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立石公園 | 富士山を望む三浦半島や横須賀を代表する夕日の絶景スポット

立石公園とパール富士(撮影日:2021.02.28) 横須賀
立石公園とパール富士(撮影日:2021.02.28)
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立石公園たていしこうえんは、横須賀の秋谷にある相模湾に面した公園です。「立石」とは波打ち際に立つ巨岩のことで、高さ約12m、周囲約30mあります。この「立石」は、「秋谷の立石」として「かながわの景勝50選」の一つに選ばれていて、人気の景勝地です。

立石公園は、葉山から少し南に下った場所にあるため、ガイドブックなどでは葉山エリアの観光スポットとして、あるいは、不動産や飲食店などのキャッチコピーでは「南葉山」として紹介されることもありますが、葉山ではなくここは横須賀です。

立石公園を訪れるいちばんのオススメの季節は、空気が澄んでいる冬場です。条件がそろえば、相模湾越しの富士山と、小さな岬梵天の鼻ぼんてんのはな」に立つ松の木、そして立石の巨岩と、目の前に歌川広重安藤広重)の浮世絵「相州三浦秋屋の里」に描かれ浮世絵の世界がひろがります。
とくに、三浦半島や横須賀を代表する夕日の絶景スポットとして人気があります。

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富士山の人気撮影スポット

立石公園から望む冬のパール富士(撮影日:2021.02.28)
立石公園から望む冬のパール富士(撮影日:2021.02.28)

立石公園は、富士山を望む絶景スポットとして人気です。
相模湾越しの富士山はどの季節のどの時間に訪れても違った表情を見せてくれます。とくに、立石がある秋谷周辺で1年に1回チャンスがあるかどうかの、ダイヤモンド富士パール富士を見ることができる日は、非常にたくさんのカメラマンが集まります。

ダイヤモンド富士とは、富士山に登る太陽や沈む太陽がちょうど山頂に当たり、光り輝く現象です。三浦半島では春と晩夏ごろに2回チャンスがあります。立石公園周辺では春が4月13日~14日、晩夏が8月28日~29日ですが、厳密には見る場所やうるう年かどうかによって異なります。もちろん、実際には気象条件にも左右されます。
一方、パール富士は、富士山に登る満月や沈む満月が山頂で輝く現象です。月齢(「満月」のように見えるのはひと月に3日程度)や月と太陽の位置関係による明るさなどの条件があり、パール富士のほうがダイヤモンド富士よりレアな現象と言えます。
富士山の東側に位置している三浦半島から見ることができるのは、富士山に太陽または月が沈むダイヤモンド富士またはパール富士になります。
太陽や月が沈む位置は毎日変わるため、ちょうど富士山の山頂に沈むことが見られる場所を探すことが前提条件として必要です。

立石公園から望む薄っすらと朝焼けした秋の富士山(撮影日:2020.10.31)
立石公園から望む薄っすらと朝焼けした秋の富士山(撮影日:2020.10.31)
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立石公園は三浦半島を代表する夕日の名所

秋谷の立石の夕日(撮影日:2022.05.06)
秋谷の立石の夕日(撮影日:2022.05.06)

ダイヤモンド富士パール富士のような日ではなくても、立石公園夕暮れは特別なものです。
立石の巨岩と立石公園の前に突き出た小さな岬「梵天の鼻」の松の木、そして富士山も顔を出してくれれば、相模湾沿いで最高の夕日のロケーションと言っても過言ではないでしょう。
刻一刻と変化していく立石公園夕暮れを眺めていると、マジックアワーという言葉の意味が良く分かります。

立石公園のマジックアワー(撮影日:2022.05.06)
立石公園のマジックアワー(撮影日:2022.05.06)
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自然の景色が売りの小さな海浜公園

立石公園・東屋などがある広場(撮影日:2021.07.20)
立石公園・東屋などがある広場(撮影日:2021.07.20)

