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カスヤの森現代美術館 | あじさいが美しい三浦半島における現代美術鑑賞の先駆け的存在

カスヤの森現代美術館(撮影日:2026.06.04) 横須賀
カスヤの森現代美術館(撮影日:2026.06.04)

カスヤの森現代美術館は、現代美術作家の若江漢字わかえ かんじ氏と美術館の館長を務める若江栄戽わかえ はるこ氏ご夫妻が、二人の出身地である横須賀で運営する、私設の現代美術館です。
近隣には、それぞれ2003年と2007年に開館した神奈川県立近代美術館 葉山館横須賀美術館といった公立の美術館がありますが、カスヤの森現代美術館はこれらよりも10年ほど早い1994年に開館しました。三浦半島で現代美術を気軽に鑑賞できる場所としては、先駆け的な存在と言えます。

カスヤの森現代美術館では、年間4~5回開催される企画展のほか、ドイツを代表する現代美術作家の一人・ヨーゼフ・ボイスのコレクションをはじめ、ナム・ジュン・パイク李禹煥リー ウファン宮脇愛子松澤宥まつざわ ゆたか、そして、もちろん創設者である若江漢字などのコレクションを常設展示しています。

カスヤの森現代美術館は、昔から残る植生を活かした緑豊かな森の中にあります。周囲は宅地化が進んでいますが、美術館の周囲だけ見事に自然が残されています。
※このページ下部の地図で、右上のレイヤーボタンから各年代ごとの空中写真を切り替えていただくと、周囲の変遷が分かります。(ただし、戦後すぐの1945年~1950年の空中写真はこの地域の史料がないのと、最新の空中写真以外は最大倍率で見ることはできません)
この緑豊かな「カスヤの森」には、美術館エントランスホール裏から小径がめぐらされていて、散策できるようになっています。青々とした竹林のほか、初夏には色とりどりのあじさいをたのしむことができます。

カスヤの森現代美術館・館長おすすめの裏庭のあじさいを借景としたラウンジの窓際席(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・館長おすすめの裏庭のあじさいを借景としたラウンジの窓際席(撮影日:2026.06.04)
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作家それぞれの個性が分かりやすい常設展示

カスヤの森現代美術館・別棟の展示室の案内(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・別棟の展示室の案内(撮影日:2026.06.04)

カスヤの森現代美術館展示室は、本館第1展示室第2展示室と、別棟にそれぞれ個別の出入口が設けられた、Room1~3の3つの部屋からなります。細かく部屋が分かれていることで、それぞれの作家の個性が分かりやすい展示になっています。

ヨーゼフ・ボイス コレクション

カスヤの森現代美術館・第1展示室のヨーゼフ・ボイスコレクションより抜粋(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・第1展示室のヨーゼフ・ボイスコレクションより抜粋(撮影日:2026.06.04)

主に企画展などで利用される第1展示室の中二階には、ヨーゼフ・ボイスのコレクションが展示されています。そのなかには、館長がこの美術館を開館するきっかけとして挙げる「黒板消し/Noiseless Blackboard Eraser」も含まれています。

Room1 松澤宥展示室

Room1松澤宥の展示室になっていて、文字を使った作品などを展示しています。

カスヤの森現代美術館・Room1-松澤宥展示室(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・Room1-松澤宥展示室(撮影日:2026.06.04)

Room2 若江漢字展示室

Room2若江漢字の展示室です。写真を使用した作品や立体作品を展示しています。

カスヤの森現代美術館・Room2-若江漢字展示室(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・Room2-若江漢字展示室(撮影日:2026.06.04)

Room3 ナム・ジュン・パイク/李禹煥展示室

Room3は、入ってすぐに室内で2つの部屋に分かれていて、ナム・ジュン・パイク李禹煥(リー・ウーファン)の展示室になっています。

カスヤの森現代美術館・ナム・ジュン・パイク《パイクのグランド・ピアノ’86》(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・ナム・ジュン・パイク《パイクのグランド・ピアノ’86》(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・李禹煥(リー・ウーファン)《対話》(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・李禹煥(リー・ウーファン)《対話》(撮影日:2026.06.04)
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裏庭の竹林と緑豊かな自然を活かした屋外展示

カスヤの森現代美術館・エントランスホールから裏庭(カスヤの森)や別棟展示室への出入口(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・エントランスホールから裏庭(カスヤの森)や別棟展示室への出入口(撮影日:2026.06.04)

カスヤの森現代美術館裏庭へはエントランスホールから出られるようになっています。別棟Room1~3へも同じ扉から向かいます。

竹林を中心とした裏庭にも、常設の屋外展示があります。企画展によっては連動した展示がなされる場合もあります。

カスヤの森現代美術館・宮脇愛子《うつろひ》(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・宮脇愛子《うつろひ》(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・若江漢字《ヨーゼフ・ボイスの足型》(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・若江漢字《ヨーゼフ・ボイスの足型》(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・竹林の中の釈迦涅槃像(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・竹林の中の釈迦涅槃像(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・竹林の中の羅漢像[アップ](撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・竹林の中の羅漢像[アップ](撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・竹林の中の六地蔵の彫刻(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・竹林の中の六地蔵の彫刻(撮影日:2026.06.04)

