砲台山見晴台は、三浦富士と武山を縦走するハイキングコースの途中にある眺望スポットです(正式名称は不詳)。場所は、三浦富士と武山のちょうど中間あたりの、砲台山の南側斜面にあります。三浦富士と武山を結ぶハイキングコースと砲台山山頂に続く道の分岐点より、少し三浦富士寄りです。
砲台山山頂は眺望が開けてなく、またベンチなどもありません。しかし、砲台山見晴台からは三浦半島南部を一望することができ、ベンチもありますので、休憩するならこちらのほうがおすすめです。
三浦半島南部を一望できるハイキングコース屈指の眺望スポット
砲台山見晴台からは、三浦半島南部には砲台山より高い山がなく視界を遮るものが一切ないため、三浦半島南部のかたちがクッキリと浮かび上がるのを見ることができます。三浦半島南部の眺望は、三浦富士の山頂や武山山頂の展望台(アゼリアハウス)よりも優れています。
東側に続く金田湾の海岸線から、三浦市最高峰の岩堂山、さらにその奥には伊豆大島まで見渡すことができます。低い台地が続いていて、農業が盛んな三浦半島南部の地形が、手に取るようによく分かります。
バリエーション豊かな 三浦富士~砲台山~武山ハイキングコース
三浦富士~砲台山~武山は三浦丘陵の南の代表的な山々で、通称「三浦三山」などと呼ばれています。いずれも標高200m前後の低山ながら、山頂に浅間神社奥宮が鎮座する富士信仰の山、旧日本海軍の防空砲台(高角砲台)跡の戦争遺跡が残る山、山頂の武山不動院とつつじが名所となっている山と、それぞれまったく違った個性を持つバリエーション豊かなハイキングコースです。
また、東京湾側(房総半島方面)と相模湾側(富士山方面)の両方の景色をたのしめるのも特徴です。