金田漁港は、三浦半島南東の東京湾側の、久里浜の南側の岬・千駄ヶ崎からおよそ10km弓なりに続く金田湾の南端にある漁港です。
金田漁港の漁港としての規模は、三浦半島を代表する三崎漁港や長井漁港と比べると小規模ですが、佐島漁港やこの近隣の間口漁港に次ぐ漁獲高をほこります。
毎週日曜日あさ5:50から開催されている「金田湾の朝市」は1987年(昭和62年)からはじまったもので、三浦半島を代表する伝統ある朝市です。金田漁港で水揚げされた魚介類はもちろんのこと、三浦の野菜やお花なども販売されています。
INDEX
地元グルメを味わえる漁港のレストラン
金田漁港にある金田漁港海業センターの2階ではレストランKANEDA(定休日:月~水曜日)が営業していて、金田漁港で水揚げされた魚介類を中心に、地元の食材を使用したグルメを味わうことができます。
金田漁港は、三浦半島南部の東海岸沿いを走る県道215号に面していますので、穴場のドライブの立ち寄りスポットでもあります。
朝が苦手な方は朝市以外でも地元の海の幸を食べられますが、午後の遅い時間には閉店または売り切れになってしまう恐れがありますので、お昼までに行くことをおすすめします。
ソメイヨシノの古き良きお花見を楽しめる金田漁港の桜並木
三浦エリアで桜の名所といえば、近年は三浦海岸の河津桜が有名ですが、かつては金田漁港の桜並木が代表的なお花見スポットでした。現在では、交通アクセスや桜並木の規模、「映え」などの面で三浦海岸の河津桜の陰に隠れてしまっていますが、金田漁港ではソメイヨシノの古き良きお花見をたのしめます。
金田漁港周辺の見どころ
三浦義村の墓
三浦義村みうらよしむらは、鎌倉幕府創設に重要な役割を果たした三浦義澄みうらよしずみの次男で、三浦一族の最盛期を築いた策士です。1180年(治承4年)に源頼朝が挙兵した際に、衣笠城にたてこもり、自身の...
金田海岸
金田海岸は、三浦海岸・菊名海岸の南に位置する、県道215号沿いに広がる海岸です。三浦半島南東の東京湾側の、久里浜の南側の岬・千駄ヶ崎から三浦半島の南端で東京湾に突き出でた岬・雨崎までの海域を金田湾と...
福寿寺
福寿寺ふくじゅじは、鎌倉時代の武将・三浦義村みうら よしむらが開いた寺院です。三浦義村は、三浦義明の孫、三浦義澄の次男にあたります。福寿寺には、寺宝として、三浦義村が愛用した鞍、鐙、脇差等が伝わ...
走湯神社
走湯神社そうとうじんじゃは、平安時代後期の1087年(寛治元年)に、伊豆国の走湯神社を三浦・金田に勧請して祀ったのがはじまりと伝えられています。明治維新までは「走湯権現社」と呼ばれていたと言いま...