戸津浜海岸(遠津浜海岸)は、東京湾に面した、三浦半島屈指の秘境の海岸の一つです。たどり着くまでがたいへんですが、それに見合った満足度は得られると思います。
横須賀市の野比海岸(北下浦海岸)から三浦市の金田海岸まで続く金田湾最南端の岬を雨崎と言います。その雨崎から、東京湾と外洋の境である剱崎までの間には、いくつか小さな入り江があります。このあたりの地形は、海岸のすぐ側まで台地が迫っているため、海沿いに道はなく、入り江に出るためには台地の上を走る農道から下ってくる必要があります。
戸津浜海岸(遠津浜海岸)は、例年夏に海水浴場が設置される大浦海岸(大浦海水浴場)のすぐ北側に隣接していますが、少なくとも軽装では、海岸沿いに行き来することは困難です。
2024年海水浴場 | × 戸津浜海岸(遠津浜海岸)は海水浴場ではありません |
2024年海の家開設 | × |
公衆トイレ | △ 2021年9月現在、仮設トイレあり(通年で設置かは不明) |
駐車場 | × 数台停められる駐車スペースはありますが、すれ違いができない農道を長く走る必要があるため普通車でのアクセスは困難 |
INDEX
三浦半島屈指の秘境の海岸
戸津浜海岸(遠津浜海岸)は、すれ違いができない農道を長く走る必要があり、その農道も道幅が狭いため、車でのアクセスが困難です。また、公共交通手段を利用する場合も、最寄りのバス停からは遠く、20分程度は歩く必要があります。
海岸のそばに民宿が数件建ち並び間口漁港も近い大浦海岸(大浦海水浴場)はすぐ南隣りにありますが、戸津浜海岸のほうがグッと秘境度は高いです。
戸津浜海岸は、たどり着くまでの過程もたのしめる人向けの海岸と言えるかもしれません。最寄りのバス停は「松輪」ですが、金田海岸の南にある「小浜」バス停から台地の上の農道を歩いて行くほうがオススメです。農道のところどころで、金田湾越しに三浦海岸方面や三浦丘陵の山々を高台から一望できたり、剣崎砲台跡(剱崎砲台跡)などの戦争遺跡も点在しています。
東京湾でも外洋に近い戸津浜海岸は水質もキレイなのも、秘境度を高めてくれます。
砂浜の周囲に広がる磯遊びに最適な岩場
戸津浜海岸の大浦海岸寄りや海に長く突き出た長手鼻周辺には、磯遊びに適した磯があります。長手鼻の北側にも磯は続いています。海岸沿いの山すそには洞窟もあったりして、さまざまな地形が見られます。
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