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神奈川県立近代美術館葉山館 | 屋外展示も豊富な一色海岸を望む絶景美術館

神奈川県立近代美術館-葉山館・中庭(撮影日:2024.05.17) 葉山
神奈川県立近代美術館-葉山館・中庭(撮影日:2024.05.17)

神奈川県立近代美術館 葉山館は、2003年10月に、当時3館目の神奈川県立美術館として開館しました。
日本で最初の公立近代美術館である神奈川県立近代美術館 鎌倉館の2016年の一般公開終了にともない、現在は、神奈川県立近代美術館のメインの美術館となっています。年間4~6回の展覧会を開催しています。

レストラン、ミュージアムショップ、地下1階の美術図書室などの一部施設は、観覧料なしで利用することができます。

神奈川県立近代美術館 葉山館は、相模湾を望む一色海岸沿いに位置していて、美術館の外も最高のロケーションです。周囲の自然や建築と調和した屋外展示も多く、展覧会だけで帰ってしまうのはもったいないです。

神奈川県立近代美術館-葉山館・中庭より大峰山方面を望む(撮影日:2024.05.17)
神奈川県立近代美術館-葉山館・中庭より大峰山方面を望む(撮影日:2024.05.17)
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周囲の自然や建築と調和した屋外展示

神奈川県立近代美術館 葉山館には、中庭や庭園、駐車場などの屋外にも、たくさんの作品が展示されています。2016年には、旧鎌倉館から移設された作品も追加されました。

中庭の屋外展示 ※一部

神奈川県立近代美術館-葉山館・中庭のイサム・ノグチ作「こけし」(撮影日:2024.05.17)
神奈川県立近代美術館-葉山館・中庭のイサム・ノグチ作「こけし」(撮影日:2024.05.17)
神奈川県立近代美術館-葉山館・中庭の柳原義達作「裸婦 座る」(撮影日:2024.05.17)
神奈川県立近代美術館-葉山館・中庭の柳原義達作「裸婦 座る」(撮影日:2024.05.17)

庭園の屋外展示 ※一部

神奈川県立近代美術館-葉山館・庭園の山口牧生作「棒状の石あるいはCosmic Nucleus」(撮影日:2024.05.17)
神奈川県立近代美術館-葉山館・庭園の山口牧生作「棒状の石あるいはCosmic Nucleus」(撮影日:2024.05.17)
神奈川県立近代美術館-葉山館・庭園の西雅秋作「イノセンス-火」(撮影日:2024.05.17)
神奈川県立近代美術館-葉山館・庭園の西雅秋作「イノセンス-火」(撮影日:2024.05.17)
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一色海岸を望む散策路

神奈川県立近代美術館-葉山館・一色海岸を望む庭園の東屋(撮影日:2024.05.17)
神奈川県立近代美術館-葉山館・一色海岸を望む庭園の東屋(撮影日:2024.05.17)

神奈川県立近代美術館 葉山館の建物の周囲には、ぐるりと一周まわれるように、散策路が整備されています。屋外展示は、この散策路沿いの庭園で多く見られます。
また、海沿いには東屋もあり、のんびり一色海岸を眺めることもできます。

神奈川県立近代美術館-葉山館・レストラン「オランジュ・ブルー」横から庭園を望む(撮影日:2024.05.17)
神奈川県立近代美術館-葉山館・レストラン「オランジュ・ブルー」横から庭園を望む(撮影日:2024.05.17)
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相模湾を望む絶景レストラン「オランジュ・ブルー」

神奈川県立近代美術館-葉山館・レストラン「オランジュ・ブルー」(撮影日:2024.05.17)
神奈川県立近代美術館-葉山館・レストラン「オランジュ・ブルー」(撮影日:2024.05.17)

相模湾を一望できるオーシャンビューのレストラン「オランジュ・ブルー」では、地元の魚介や野菜などを使った料理を食べることができます。
レストラン「オランジュ・ブルー」は入館料なしで利用することができます。

陽が沈む時間の早い冬は夕日も望むことができる、穴場の絶景スポットでもあります。

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神奈川県立近代美術館の歴史

神奈川県立近代美術館-葉山館・駐車場側より望む(撮影日:2024.05.17)
神奈川県立近代美術館-葉山館・駐車場側より望む(撮影日:2024.05.17)