裏庭の最奥には、稲荷宮が祀られています。昭和56年に粕谷氏によって献納された記録が刻まれているため、カスヤの森現代美術館の開館よりずっと前から祀られていた祠であることが分かります。

カスヤの森現代美術館・稲荷宮を参道より望む(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・稲荷宮を参道より望む(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・稲荷宮近くのサークル状のオブジェ(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・稲荷宮近くのサークル状のオブジェ(撮影日:2026.06.04)
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屋外展示とのコラボもたのしいカスヤの森現代美術館のあじさい

カスヤの森現代美術館・裏庭の竹林とあじさい(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・裏庭の竹林とあじさい(撮影日:2026.06.04)

カスヤの森現代美術館裏庭は、あじさいの名所でもあります。八重咲きのガクアジサイなどめずらしい品種も多く見られ、初夏にはあじさい鑑賞を目的に訪れるのもおすすめです(入館料は必要です)。
屋外展示とのコラボをたのしめるのも、カスヤの森現代美術館のあじさいの魅力です。

カスヤの森現代美術館・裏庭のピンク系の八重咲きガクアジサイ(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・裏庭のピンク系の八重咲きガクアジサイ(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・裏庭のあじさいと美術館本館側面から見つめる目玉(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・裏庭のあじさいと美術館本館側面から見つめる目玉(撮影日:2026.06.04)
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美しい裏庭を借景にしたラウンジ

カスヤの森現代美術館・ラウンジ(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・ラウンジ(撮影日:2026.06.04)

エントランスホールのすぐお隣りには、美しい裏庭を借景にコーヒーなどをたのしめるラウンジがあります。ラウンジの室内にも、ところ狭しとコレクションが展示されています。
ラウンジの一角には、グッズ販売コーナーもあります。

カスヤの森現代美術館・ラウンジのグッズ販売コーナー(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・ラウンジのグッズ販売コーナー(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・エントランスホール裏側のテラス席(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・本館裏側のテラス席(撮影日:2026.06.04)
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建築や景観の評価も高い森のなかの美術館

カスヤの森現代美術館・エントランス方面を駐車場より望む(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・エントランス方面を駐車場より望む(撮影日:2026.06.04)

カスヤの森現代美術館は、建築としても魅力的で、公益社団法人 日本建築家協会が「25年以上の長きにわたり、建築の存在価値を発揮し、美しく維持され、地域社会に貢献してきた建築」を登録・顕彰している建築賞「JIA 25年建築選(2024年度)」に選ばれています。

また、2009年度には、洋風の建物と緑豊かな自然環境の融合が見事な個人美術館としての活動が評価され、「第3回国際海の手文化都市よこすか景観賞」を景観デザイン部門で受賞しています。

カスヤの森現代美術館・裏庭より美術館本館方面を望む(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・裏庭より美術館本館方面を望む(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・「JIA25年建築選(2024年度)」受賞プレート(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・「JIA25年建築選(2024年度)」受賞プレート(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・「第3回国際海の手文化都市よこすか景観賞」のオブジェ(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・「第3回国際海の手文化都市よこすか景観賞」のオブジェ(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・エントランスのドアノブ(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・エントランスのドアノブ(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・エントランス前(撮影日:2026.06.04)
カスヤの森現代美術館・エントランス前(撮影日:2026.06.04)
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カスヤの森現代美術館周辺の見どころ

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【2026 No.9】特集 | 横須賀&三浦あじさいの名所

DATA

住所 横須賀市平作7-12-13
アクセス
行き方

●JR衣笠駅方面から
JR横須賀線「衣笠駅」より京急バス「汐入駅」行き、「(池上経由)横須賀駅」行き、「安浦二丁目」行き、「逗子駅」行き、「しょうぶ園循環」行きなどで、『金谷』下車、徒歩約10分
または、JR横須賀線「衣笠駅」より徒歩約20分

●京急線汐入駅方面から
京急線「汐入駅」より京急バス「(池上経由) 衣笠駅」行きにて、『金谷』下車、徒歩約10分

駐車場 あり
営業時間

10:00~17:30 (入館は17:00まで)

休業日 毎週月・火・水曜日、展示替え期間
料金

入館料
一般 1000円 ※2026年5月30日改定
学生 600円(小学生 400円)

電話番号 046-852-3030
ウェブサイト https://www.museum-haus-kasuya.com/
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※地図は、右上のレイヤーボタンから、「オープンストリートマップ」「地理院地図」「Google マップ」「空中写真」に切り替えられます。「空中写真」は場所や縮尺によって表示できない年代もあります。大まかな場所を知りたい場合は「Google マップ」、目的地付近の詳細な道路地図を調べたい場合は「オープンストリートマップ」または「地理院地図」を選択すると分かりやすいです。左上の縮尺ボタンとあわせてご活用ください。
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