大津地区高潮対策護岸は、海辺つり公園から大津漁港までの東京湾沿いに整備された、全長500mほどの護岸です。全面に渡って遊歩道として利用できる通路と、ベンチとして利用できるコンクリートブロックが敷かれています。
大津漁港側(ドン・キホーテ横須賀店の裏)で、大津地区1号護岸遊歩道(大津港新堤防)に接続しています。
大津地区高潮対策護岸では釣りが禁止されていますが、海に突き出た堤防内にある大津地区1号護岸遊歩道では釣りができます(投げ釣りや撒き餌は禁止されています)。
大津地区高潮対策護岸は、かつては三春町岸壁などと呼ばれていた場所を改修してできた護岸です。その名前のとおり、台風などの荒天時は、越波によってたびたび浸水被害が発生していました。このような被害を防ぐ目的で、護岸のかさ上げなどの対策工事が順次進められ、2023年5月からは一般の立ち入りができるようになりました。
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東京湾の眺望やウォーキングの穴場スポット
大津地区高潮対策護岸は、東京湾の眺望スポットや軽いウォーキングをたのしむ場所としてオススメです。2023年から一般開放が開始されたこともあり、穴場スポットです。
ただし、通路の床材はコンクリート打ちっぱなしのため、長時間のウォーキングやランニングにはあまり向いていません。
(大津地区高潮対策護岸では、バイク、自転車等の車両の乗り入れ、スケートボード、キックボードの利用、BBQ、花火等の火気類危険物持ち込みは禁止されています)
三浦半島最大級の花火大会であるよこすか開国花火大会の絶好の観覧スポットでもありますが、有料観覧エリアとなるなど、一般開放されない可能性もあります(2023年は有料観覧エリアとなります)。
10,000メートルプロムナード沿いの遊歩道
大津地区高潮対策護岸は、横須賀市が10,000メートルプロムナード(愛称:うみかぜの路)として整備している、JR横須賀駅から平成町、馬堀海岸を通って、観音崎まで続く約10kmの遊歩道沿いにあります。2023年9月現在、大津地区高潮対策護岸が10,000メートルプロムナードの一部であるという正式なアナウンスはありませんが、並行して走るこの区間の国道16号(よこすか海岸通り)は歩きやすい道とは言えませんので、天候さえ良ければ、海沿いの大津地区高潮対策護岸を歩いた方が気持ち良いです。
大津漁港側で遊歩道は一旦途切れますが、大津漁港の反対側からは、走水水源地公園まで馬堀海岸の遊歩道が続いています。
最寄りの公衆トイレは、海辺つり公園内、または、ドン・キホーテ横須賀店の国道16号(よこすか海岸通り)側にあります。