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立石公園 | 無料駐車場がうれしい富士山の人気撮影スポット

立石公園とパール富士(撮影日:2021.02.28) 横須賀
立石公園とパール富士(撮影日:2021.02.28)
三浦半島日和おすすめ記事

立石公園たていしこうえんは、横須賀の秋谷にある相模湾に面した公園です。「立石」とは波打ち際に立つ巨岩のことで、高さ約12m、周囲約30mあります。この「立石」は、「秋谷の立石」として「かながわの景勝50選」の一つに選ばれていて、人気の景勝地です。

歌川広重安藤広重)の浮世絵『相州三浦秋屋の里』にも描かれている立石は、古くから景勝地として知られていました。もちろん今でもたくさんの画家や写真家に愛され、多くの観光客が訪れます。

立石公園は、葉山から少し南に下った場所にあるため、ガイドブックなどでは葉山エリアの観光スポットとして紹介されることもあります。
立石公園の近くには、ビーカー入りプリンで有名な「マーロウ」やレストラン「Don」などの、オーシャンビューの人気店があるため、それらを目当てに立ち寄る人も多いです。

いちばんのオススメは冬場で、条件がそろえば、相模湾越しの富士山と、小さな岬梵天の鼻ぼんてんのはな」に立つ松の木、そして立石と、目の前に浮世絵の世界がひろがります。

立石公園(撮影日:2018.09.09)
晩夏の立石公園(撮影日:2018.09.09)
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人気の富士山撮影スポット

立石公園から望む冬のパール富士(撮影日:2021.02.28)
立石公園から望む冬のパール富士(撮影日:2021.02.28)

浮世絵の世界に描かれた立石は、現代では富士山の撮影スポットとしても人気です。
相模湾越しの富士山はどの季節のどの時間に訪れても違った表情を見せてくれます。とくに、立石がある秋谷周辺でも1年に1回見られるチャンスがあるかどうかという、気象も含めて条件がシビアな、ダイヤモンド富士パール富士を見ることができる日は、非常にたくさんのカメラマンが集まります。

ダイヤモンド富士とは、富士山に登る太陽や沈む太陽がちょうど山頂に当たり、光り輝く現象です。
一方、パール富士は、富士山に登る満月や沈む満月が山頂で輝く現象です。月齢(「満月」のように見えるのはひと月に3日程度)や月と太陽の位置関係による明るさなどの条件があり、パール富士のほうがダイヤモンド富士よりレアな現象と言えます。
富士山の東側に位置している三浦半島から見ることができるのは、富士山に太陽または月が沈むダイヤモンド富士またはパール富士になります。
太陽や月が沈む位置は毎日変わるため、ちょうど富士山の山頂に沈むことが見られる場所を探すことが前提条件として必要です。

立石公園から望む薄っすらと朝焼けした秋の富士山(撮影日:2020.10.31)
立石公園から望む薄っすらと朝焼けした秋の富士山(撮影日:2020.10.31)
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立石公園は夕日の名所

立石公園の夕日(撮影日:2022.05.06)
立石公園の夕日(撮影日:2022.05.06)

ダイヤモンド富士パール富士のような日でなくても、立石公園夕暮れは特別なものです。
立石の巨岩と立石公園の前に突き出た小さな岬「梵天の鼻」の松の木、そして富士山も顔を出してくれれば、相模湾沿いで最高の夕日のロケーションと言っても過言ではないでしょう。
刻一刻と変化していく立石公園夕暮れを眺めていると、マジックアワーという言葉の意味が良く分かります。

立石公園のマジックアワー(撮影日:2022.05.06)
立石公園のマジックアワー(撮影日:2022.05.06)

以下のリンク先から、他の夕日のビュースポットもご覧ください。

横須賀の夕日スポット4選
葉山の夕日スポット8選
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土日も夏休みも無料のため人気の県営立石駐車場

立石公園・県営立石駐車場(撮影日:2021.07.20)
立石公園・県営立石駐車場(撮影日:2021.07.20)

立石公園としての駐車場はありませんが、公園に隣接した場所に、繁忙期や休日でも無料で停められる県営立石駐車場があり、こちらを利用することができます。立石公園は海と国道134号のあいだの非常に狭い場所にありますが、県営立石駐車場もまた同じような限られたスペースに立地しています。

県営立石駐車場は、立石公園の利用者だけが利用する分には十分な駐車台数が確保されているように見えますが、実際には、周辺のレストランや秋谷海岸を利用する人たちも利用します。
人気の景勝地というロケーションのため、季節を問わず、休日ともなれば駐車場は満車となったり混雑していることが多いです。少し離れていますが、北側の隣の岬である長者ヶ崎の駐車場(繁忙期や土休日などは有料。夜間は閉鎖)のほうが、まだ余裕のあることが多いです。

なお、県営立石駐車場はシーズンオフは24時間利用できますが、7月と8月の夜間は閉鎖されて利用できなくなりますので、注意が必要です。(7月と8月は6:00~20:00の間、利用可)
県営立石駐車場には公衆トイレも設置されています。

