咸臨丸フェスティバルは、浦賀を出航して日本の軍艦として初めて太平洋横断に成功した咸臨丸の偉業を称えるため、毎年、浦賀ドック周辺で開催されているイベントです。2023年で第25回を数えます。
例年、咸臨丸フェスティバルでは、普段は一般公開がされていない浦賀ドックの見学ツアーが開催される他、地元ゆかりの人たちによる舞台アトラクションや飲食ブースの出店などが行われます。
咸臨丸は、ペリーの浦賀来航などの出来事で海軍創設の必要性を痛感した江戸幕府が、オランダ政府に発注した西洋式軍艦です。1857年(安政4年)に完成して、日本へ送られました。
1860年(万延元年)、日米修好通商条約の批准書を交換するため、遣米使節団の随伴艦として、アメリカ軍艦ポーハタン号とともに太平洋を横断しました。
このときの咸臨丸には、その後の日本の近代化に大きく貢献することになる勝海舟や福沢諭吉、通訳としてジョン万次郎らが乗船していました。また、遣米使節団の正史一行を乗せたポーハタン号には小栗忠順(小栗上野介)らが乗船していました。
※以下の画像は、過去に開催された「咸臨丸フェスティバル」のものです。今回の開催内容とは異なる場合もありますので、イメージとしてご覧ください。



キャンペーンブース



浦賀レンガドック見学会

咸臨丸フェスティバル式典
例年、オランダとアメリカの来賓を招いて開催される咸臨丸フェスティバル式典は、横須賀市の四大国際式典の一つです。



開催場所
咸臨丸フェスティバル会場の詳細
アクセス
浦賀駅から徒歩の場合
京急本線「浦賀駅」より徒歩約10分
浦賀駅からバス利用の場合
京急本線「浦賀駅」より京急バス「京急久里浜駅」行きまたは「JR久里浜駅」行きバスに乗車して『ドック前』下車、徒歩約2分
久里浜駅からバス利用の場合
京急久里浜線「京急久里浜駅」より京急バス「浦賀駅」行きバスに乗車して『ドック前』下車、徒歩約2分
(JR久里浜駅から浦賀駅行きのバスもありますが、本数が少ないため、京急久里浜駅からの利用をおすすめします)