荒井浜海岸は、相模湾を望む油壺エリアの西端で美しく弧を描く海岸です。2001年には環境省によって「日本の水浴場88選」に選ばれた、水質などの環境にも優れたビーチです。
例年夏には海水浴場が開設されて、何件か海の家が建ち並びます。
荒井浜海岸の背後の山は、戦国時代の武将・三浦道寸(義同)とその子・義意の居城だった新井城があった場所で、例年5月の最終日曜日には、荒井浜で「道寸祭り」が行われます。
2021年海水浴場 | 8月31日(火曜日)まで 緊急事態宣言発出により、8月8日(日曜日)から休場 |
2021年海の家開設 | |
公衆トイレ | 〇 |
駐車場 | 〇 三浦市油壺駐車場 |

荒井浜の周辺
胴網海岸 横堀海岸 京急油壺温泉キャンプパーク 小網代の森 新井城址(新井城跡)
INDEX
荒井浜海岸は油壺エリアでもっとも広い海岸

荒井浜海岸は弓なりに砂浜が100mほど続いていて、その両端が岩礁になっていて磯遊びをたのしむことができます。リアス海岸の地形に小さな浜辺が多い油壺周辺では、もっとも広い海岸です。
相模湾に面する油壺がある小さな半島の突端に位置していて、水質もとてもキレイです。
荒井浜海岸の南側(海に向かって左側)から見える細長いスマートな白い灯台は、諸磯埼灯台です。

荒井浜海岸は油壺の夕日の名所

荒井浜海岸は、油壺の岬では唯一、夕日が落ちる西に開けた海岸のため、夕日がキレイに見られる夕日の名所でもあります。夕日が落ちる方角は季節によって移動しますが、相模湾の向こう側の、富士山や箱根の方角に落ちていきます。
とくにシーズンオフは訪れる人も少なく、プライベートビーチで夕日をひとり占めしているような、贅沢な時間を味わうことができます。
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笠懸が催される道寸祭り

荒井浜海岸の背後の山には、戦国時代の武将・三浦道寸(義同)・義意父子の居城・新井城がありましたが、北条早雲(伊勢宗瑞)との戦いでは3年間籠城して抵抗した後、1516年(永正13年)に一族は滅びてしまいます。
荒井浜海岸では、例年5月の最終日曜日には、この地で滅んだ三浦一族(相模三浦氏)を偲んで、「道寸祭り」が開催されます。祭のハイライトは三浦一党に扮した武者たちが、砂浜を駆け抜ける馬上から的を射る「笠懸」です。
砂浜を疾走する馬から矢が放たれる様子を間近で見るのは、馬が駆け抜けるときの振動や舞い上がる砂埃、的を射たときの衝撃音などで、テレビのニュースなどで見るのとは臨場感が全然違います。
同じような儀式に「流鏑馬」がありますが、「笠懸」のほうが的の配置や大きさに変化を与え、より実戦的なものになっています。「流鏑馬」は、神事として行わることが多いように、「笠懸」に比べて格式が高い儀式として扱われています。
油壺周辺の3つの隠れ家的ビーチ
荒井浜海岸の他にも、油壺周辺には胴網海岸、横堀海岸という2つの小さな海岸があります。
油壺のある三浦半島南端は、リアス海岸が複雑に入り組んだ台地の谷に、小さな入り江をたくさんつくりだしています。これらの入り江では、囲まれ感のあるプライヴェートビーチのような雰囲気で過ごすことができます。


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