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磯遊びも楽しめる梵天の鼻周辺の海岸

立石公園・梵天の鼻の北側の海岸(撮影日:2019.08.03)
立石公園・梵天の鼻の北側の海岸(撮影日:2019.08.03)

立石公園の前に突き出た小さな岬「梵天の鼻」の周辺には、北側と南側それぞれに小さな砂浜があります。
県営立石駐車場を挟んだ南側には広い砂浜を持つ秋谷海岸が広がっていますが、梵天の鼻周辺のとくに北側の海岸のほうはプライヴェートビーチ感があって穴場と言えます。

また、梵天の鼻の岬周辺は岩礁になっているため、磯遊びをたのしむことができます。

2023年海水浴場×
立石海岸・秋谷海岸は海水浴場ではありません
2023年海の家開設×
公衆トイレ
県営立石駐車場にあり
駐車場
県営立石駐車場:7/1~8/31は6:00~20:00まで駐車可能
立石公園・梵天の鼻の南側の海岸(撮影日:2021.07.20)
立石公園・梵天の鼻の南側の海岸(撮影日:2021.07.20)
立石公園前の岬「梵天の鼻」(撮影日:2021.07.20)
立石公園前の岬「梵天の鼻」(撮影日:2021.07.20)
立石公園・東屋などがある広場(撮影日:2021.07.20)
立石公園・東屋などがある広場(撮影日:2021.07.20)

以下のリンク先から他の【ビーチ】もご覧ください!!

【2023 No.9】特集 | 三浦半島ビーチカタログ
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泉鏡花「草迷宮」の碑

立石公園・泉鏡花「草迷宮」の碑(撮影日:2021.02.28)
立石公園・泉鏡花「草迷宮」の碑(撮影日:2021.02.28)

立石公園がある秋谷は、明治時代から昭和初期にかけて活躍した小説家・泉鏡花の「草迷宮」(1908年)の舞台になった場所です。これを記念して、「草迷宮」の碑が建てられています。
この記念碑の冒頭にある「大崩壊おおくずれ」とは、立石公園からもほど近い長者ヶ崎周辺のことです。

立石公園のすぐ側には、「草迷宮」の物語後半に登場する黒門の別邸のモデルとされる、若命家長屋門(旧秋谷村の名主・若命家の屋敷)があります。

泉鏡花が逗留していた逗子にある大崎公園にも、泉鏡花の俳句が刻まれた、めずらしい、ウサギの形をした文学碑が建っています。また、同じく逗子の岩殿寺にも、泉鏡花の句碑があります。

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立石公園周辺の見どころ

秋谷海岸
秋谷海岸あきやかいがんは、相模湾を望む景勝地である立石公園に隣接した海岸です。年間を通して無料の県営立石駐車場に隣接していて車でのアクセスが良いため、海水浴場は開設されない海岸としては人気の高いビー...
浄楽寺
浄楽寺じょうらくじは、三浦一族の和田義盛わだ よしもりが夫婦で願主となって製作された5体の運慶作の仏像を安置する寺院です。浄楽寺がある横須賀・芦名あしなは、幕府があった鎌倉と、和田義盛の本拠地で...
大楠山
大楠山おおぐすやまは、三浦半島最高峰(かつ、横須賀市最高峰)の山で、標高は241.3mです。衣笠、塚山・阿部倉(以上、東京湾側)、大楠芦名口、前田橋(以上、相模湾側)、湘南国際村、からの、5つのハイ...
久留和海岸
久留和海岸くるわかいがんは、国道134号から徒歩1分の場所にありながら、とても静かな、相模湾を望む美しい入り江を持つビーチです。長者ヶ崎と立石公園・秋谷海岸のちょうど中間に位置していて、これらの人気...
大崩海岸
明治後期から昭和初期にかけて活躍した小説家・泉鏡花の中編小説「草迷宮」は、以下の一節ではじまります。三浦の大崩壊おおくずれを、魔所だと云う。葉山一帯の海岸を屏風びょうぶで劃くぎった、桜山の裾...
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立石公園以外の海沿いの駐車場

三浦半島は海に囲まれていますが、立石駐車場のように、海岸線ギリギリにクルマを停められるようなロケーションで、それなりの台数が停められる駐車場というのは限られています。ここでは、立石駐車場と同じように夕日を楽しめる相模湾沿いの駐車場を紹介します。

DATA

住所 横須賀市秋谷3-5
アクセス
行き方

JR横須賀線・湘南新宿ライン「逗子駅」または京急逗子線「逗子・葉山駅」より、京急バス「長井」行き、「横須賀市民病院」行き、「佐島マリーナ入口」行きなどの秋谷方面行きにて『立石』下車

駐車場 あり(無料)※県営立石駐車場
営業時間

24時間入園可能
※県営立石駐車場:7/1~8/31は6:00~20:00まで駐車可能

休業日 なし
料金

入園無料

電話番号 立石公園:046-822-8333、県営立石駐車場(神奈川県横須賀土木事務所):046-853-8800
ウェブサイト https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/4130/sisetu/fc00000486.html
※このページに掲載している内容は、予告なく変更となっている場合があることをご了承ください。

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