西浦賀みなと緑地・陸軍桟橋は、浦賀港の西岸沿いに整備された、親水護岸沿いのボードウォークやプロムナードなどからなる公園です。
浦賀の渡しの西渡船場を境に、西叶神社前の北側のエリア(浦賀駅・浦賀ドック寄り)と浦賀病院前の南側のエリア(燈明堂・千代ヶ崎寄り)に分かれています。このうち、北側エリアのプロムナードは、2021年ごろから順次開放された、浦賀の新しい散策スポットです。
例年8月には、西浦賀みなと緑地をメイン会場として、「浦賀みなと祭」が開催されます。お祭りのフィナーレを飾る花火大会では、約500発の花火が打ち上がります。
INDEX
浦賀の新しい散策スポット

西浦賀みなと緑地・北側エリアのプロムナードは、階段状の親水護岸が特徴です。浦賀ドック近くから浦賀の渡しの西渡船場まで、海沿いを気持ちよく歩ける遊歩道になっています。ところどころにベンチもあるため、浦賀の東西のまちを行き来する渡し船を眺めるのも良いでしょう。
開放感バツグンの陸軍桟橋

西浦賀みなと緑地・南側エリアにある陸軍桟橋は、この場所が、第二次世界大戦後に、戦地から引き揚げてくる人々が上陸する桟橋だったことから、このような名前が付けられています。
浦賀港に突き出た桟橋は、開放感があって、潮風を浴びて港町の雰囲気を感じるのには最適な場所です。

浦賀港引揚記念の碑

1945年(昭和20年)に第二次世界大戦が終戦を迎えると、引揚指定港となった浦賀港では、太平洋の島々や中国大陸などから56万人もの引揚者を受け入れました。なかには、引揚船内でコレラが発生したため、海上隔離のうえ、上陸を目前にして船内で亡くなるケースも少なくなかったと言います。
このような戦争の悲劇を後世に伝え、犠牲となられた方々の鎮魂と恒久の平和を祈念するため、2006年に横須賀市の市制施行100周年のプレ事業の一環として「浦賀港引揚記念の碑」が建立されました。

西浦賀みなと緑地・陸軍桟橋周辺の見どころ




