号墳を後円部より望む(撮影日:2020.11.13)
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長柄桜山古墳群の基本情報

長柄桜山古墳群ながえさくらやまこふんぐんは、逗子市と葉山町にまたがる丘陵地にある2基の前方後円墳が確認されている古墳群で、2基ともに、現存する神奈川県内の古墳としては最大級のものです。いずれも、古墳時代前期(4世紀)のものと推定されています。2002年には「長柄桜山古墳群」として国の史跡に指定されました。

長柄桜山古墳群・第2号墳逗子海岸を見下ろす丘陵地にあります。第1号墳は、およそ3年間に渡る比較的規模の大きな発掘調査がされましたが、第2号墳は小規模な調査しかされていないため、古墳内部の詳しい状況までは分かっていません。
また、第2号墳は最低限の保全整備のみしかされていないため、第1号墳に比べると前方後円墳の全容を想像するのは難しいかもしれません。

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第2号墳に見られる「葺石」と呼ばれる特徴的な装飾

長柄桜山古墳群-第2号墳・後円部より前方部方面を望む(撮影日:2024.05.10)
長柄桜山古墳群-第2号墳・後円部より前方部方面を望む(撮影日:2024.05.10)

長柄桜山古墳群・第2号墳全長88mあり、全長が91.3m第1号墳とともに、現在確認できるものとしては神奈川県内最大の古墳です。

第1号墳との違いとして、第2号墳には古墳の表面に「葺石」と呼ばれる装飾が施されていたことが分かっています。
しかし、どちらが先に築かれたかなどの詳細までは分かっていません。

長柄桜山古墳群-第2号墳・前方部より後円部方面を望む(撮影日:2024.05.10)
長柄桜山古墳群-第2号墳・前方部より後円部方面を望む(撮影日:2024.05.10)
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富士山や江の島を望む尾根の突端に築かれた第2号墳

長柄桜山古墳群・第2号墳蘆花記念公園の裏山にあたる、相模湾に近い尾根の突端にあります。逗子海岸渚橋をすぐ眼下に見下ろせるような場所です。
ちょうど、古墳前方部が海に向いていて、その先には江の島富士山があります。

現在は古墳自体にも、周囲にも、木々がうっそうと茂っているため、そこに前方後円墳があることなど言われなければ気づくことができませんが、第1号墳と同じように、第2号墳も平野部や海上からよく見えるような場所に築かれています。

長柄桜山古墳群-第2号墳・前方部より富士山を望む(撮影日:2024.05.10)
長柄桜山古墳群-第2号墳・前方部より富士山を望む(撮影日:2024.05.10)
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長柄桜山古墳群・第2号墳周辺の見どころ

長柄桜山古墳群・第1号墳とは、ハイキングコース「ふれあいロード」で結ばれています。
長柄桜山古墳群や「ふれあいロード」上にはトイレがなく、最寄りの公衆トイレは、第2号墳のふもとにあたる蘆花記念公園または六代御前の墓近くのものになります。

長柄桜山古墳群・第1号墳(葉桜住宅側)

DATA

住所 逗子市桜山8丁目、三浦郡葉山町長柄字下小路
アクセス
行き方

JR横須賀線・湘南新宿ライン「逗子駅」または京急逗子線「逗子・葉山駅(南口)」より京急バス「葉山」行きなどの海岸回り葉山方面行きで『富士見橋』にて下車して、「蘆花記念公園」経由で、徒歩約20分

※この他に、六代御前の墓の横や、桜山隧道/新桜山隧道の葉山側・逗子側それぞれの入口付近にも登り口があります。
※第1号墳と第2号墳は、尾根沿いの道で行き来できます。距離は500mほどです。

駐車場 なし
営業時間

原則年中無休/24時間入場可能

料金

入場無料

電話番号 046-872-8153(逗子市役所 教育部 社会教育課)、046-876-1111(葉山町役場 代表)
ウェブサイト https://www.city.zushi.kanagawa.jp/shiminkatsudo/bunkazai/1004577/1004578.html
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