県立はやま三ヶ岡山緑地は、標高148mの三ヶ岡山(大峰山)の緑豊かな自然を生かした緑地公園です。葉山と言えば海に注目が集まりがちですが、山にも魅力がたくさんあります。
季節の花々をたのしめたり、いくつもあるビュースポットからは海への眺望も抜群です。
園内はハイキングコースが整備されていて、3方向からアクセスできます。海のすぐ近くの西側より登る「真名瀬コース」、あじさい公園が入口となる「あじさいコース」、国道134号の葉山大道と葉山御用邸の中間地点の東側より登る「つつじコース」の3か所に入口があります。
このうち、「真名瀬コース」と「あじさいコース」は急な階段が長く続きます。「つつじコース」はもっともなだらかですが、山頂広場まではいちばん時間がかかります。
どのコースから登っても、緑地内の移動はゆるやかな尾根道を歩くことになるため、登り切ってしまえばあとは快適です。
県立はやま三ヶ岡山緑地は、海岸から内陸部まで、葉山を東西に横断するようにハイキングコースが整備されているため、葉山の他の名所とあわせて散策するとよりたのしめるでしょう。
INDEX
各ハイキングコースの三叉路である 山頂広場
3つの入口から続くハイキングコースは、はやま三ヶ岡山緑地のちょうど真ん中にあたる、山頂広場で合流します。山頂広場が三ヶ岡(大峰山)の頂上付近になります。
「あじさいコース」では、入口からずっと登りの階段や坂が続いて、登り切った場所になります。その他の2つのコースでは、登り切ったあとにしばらく尾根道を歩くとたどり着きます。
山頂広場では、森戸海岸方面の眺望をたのしむことができます。森戸大明神(森戸神社)の境内も上空から見ることができ、海に突き出した杜にあることがよく分かります。
富士山や丹沢方面の眺望が良い 展望デッキ
山頂広場から海側(西側)に5分程度歩くと、展望デッキがあります。天気が良い日には、富士山や丹沢山地を眺めることができます。
はやま三ヶ岡山緑地は、国土交通省が選定した「関東の富⼠⾒百景」に選ばれています。
休憩所がたくさん用意されている 尾根道
海側から、西峰(真名瀬山)、三ヶ岡(大峰山)、東峰(一色浅間山)という3つの峰を縦走できる園内の尾根道は、高低差があまりなく、快適に歩くことができます。木々に覆われているため、夏でも直射日光を避けて散策することができます(夏は、虫への対策をしたほうが良いです)。
5分~10分程度歩くとベンチなどがある広場が整備されているため、休憩場所には困りません。
園内を通して、トイレはありませんのでご注意ください。
最寄りのトイレは、「真名瀬コース」入口に近い芝崎バス停併設の真名瀬公衆トイレ、「あじさいコース」入口にあるあじさい公園の公衆トイレ(簡易トイレ)、「つつじコース」の入口に近い場所では、少し離れますが、葉山御用邸前にある公衆トイレか花の木公園にあります。