立石公園自体は、それほど大きな公園と言うわけではありません。国道134号と海の間の狭いに土地に整備された、小さな海浜公園です。
子どものための遊具があるような公園とも違いますが、公園の下の海岸では磯遊びもたのしめます、自然の遊び場ならあります。

また、立石公園としての駐車場はありませんが、隣接する県営立石駐車場を利用できます。人気の景勝地にありながら、立石駐車場1年を通して無料で利用できるということもあり、ドライブの立ち寄りスポットとしても人気があります。

立石公園前の岬「梵天の鼻」(撮影日:2021.07.20)
立石公園前の岬「梵天の鼻」(撮影日:2021.07.20)
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秋谷が物語の舞台となった泉鏡花の小説「草迷宮」文学碑

立石公園・泉鏡花「草迷宮」の碑(撮影日:2021.02.28)
立石公園・泉鏡花「草迷宮」の碑(撮影日:2021.02.28)

立石公園がある秋谷は、明治時代から昭和初期にかけて活躍した小説家・泉鏡花の「草迷宮」(1908年)の舞台になった場所です。これを記念して、公園内には「草迷宮」の文学碑が建てられています。
この記念碑の冒頭にある「大崩壊おおくずれ」とは、立石公園からもほど近い長者ヶ崎大崩海岸周辺のことです。

立石公園のすぐ側には、「草迷宮」の物語後半に登場する黒門の別邸のモデルとされる、若命家長屋門(旧秋谷村の名主・若命家の屋敷)があります。

泉鏡花が逗留していた逗子にある大崎公園にも、泉鏡花の俳句が刻まれた、めずらしい、ウサギの形をした文学碑が建っています。また、同じく逗子の岩殿寺にも、泉鏡花の句碑があります。

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立石公園周辺の見どころ

秋谷の立石・立石海岸
「秋谷の立石あきやのたていし」は、相模湾に面した、富士山を望む絶景スポットです。江戸時代後期に活躍した浮世絵師、初代・歌川広重(安藤広重)による「相州三浦秋屋の里」に描かれたことで有名です。...
秋谷海岸
秋谷海岸あきやかいがんは、相模湾を望む景勝地である立石公園に隣接した海岸です。年間を通して無料の県営立石駐車場に隣接していて車でのアクセスが良いため、海水浴場は開設されない海岸としては人気の高いビー...
浄楽寺
浄楽寺じょうらくじは、三浦一族の和田義盛わだ よしもりが夫婦で願主となって製作された5体の運慶作の仏像を安置する寺院です。浄楽寺がある横須賀・芦名あしなは、幕府があった鎌倉と、和田義盛の本拠地で...
大楠山
大楠山おおぐすやまは、三浦半島最高峰(かつ、横須賀市最高峰)の山で、標高は241.3mです。衣笠、塚山・阿部倉(以上、東京湾側)、大楠芦名口、前田橋(以上、相模湾側)、湘南国際村、からの、5つのハイ...
久留和海岸
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明治後期から昭和初期にかけて活躍した小説家・泉鏡花の中編小説「草迷宮」は、以下の一節ではじまります。三浦の大崩壊おおくずれを、魔所だと云う。葉山一帯の海岸を屏風びょうぶで劃くぎった、桜山の裾...

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DATA

住所 横須賀市秋谷3-5
アクセス
行き方

JR横須賀線・湘南新宿ライン「逗子駅」または京急逗子線「逗子・葉山駅」より、京急バス「長井」行き、「横須賀市民病院」行き、「佐島マリーナ入口」行きなどの秋谷方面行きにて『立石』下車

駐車場 あり(無料)※県営立石駐車場
営業時間

24時間入園可能
※県営立石駐車場:7/1~8/31は6:00~20:00まで駐車可能

休業日 なし
料金

入園無料

電話番号 立石公園:046-822-8333、県営立石駐車場(神奈川県横須賀土木事務所):046-853-8800
ウェブサイト https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/4130/sisetu/fc00000486.html
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