1951年(昭和26年)11月、神奈川県立美術館は、日本で最初の公立近代美術館として鎌倉の鶴岡八幡宮の境内に開館しました。敗戦間もない困難な時代に、文化の復興をめざすため、誕生しました。
1984年(昭和59年)には、北鎌倉方面に歩いて5分ほどの場所に鎌倉別館が開館しました。このとき、元からある鶴岡八幡宮境内の美術館は本館という扱いになります。

その後、しばらく、鎌倉の本館と別館の2館体制が続きましたが、2003年(平成15年)、葉山町に葉山館が開館して、神奈川県立近代美術館は3館体制になりました。本館は再び名称を変えて、鎌倉館と呼ばれるようになります。

2016年(平成28年)3月、鶴岡八幡宮との土地貸借契約の満了にともない鎌倉館は閉館し、現在の葉山館鎌倉別館の2館体制になりました。

鎌倉館の建物は、モダニズム建築の巨匠であるル・コルビュジエに学んだ坂倉準三の設計によるものです。DOCOMOMO(近代建築の記録と保存を目的とする国際学術組織)によって「日本の近代建築20選」に選出されるなど、美術館自体が美術品と言えるような名建築です。
現在この建物は、耐震補強工事などを経て、鎌倉文華館鶴岡ミュージアムとして再出発しています。

旧神奈川県立近代美術館鎌倉館(撮影日:2011.01.11)
旧神奈川県立近代美術館鎌倉館(撮影日:2011.01.11)
神奈川県立近代美術館鎌倉別館(撮影日:2021.02.25)
神奈川県立近代美術館鎌倉別館(撮影日:2021.02.25)
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神奈川県立近代美術館葉山館周辺の見どころ

北側の森戸海岸方面

南側の一色海岸方面

葉山しおさい公園
葉山しおさい公園は、葉山町によって葉山御用邸付属邸跡地に開設された公園です。すぐ北側には神奈川県立近代美術館 葉山館が、南側には、一色公園を挟んで、葉山御用邸があります。葉山しおさい公園の一...
葉山しおさい博物館
葉山しおさい博物館は葉山しおさい公園内にある博物館です。館内では、目の前に広がる葉山周辺の海や相模湾に生息する生物や海藻類などが展示されています。葉山御用邸のとなりに位置しており、葉山御用邸...
一色海岸(一色海水浴場)&小磯の鼻
一色海岸は、葉山御用邸と葉山しおさい公園(葉山御用邸付属邸跡地に開園した公園)の目の前にあり、皇室にもゆかりの深い海岸です。「世界の厳選ビーチ100」(CNN)や「日本の水浴場88選」(環境省)に選...
県立葉山公園
葉山公園は、一色海岸の南の、大浜海岸沿いにある公園です。クロマツの松林のなかに、芝生広場や遊具施設があります。しかしなんといってもオススメは、目の前に広がる相模湾の景色でしょう。晴れた日には、富士山...
長者ヶ崎・大浜海岸(長者ヶ崎・大浜海水浴場)
長者ヶ崎ちょうじゃがさきは横須賀市と葉山町の境にある、相模湾の岬です。富士山や江の島を望む風光明媚な場所として知られ、「かながわの景勝50選」に選ばれています。岬の付け根部分は長者ヶ崎駐車場になって...

DATA

住所 三浦郡葉山町一色2208-1
アクセス
行き方

JR横須賀線・湘南新宿ライン「逗子駅」または京急逗子線「逗子・葉山駅」より京急バス「海岸回り葉山(一色)」行きにて『三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前』下車すぐ

駐車場 あり(有料)
営業時間

9:30~17:00(入場は16:30まで)

休業日 月曜日(祝日および振替休日は除く)、展示替期間(レストランと駐車場は月曜を除き営業)、年末年始
料金

有料(料金は展覧会によって異なる)
※レストラン、ミュージアムショップ、地下1階の美術図書室などの一部施設は、観覧料なしで利用可能

電話番号 046-875-2800
ウェブサイト http://www.moma.pref.kanagawa.jp/
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