海に囲まれた三浦半島は、ドライブするのにうってつけです。この記事では、三浦半島をドライブデートする場合のモデルコースを二通り紹介します。それぞれ、1日でまわるために、立ち寄るスポットは絞っています。車内でのふたりの時間を大切にしつつ、できるだけクルマで走って楽しいルートを選んでいます。
2つのモデルコースとも、三浦半島を右回り(時計回り)でめぐっているのは、常に海に近い方の車線を走れるのと、ドライブの後半に夕日が沈む相模湾側を走れるためです。夕日スポットの詳細ページでは、毎日変わるマジックアワーや夕日が沈む時間の目安をご覧いただけます。
これらのモデルコースをそのまま使っていただいても良いですし、二つを組み合わせるなり、アレンジするなり、ご自由にお使いください。
- スタート横浜横須賀道路 馬堀海岸IC
- 立ち寄り叶神社(東叶神社&西叶神社)
- 休憩宮川公園
- ランチ立石公園周辺
- 立ち寄り葉山マリーナ&葉山港
- ゴール七里ヶ浜海岸駐車場
- スタート横浜横須賀道路 馬堀海岸IC
- 立ち寄り横須賀美術館
- ランチ三崎港・うらりマルシェ周辺
- 休憩立石公園周辺
- 立ち寄りHAYAMA STATION
- ゴールリビエラ逗子マリーナ&小坪飯島公園
モデルコースBは、午前中に横須賀美術館へ立ち寄って、ランチを三崎港周辺でとり、午後はHAYAMA STATIONでおみやげなどの買い物をして、最後はリビエラ逗子マリーナ周辺で夕日を眺めるといったプランです。
横須賀美術館
横須賀美術館は、背後には緑豊かな県立観音崎公園が、目の前には東京湾が広がる、絶景も楽しめる美術館です。
アートと自然をいっしょに楽しめるデートスポットということから、2007年に恋人の聖地選定委員会により「恋人の聖地」に選定されました。とくに絶景が望める屋上のペントハウス内には「恋人の聖地」の銘板が設置されていて、バレンタインの時期などには連動したイベントが開催されることもあります。
海を眺められるイタリアンレストラン「アクアマーレ」も人気です。
午前中の立ち寄りスポット~ランチスポットまでの見どころ
※プランAのドライブルートの説明と重複します。
たたら浜~観音崎大橋
横須賀美術館からランチスポットの三崎港までは、最短ルートをとらずに、観音崎をまわって行きます。観音崎周辺は、景色が良い場所が多く、クルマで走るだけでも楽しめます。
とくに、たたら浜から観音崎大橋にかけては、キレイな海岸線が続きますので、きっと、テンションも上がることでしょう。
観音崎大橋は、三浦半島でもめずらしい、海の上すれすれを横断することができるビュースポットです。
野比海岸(北下浦海岸通り)
観音崎を過ぎた後も、できるだけ海沿いのルートを通ります。
久里浜の火力発電所がある千駄ヶ崎からYRP野比駅の近くまで続く野比海岸沿いの北下浦海岸通りは、約2.5kmに渡って海沿いを走ることができる、三浦半島屈指のドライブルートです。途中に信号が一切ない直線道路のため、スピードの出し過ぎには注意してください。
三浦海岸・菊名海岸~金田海岸
「野比」の交差点で国道134号に合流すると、交通量が一気に増えます。また、信号も多いですので、野比海岸(北下浦海岸通り)ほどクルマの流れは良くありません。また、断続的に道路沿いに駐車場や漁港がありますので、海への景色がそこまで開けているわけではありません。
それでも、ここから30分以上は海沿いの道を走ることになります。
はじめのうちは、沿道にコンビニや大手ファーストフードチェーン店などが多く見れらますが、「三浦海岸」の交差点を過ぎると、ローカル感が増していきます。
宮川公園(毘沙門バイパス)
金田海岸を過ぎると、台地を上り下りする区間に入っていきます。海沿いの道も三浦半島らしい景色を楽しめますが、適度なワインディングロードもまた、三浦半島らしいドライブルートだと言えます。
三浦半島の南端はリアス海岸が続いているため、台地を越えつつ、小さな入り江が現われる、といった景色が何度かくり返されます。
ここまで走ってきたルート上には、少し休憩をしたいという場合にクルマを停められる公園のような場所がほとんどありません。そんななか、毘沙門バイパス(県道215号)の途中にある宮川公園は、無料駐車場が併設されていて、貴重な存在です。
ランチスポットの三崎港はもうすぐですが、宮川公園で休憩を入れるのも良いでしょう。
三崎まぐろで有名なランチスポット「三崎港・うらりマルシェ」周辺
三崎港と言えば、三崎まぐろです。「三崎まぐろ」という種類のマグロがいるわけではなく、三崎港で水揚げされたマグロのことを「三崎まぐろ」と呼んでいます。
三崎港周辺には、この三崎まぐろを食べさせてくれるお店が点在していますので、ランチには困ることがないでしょう。産直センターのうらりマルシェでは、割安の魚介類や通常のスーパーや魚屋さんでは見られない魚やまぐろの部位などを購入可能です。
三崎の古くからの街はうらりマルシェ周辺ではなく、海南神社や北条湾方面です。旧市街にも飲食店が多くありますので、こちらを散策してみるのもオススメです。
ロケーション抜群の休憩スポット「立石公園」周辺
※プランAのドライブルートの説明と重複します。
宮川公園と同じように、三浦半島では貴重な主要道路沿いの無料駐車場なのが立石駐車場です。立石駐車場は、立石公園に隣接しています。
立石公園のすぐそばの海上にそそり立つ「立石」は、歌川広重(安藤広重)の浮世絵『相州三浦秋屋の里』にも描かれているように、古くから景勝地として知られていました。もちろん今でもたくさんの画家や写真家に愛され、多くの観光客が訪れます。
立石公園の近くには、ビーカー入りプリンで有名な「マーロウ」やレストラン「Don」などの、オーシャンビューの人気レストランなどがありますので、カフェとして利用するのもオススメです。
道の駅のように使える「HAYAMA STATION(葉山ステーション)」
HAYAMA STATION(葉山ステーション)は、葉山ローカルの人気ショップを集めた観光拠点です。葉山に道の駅はありませんが、エリア最大級の駐車場を備えているため、少し小さめの道の駅といった感じの施設です。
店内は「日影茶屋」や「ブレドール」といった葉山の定番人気ショップの他、HAYAMA STATIONの目と鼻の先にベーカリー工場などのセントラルキッチン(葉山プロセスセンター)があるスーパーマーケット「スズキヤ」などが入っていて、お土産はもちろんのこと、お弁当やお惣菜なども充実しています。
逗子の定番夕日スポット「リビエラ逗子マリーナ」&「小坪飯島公園」
三浦半島には夕日スポットが数多くありますが、その中でも人気スポットの一つがリビエラ逗子マリーナ周辺です。ヤシの木がたっぷりと植えられていて、日本離れしたリゾート感を味わえる場所です。
夕日を眺めるのであれば、リビエラ逗子マリーナの隣りにある小坪飯島公園がオススメです。目に前に材木座海岸~由比ヶ浜海岸が広がる、海に面した公園は、それほど混雑することもなく、デートには最高のロケーションです。