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稲村ジェーン | 伝説の音楽映画で使われた鎌倉や横須賀のロケ地をどこよりも詳しく解説!!

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冒頭のミゼットが走るシーンで登場する、江ノ電・極楽寺駅や極楽寺駅~稲村ヶ崎駅間

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稲村ケ崎公園(岩礁・洞窟)

ヒロシ(加勢大周)とマサシ(金山一彦)が岩場で座ったり、波打ち際で寝そべったりしながら話すシーンは、稲村ヶ崎です。周辺は稲村ケ崎公園として整備されています。
夕暮れ時に出てくる洞窟は、徒歩では、干潮時に潮が引いているときにしか行くことができません。潮が満ちてくるとすぐに身動きがとれなくなる恐れがあるため、カジュアルな装備で行くことはオススメしません。

このあたりの磯は、鎌倉時代末期の新田義貞による鎌倉攻めで、磯伝いに鎌倉内部へ攻め込んだとされる徒渉伝説の地として有名です。

稲村ケ崎公園(鎌倉海浜公園稲村ガ崎地区)下の岩礁と七里ヶ浜(撮影日:2020.08.25)
稲村ケ崎公園(鎌倉海浜公園稲村ガ崎地区)下の岩礁と七里ヶ浜(撮影日:2020.08.25)
稲村ジェーン・稲村ヶ崎の岬(撮影日:2021.05.28)
稲村ヶ崎の岬(撮影日:2021.05.28)
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米軍住宅・長井ハイツ跡周辺(現在のソレイユの丘)

ヒロシ(加勢大周)とマサシ(金山一彦)が鴨川へ行く途中に、ミゼットで畑の中の一本道を走るシーンは、三浦市との境に近い、横須賀市の長井です。鴨川からの帰り道にも登場します。丘の上の給水塔が印象に残る場面だと思います。
かつて、このすぐ近くには長井ハイツ(現存せず)と呼ばれた米軍住宅がありました。給水塔はこの長井ハイツのためのものです。

その後、長井ハイツは日本に返還されて、跡地には2005年(平成17年)に農業体験などができる総合公園・ソレイユの丘がオープンしました。
このときに給水塔も撤去されて、給水塔があった場所のすぐ横に、ソレイユの丘の意匠にあわせた南仏のサイロ風の建物が建てられました。

この給水塔の丘がある畑の中の一本道をミゼットで走り抜けるカットは、劇中でサザンオールスターズの「希望の轍」がかかる場面(イントロのいちばん最初の部分から)でも使われています。

また、長井ハイツと思われる街並みも、ミゼットが走るシーンを中心に何度か登場しています。長井ハイツは、庭が広めにとられた戸建て住宅と横文字の看板が建ち並ぶ、横須賀にあったアメリカの住宅地とも言える場所でしたので、サーフィンもしかり、米軍の影響でアメリカの文化が身近にあった三浦半島地域の雰囲気を表わすのにはうってつけの場所だったのでしょう。

稲村ジェーン・給水塔の丘(撮影日:2020.03.20)
稲村ジェーン・給水塔の丘(撮影日:2020.03.20)
稲村ジェーン・給水塔の丘(撮影日:2021.06.15)
「希望の轍」のイントロが流れる場面で使われる給水塔の丘へと続く道(撮影日:2021.06.15)
長井海の手公園ソレイユの丘・みはらしの丘(撮影日:2020.04.11)
長井海の手公園ソレイユの丘・みはらしの丘(撮影日:2020.04.11)

中国人古美術商の金さん(伊東四朗)の屋敷として一瞬外観が映る、鎌倉三大洋館の一つ 古我邸

ここにあげるロケーションは映画本編の他に以下の資料を参考にしていますが、内容を100%保証するものではありません。一部推測も含まれることをご了承ください。

・「ドキュメント・オブ・稲村ジェーン(2021 Ed.)」…映画のドキュメント映像集
・「平成NG日記」…桑田佳祐監督自身による撮影日記
・「桑田佳祐のやさしい夜遊び」 …桑田佳祐がDJを務めるTOKYO FMのラジオ番組

また、映画の内容のネタバレも含まれますので、未見の方はご注意ください。

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