くりはま花の国では、春にはポピー、秋にはコスモスが咲きほこり、それぞれの開花時期の最終日には、無料の花摘み大会が開かれます。
ゴジラの滑り台がある冒険ランドや、アドベンチャーツリーやミツバチターザンなどの巨大遊具や足湯も楽しめるハーブ園など、園内にはさまざまな施設が点在しています。
広大な敷地内には汽車型のバス・フラワートレイン(有料。車いす同乗設備、犬専用ケージあり)が走っていて、起伏がある園内でも楽に移動することができます。
また、園内には、アーチェリー場、エアライフル場、温水プールがあるくりはま花の国プールなどのスポーツ施設もあります。(スポーツ施設の多くは有料。営業日・営業時間の設定あり)
くりはま花の国は、入園料はもちろんのこと、一部の施設を除いて、ポピー・コスモス園も、ゴジラのすべり台も、ほとんど無料・年中無休でたのしめます。
くりはま花の国のコスモスは、「かながわの花の名所100選」に選ばれています。
INDEX
数種類の品種の開花リレーをたのしめる 春のポピー
くりはま花の国では、例年、4月初旬から5月下旬にかけてポピーが見ごろを迎えます。「ポピー・ネモフィラまつり」として、さまざまなイベントが開催されます。
ポピーは、アイスランドポピー・カリフォルニアポピー・シャーレーポピーなど、数種類の品種が植えられていて、訪れる時期によって違った表情をたのしむことができます。
駅メロとしても親しまれている 秋のコスモス
くりはま花の国では、9月中旬から10月下旬にかけては「コスモスまつり」が開催され、こちらも「ポピー・ネモフィラまつり」と同様に、さまざまなイベントが開催されます。
台風直撃による被害を受けることも少なくありませんが、100万本のコスモスが咲き揃うと、まさに絶景が広がります。
この100万本のコスモスをはじめとした久里浜の「花の街」というイメージは、ペリー上陸の地である久里浜の新しいイメージとなりました。
最寄り駅の京急久里浜駅の列車接近メロディには、横須賀市出身の山口百恵さんが唄った「秋桜」が採用されています。
ゴジラのすべり台がある 冒険ランド
ポピー・コスモス園の奥を登っていくと、全長10mのゴジラが姿を表わします。冒険ランドの遊具の一つになっていて、中はすべり台になっています。東宝が協力しているため、かなりリアルにできています。
ゴジラの映画1作目の上陸地点は、くりはま花の国と同じ横須賀市内のたたら浜と言われていて、もともとゴジラのすべり台もたたら浜にありました。
たたら浜のゴジラのすべり台は老朽化のため壊されましたが、有志による復活プロジェクトで、1999年にくりはま花の国で復活しました。
今では、くりはま花の国は、通称「ゴジラの公園」や「ゴジラがいる公園」として、子どもたちには花の名所という以上に「ゴジラ」で有名です。
くりはま花の国の冒険ランドには、他にも、子どもたちがたのしめるアスレチックや、全長3mのボルダリング施設(有料)などもあります。
様々な種類を楽しめる くりはま花の国の桜
第一駐車場側入口から神明公園横の通りはソメイヨシノの桜並木になっています(厳密にはくりはま花の国の敷地外です)。くりはま花の国の山では、オオシマザクラがたくさん自生しています。
他にも、冒険ランドや樹木園、園路、第二駐車場など、くりはま花の国の園内いたるところで、さまざまな種類の桜を見ることができます。
第一駐車場側入口~神明公園横×ソメイヨシノ
展望台×ソメイヨシノ
冒険ランド×荘川桜(二世)
つばき園×オオシマザクラ
ハーブ園×オオシマザクラ
第二駐車場×陽光桜
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四季折々の花々を1年中たのしめる公園
ポピー・コスモス園以外にも、くりはま花の国ではさまざまな花々が育てられていて、1年中、旬の花をたのしむことができます。
育てられている花の種類や場所は、年によって異なることがあります。
アイスチューリップ
真冬の1月ごろから春にかけてたのしめるのは、アイスチューリップです。鮮やかな色が目を引きます。
菜の花
1月から3月ごろまで、ハーブ園周辺の園路などでは菜の花をたのしむことができます。
ネモフィラ
ポピーの季節と並行して、ネモフィラが開花します。ポピーやコスモスほど大規模ではありませんが、例年、園内の複数箇所でたのしめます。もっとも大きなお花畑は、ハーブ園近くの天空の花畑です。
あじさい
くりはま花の国の広い園内を張りめぐらされている園路沿いの大部分には、あじさいが植えられています。梅雨入りごろから夏まで、長い長い園路沿いが青や紫に染まる、隠れたあじさいの名所です。
また、くりはま花の国では、コスモスの季節にもあじさいをたのしむことができます。
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ヒマワリ
夏になると、春にネモフィラで青く染まっていた天空の花畑は、ヒマワリ畑へと変わります。
天空の花畑は、久里浜のまちや海を見渡せる丘にあって、青空とヒマワリがとてもよく似合います。
首都圏最大級のハーブ園
見た目に鮮やかな花々だけでなく、くりはま花の国のハーブ園では香りをたのしむことができます。足湯も併設されていて、癒しの空間になっています。
起伏を利用したロングすべり台など、遊具も充実しています。
また、ハーブ園内にある温室「Green house」では、三浦半島では屋外の育成が難しい草花も育てられています。
ハーブ園へは、久里浜港に近いほうの第二駐車場側の入口から行くのが近いです。
愛の鐘がある 県木の広場
くりはま花の国の県木の広場では、日本全国47都道府県を代表する樹木が植栽されています。
お花畑などに比べて派手さはありませんが、落ちついた雰囲気の庭園になっています。
県木の広場の中央には「愛の鐘」があります。
カップルで二人同時に鐘を鳴らせば、すてきな願いが叶うかもしれません。
東京湾を一望できるビュースポット
かつては久里浜緑地と呼ばれていたくりはま花の国は、山がまるごと公園になっているような、起伏に富んだ公園です。
そのため、園内には眺望をたのしむためのビュースポットがたくさん設置されています。
レストラン「ロスマリネス」付近からは、眼下の久里浜港から発着する、南房総に向かうカーフェリー(東京湾フェリー)や伊豆大島に向かう高速ジェット船(東海汽船)、東京湾を挟んだ対岸の房総半島・鋸山などを望むことができます。
天気が良いことなどの条件が整えば、冒険ランドから富士山を見ることもできます。
三浦半島の東京湾側から富士山を見られるスポットはめずらしいため、ぜひ、さがしてみてください。
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