旧華頂宮邸は、1929年(昭和4年)に華頂博信侯爵の別邸として建てられた、ハーフティンバー様式の洋館と幾何学的なフランス式庭園が特徴の洋風住宅です。
普段は曜日限定で庭園のみ公開されていますが、春と秋に建物の内部も一般公開されます。
(予約不要、入館制限される場合あり)
旧華頂宮邸は、ドラマや映画のロケ地、アニメやマンガに登場する建物のモデルになることも多く、聖地巡礼に訪れる人も少なくありません。その内部まで見られる機会は多くないため、貴重なイベントです。
旧華頂宮邸では、2024年度下半期に、銅葺き屋根の一部修繕を予定していることから、2024年秋の施設(建物内部)公開は行われません。その代わりに、以下の日程で、夏に一般公開が行われます。
2024年7月20日(土曜日)・21日(日曜日) 10:00~16:00(最終入場 15:45)
※予約は不要です。入場規制等が行われる可能性もあります。

INDEX
旧華頂宮邸建物内部




旧華頂宮邸建物内部の主な見どころ
複雑で美しい幾何学模様の床材

華頂博信侯爵がこの洋館に住んだのは数年のみで、その後、所有者は何度か変わっていきました。その度に手が加えられていますので、旧華頂宮邸の調度品や壁紙などは建築当初のものからほとんど変わっているとみられています。
そのようななかで変わらないものの一つが、床材です。各部屋や廊下などで異なる意匠が見られ、寄木細工のような複雑な幾何学模様が美しいです。また、旧華頂宮邸の床材はかなり厚みのある木材が使用されていて、防音や遮音の効果もあったようです。

建物全体に行き渡るスチーム暖房システム

旧華頂宮邸には、当時まだ日本ではめずらしかった、ほとんどの部屋や廊下などにスチーム暖房システムが備わっています。旧華頂宮邸の地下にはボイラー室があり、そこで加熱した蒸気が建物全体に送られるシステムです。


開催場所
旧華頂宮邸のより詳しい内容は、以下のページをご覧ください。
アクセス
JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より、京急バス「鎌倉霊園正面前太刀洗」行き、「金沢八景駅」行き、「ハイランド」行きで『浄明寺』下車徒歩約5分
または、JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より徒歩約30分
旧華頂宮邸周辺の見どころ




